じゃい

あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第69回】自分の臆病な性格を変えたい。

ギャンブルが苦手です。というよりも、大きな勝負をすることが苦手といえばいいのでしょうか。パチンコや競馬、競輪など人並みに経験していますが、どうしても大きな勝負に出ることができません。

たとえば、パチンコだったら、1箱出た時点でやめてしまいます。パチンコ好きの友人たちは、1箱出たら、さらにもう1箱を狙います。せっかく得た利益を失うかもしれないのに、ギャンブラーのあくなき姿勢はすごいなと思います。

では、友人たちがさらなる出玉を狙って一日中パチンコを打ち続けている間、私はどうしているかと言えば、一箱を交換して、そのまま家ですることもなくぼーっとしています。競馬もそうで、外れることが怖くて、多くの点数にかけてしまいます。12R中7レース当たったのに、マイナスということもありました。こんな性格を変える方法はあるのでしょうか。なにかいいアドバイスがあったらよろしくお願い致します。(50代・男性・会社員)

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今週は新潟記念と小倉2歳ステークスでした。新潟記念はまさかの本命サリエルが飛んでしまって、やはり1番人気を本命にして飛ばすのは予想する身としては非常に辛い。まぁ、出遅れても勝てると思ってたけど、やっぱり出遅れ、内枠が響いたのかなぁ。

ただ、3番手として推奨していた10番人気のインプレスが3着に来たのは良かったです。俺は外しましたが、「じゃいさんが推してたからインプレスを買って当たりました」という方もいらっしゃったので、それはそれで喜ばしいことです。

そして、なんと、小倉2歳Sに関しては4頭推奨して1着から4着が◎◯▲△で決まるというまさにパーフェクト予想で、皆さんのお役に立てたかと思います。

じゃい

さて、質問に行きましょう。「自分の臆病な性格を変えたい」とのことですが、臆病ってすごく大事なことだと思うんです。

例えば車の運転でも、ちょっと運転に自信がある人より、臆病な人の方が事故は少ないですよね。ギャンブルも同じです。臆病な人って、破産したり、破滅したりすることはないんじゃないかな? そういう意味では臆病というのは、ギャンブルに向かい合う一つの大事な姿勢だと思うのです。

しかし、「臆病な人が一流のギャンブラーになれるか?」といったら、まず無理だと思います。麻雀やポーカーでも大負けはしないとは思いますが、勝つこともできないでしょう。

質問にあった「1箱出たら、もう1箱狙う友人」ですが、これは別にギャンブルが強い人とは違います。単にギャンブル好き。そして、夢見がちだったり、向こう見ずという印象を受けます。

手持ちの利益を注ぎ込んで、さらなる利益を狙うには、根拠が必要だと思うのです。

今週のギャンブル格言【何があっても大したことじゃない。その後どう生きるかだ!】今週のギャンブル格言【何があっても大したことじゃない。その後どう生きるかだ!】

アカギの有名なセリフ「死ねば楽になるのに」の精神も、ギャンブルに強くなるためには必要だと考えます。

例えばポーカーでブラフ(はったり)をコールして負けたことは失敗でしょうか?

実はそうではありません。

ブラフをするという印象を与えたことで今後プラスになることもあるのです。「負けたー!」と塞ぎ込んでしまうから、メンタルバランスが崩れ、今後のプレーに影響が出るのです。

ブラフもテクニックが必要で、下手なブラフ、上手いブラフというのは最低限習得する必要があるのですが、ここではそれは置いといて、ブラフで負けたことを引きずらないことが大切です。

まぁ、臆病な人はそもそもブラフなんて出来ない人が多いですし、僕の友人でブラフする時に手が震えてた人もいました(明らかにバレバレです)。

競馬も同じで臆病なことで、「すごーく負けるというのは避けられる」かもしれませんが、おそらくちょっとずつ負けていくでしょう。最終的に勝つことは非常に困難です。

なんだかんだいってやはり臆病者にギャンブルの女神は微笑まないと思っています。もちろん熱くなりすぎる人、無謀な人も同様ですが、正直それよりかはマシだとは思います。

「臆病な性格を変えたい!」とのことですが、性格の根っこの部分なので、そうそう変えられるものではないと思います。でも、人は成長する生き物です。変えられないことはないと思います。

では、どうしたら臆病な性格を変えられるのか?

まさにアカギの精神と同じで、「別に負けることなんて大したことないじゃん!」と思うことです。

一時の損失を恐れたら利益なんて得られないんです。たかが100年程度の人生、思いっきり生きようぜと割り切ってもいいでしょう。大きな勝負に出るときは、自分が負けたらどうしようと、怖気付くかもしれません。

そんな時は、俺の代わりに買った人のことを一緒に祝ってあげよう、とポジティブに言い聞かせるのもいいかもしれません。負ける時は負けるんだ、と割り切ることも大事なんです。

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じゃい

じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。

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