AV業界を代表するアイコニックな存在ながら、セクシー女優の枠を超え、さまざまな舞台へと活躍の場を広げていったキラ星のような女性たち。日々、多くのスターが生まれる世界で次なるアイコンとなるのは、いったい誰だ!
そんな「ネクストアイコン」な女優たちを撮り下ろし写真とインタビュー記事で紹介していく連続企画。第1回はメーカー「プレステージ」の売上ランキングでトップに輝く人気女優・涼森れむが登場。意外な素顔を語ってくれた。(後編)
■「こうしてください」って言えない
――インタビュー前編では自身を"プレイ重視の女優"と定義されていましたが、プレイ内容の得意・不得意はありますか?
涼森 自分が何か仕掛けるよりは、とにかくガンガン攻められるほうが得意です。だから、たとえば痴女なんて難しいなって思います。本当、苦手なんですよね。
――それは素の自分にSっぽいところがないとか?
涼森 あ、そうです。根がドMなので。
――じゃあ、プライベートはもっぱら受け身?
涼森 もう......どうぞって感じ(笑)。
――それは相手の言うことを聞きたいから? それとも性格が消極的だから?
涼森 消極的な性格のほうです。私、自分から「こうしてください」って言えないんですよ。
――いまだにですか?
涼森 恥ずかしいんです。プライベートは恥ずかしい気持ちが強くて、ただ相手に従うだけになっちゃうんです。
――では、フラストレーションが溜まることもあったり?
涼森 いや、そこは意外とないですね。自分よりも相手が気持ちよくなってくれればいいってタイプなので。
――失礼な言い方かもしれないですけど......ダメ男がめっちゃ寄ってきそうですね。
涼森 それ! マジでめちゃくちゃ言われます。やっぱり、みんなそう思うんですね。
■友だちが隣で寝ているところで
――それは昔から?
涼森 そうなんです。ダメ男しか寄って来ない。もうあきらめています(笑)。
――でも、さすがに学生時代からモテたんじゃないですか?
涼森 うーん、高校2年生のときだけかな。
――それはマクドナルドでバイトしていたときのこと?
涼森 あ、それです。
――男子のバイト全員から告られたっていう。
涼森 あれは驚きました。みんな地元の同級生だったんですけど、10人くらいだったかな。それが交代交代で告ってきて。そんなの、絶対にドッキリだと思いますよね。実際、小学生のときにも同じようなことをされていて。学校で嘘の告白が流行っていたんです。今回もそれだと思って全部断ったんですけど、ネタバラシはなかったんですよね。本当だったのかもしれないけど......今も疑っています。
――彼氏はどういうタイプが多かった?
涼森 年上が多かったです。でも、だいたいダメ男(笑)。特に印象が強かったのは3年くらい付き合った人ですね。NTR(寝取られ)系のAVが好きで、友だちが隣で寝ているところでやろうとしてきたようなやつでした。
――AVみたいなシチュエーションだ。
涼森 それだけAVが大好きだったんでしょうね。
――じゃあ、涼森さんがセクシー女優になって喜んでいるかもしれませんね。
涼森 私のNTRものでも観てくれれば(笑)。
――そんな男なのに、なんで3年も続いたんでしょう?
涼森 私、付き合うと相手に依存しちゃって、自分から離れられなくなるんです。
――それはダメ男でも。
涼森 ただ、ある日突然来るんです。「あ、もう無理」って瞬間が。それでお別れしました。
■「涼森れむ」を知らない人がいい
――今の男性のタイプは?
涼森 考えすぎて最近はわからなくなっちゃって。嘘をつかなくて優しい人がいいです。あとは「涼森れむ」を知らない人。AVとプライベートが全然違うから、ああいうのを期待されると嫌だなって。でも、どうやって探したらいいのかわかんないんですよね。
――手当たり次第に「涼森れむって知ってる?」と聞くわけにもいかないし。
涼森 そうですよね。それに私を知っていてくれていることが、うれしくないわけでもないし。なんか複雑ですよね......。あとは、せめて趣味を一緒にできる人がいいかな。釣りとかゴルフが好きなので。
――アウトドア派ですか?
涼森 どちらもこの1、2年で始めました。その前はずっと引きこもりでしたね。家でずっとゲームしているような生活で。今もゲームはするし、インドアもアウトドアもどちらの遊びも好きなんですけど、それを両立しようとしたら、とにかく時間が足りない! でも、おかげでプライベートはめっちゃ充実しています。
――趣味が仕事に反映されたりは?
涼森 けっこう前からYouTubeがやりたくて。釣りとかゴルフのチャンネルをやりたいと思っているんです。セクシー女優さんでそういう趣味のYouTubeって珍しいじゃないですか。ただ、やりたいと思うだけで何もしていないんですけど(笑)。
――釣りはどういう経緯でやるように?
涼森 ロケのときに、オフ日に連れて行ってもらってハマりました。今では竿も自分で買って、月に1回は海に行っています。
――釣った魚はどうしているんですか?
涼森 自分でさばいています。
――そこまでやれるのはすごいですね。
涼森 自分で釣った魚を料理する動画とかもやってみたくて。でも、さばき方が自己流すぎるから、炎上するんじゃないかって怖いんですよ。
――それならプロにさばき方を教えてもらう企画をするとか。
涼森 たしかに! そのためにはコラボ相手を探さないと。
――まずはチャンネル開設ですよ!
■共演相手の条件は
――これからセクシー女優として挑戦したいことはありますか?
涼森 あるかなあ。多くを求めて落っこちるのが怖いから、目標はずっと現状維持なんです。これから先も今の感じが続けばいい(笑)。あ、私、ほかの女優さんとの共演作がないんです。だから、やってみたい気持ちはあるんですけど......やらなそう(笑)。
――いろいろな方との夢の共演を期待しているファンも多いと思いますよ。
涼森 やってみたいのと同じくらい、恥ずかしいって気持ちが強くて。
――この人だったらありかなっていうのは?
涼森 むしろ、共演するならまったく知らないコがいいです。知っているコだと「恥ずかしい」が勝っちゃうと思うので。あと緊張しいだから、先輩とかも萎縮してわけわからないことになっちゃいそうです。共演くらいかな、まだやってなくてやってみたいのは。
――何歳まではやりたいとかは?
涼森 それも考えていないです。ただ、プレステージさんとの専属契約が切れたら、そのときはセクシー女優を辞めようとは思っています。もともと1、2本出られたらいいかなって始めたことですから。そのあとは看護師に戻るかもしれませんし、あとはトラックの運転手もやってみたいですね。
――トラックの運転手ですか。
涼森 実家が運送業で、トラックが身近だったんです。クルマの運転も好きだから、いつかやってみたいなって。夜中の高速道路をたくさんのトラックが走っている光景が好きでした。今も用事がないのに見に行ったりしちゃいます。子どもの頃からのあこがれです。
●涼森れむ(すずもり・れむ)
1997年12月3日生まれ 三重県出身 身長160cm
〇2019年4月にプレステージ専属女優としてAVデビュー。以降、同ブランドの顔として絶大な人気を獲得している。
公式X(旧Twitter)【@remu19971203】
公式Instagram【@remu19971203】