『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。デビュー10周年を迎えるグラビアアイドル・青山ひかるさんの後編。
青山さんは2013年、デビュー。『週刊プレイボーイ』2014年23号(5月25日発売)で、可憐な水着姿を披露し、グラビア活動を本格的にスタートさせた。
以降、雑誌やテレビ、ネット番組などに頻繁に登場。ゼロイチゲーム部のメンバーとしても活動している。
前回に続き、そんな青山さんに週プレのグラビアについて、またグラビアへの熱い思いまでを聞きました。
――青山さんは『週刊プレイボーイ』で合計21回ほど登場されています(2023年9月現在)。特に印象に残っているグラビアは?
青山 実家で撮影したのとか、特に印象に残っていますね。
――「実家に帰る。」(2017年5号/1月16日発売)ですね。青山さんは自室のベッドやお風呂場などで、セクシーな寝巻きや水着姿を披露していますが、これはリアルに実家なんですか?
青山 はい。リアルにそうです。最初には話を聞いた時は「え? 本当に?」って、戸惑いましたけど、お母さんが頑張って掃除してくれたので、恥ずかしい思いをしないですみました(笑)。
そういえば、夜、せっかくだからって、お父さんを食事に誘ったんですけど、気分がよくなって、「2軒目だ。飲みに行くぞ!」って言い出しちゃって。みんなを困らせていました。
――行ったんですか?
青山 いえ。翌朝が早いので帰りました(笑)。あの後、飲みに行っていたら大変だったかも......。
――青山さんはお酒でたまに失敗するみたいですね。
青山 年に一回くらい、やらかします。
――たとえばどんな?
青山 ある時なんて、TV番組で酔ったグラドルたちがスイカ割りなどをする企画があって、参加したんです。収録前から飲み始めたんですけど、私はそこで焼酎のボトル一本空けちゃって。スタジオに入り「青山ひかるです!」って自己紹介して......、気づいたらセットが片付けられていました(泣)。
――あははは。ロケに支障がなかったようで何よりです。
青山 あとガチ下着グラビア(「リアルガチ下着」2015年33号/8月3日発売)もよく覚えています。私、4年に一度しかブラを買わないんです。合うサイズのものがあまり売ってないし、値段も高いし。撮影しながら改めて(下着を探すのが)大変だよな~って思いましたね(笑)。
――実家も下着もガチというか、リアルを追求していて面白いですね(笑)。でもリアルなだけに恥ずかしいとは思わない?
青山 いえ。私は何事も楽しむのが仕事のモットーなんです。それこそ何かトラブルがおこったって楽しもうと思っているくらい。だから、余程のことがない限り"恥ずかしい"の言葉はないんです。
――今年、デビュー10周年ということで転機は?
青山 ひとつは『有吉反省会』に出演したことです(2016年11月12日オンエア)。「青山ひかる」がネットの急上昇ワード1位になったり、Twitter(現X)のフォロワーが1日千人増えたり。あれで一気に知名度があがりました。
――有吉弘行さんに青山さんのお尻が汚いと指摘されたんですよね。
青山 番組のスタッフに私のファンがいて、DVDを見ていたら「あれ!? 汚いぞ」と。それをリークされちゃって(笑)。
でもグラビアってコケの生えてる岩とか、いつ掃除したんだろうってソファとかに直接、座るじゃないですか。それでかぶれたり、虫に刺されたりするから仕方ないんです! ま、おかげでヒップケアのクリームの広告の仕事をいただいたし、それでお尻もキレイになったし、よかったですけど(笑)。
あと転機といえばもうひとつ、倉持由香さんが部長のグラドル自画撮り部に入ったのもそうですね。そこで多くのグラドルの方達と仲良くなり、世界が広がりました。
――前回ご紹介した週プレでの初グラビアも、グラドル自画撮り部が関わっていましたけど、結局、倉持さんとはいつお会いしたんですか?
青山 多分ですけど、渋谷のライブハウスでやった「東京グラドルフェスティバル」(2014年8月10日)だと思います。倉持さんほか前田美里さん、吉田早希さん、菜乃花さんら錚々たるグラドルがたくさん集まったファンイベントで、そこで初めてご挨拶しました。
大勢のグラドルと会ったのもその時が初めてで、以降、一緒にお仕事する機会も増えました。
――週プレでも青山さんは集合グラビアに多数参加されていますよね。片岡沙耶さんらと宴会グラビア(2016年5号)、倉持さん、天木じゅんさん、鈴木ふみ奈さんらと温泉新年会グラビア(2017年3&4号)、倉持さん、鈴木咲さん、寺田安裕香さんと引越し屋グラビア(2016年スペシャル増刊)など、通算9回。考えてみたら、こんなに頻繁に集合グラビアに呼ばれるグラドルはいないんじゃないですか。
青山 嬉しいです。でもすべてきっかけは、間違いなくグラドル自画撮り部に入部したことです。特に倉持さんには仕事の相談にのってもらったし、グラドルという仕事の作法とか心得とか、たくさん教えてもらいました。
ここまでグラビアの仕事が続けられているのは、倉持さんと出会えたことが本当に大きいです。いまもプライベートで頻繁にお会いして元気をいただいています。
――グラビアでの意識が変わったのは?
青山 週プレさんでいえば、2019年に撮った「晴れの日につながる」ってグラビアのあたりじゃないですかね(2019年9号/2月18日発売)。
――オトナっぽい姿をしっとりセクシーに撮り下ろしたグラビア。それまでのあどけないイメージを一変したことで、読者から大きな反響がありました。
青山 この頃から力を抜いて自然体でいこうと思ったんですよ。私はずっと撮影中、カメラマンさんから、随時、キメポーズの指示をいただいていたんですけど、それをなしでやろうと。たとえ表情や体のラインがちょっぴり崩れてもいい、気持ちを楽にして、撮影中に浮かんだ感情や動きを素直に表現してみました。
――言ってみれば、その時々の自分自身を見せるみたいな感じですね。何かきっかけがあったんですか?
青山 前年にファースト写真集『青山ひかる GCG.』を出したんですけど、それはあったかも。一冊分しっかり撮影に向き合ったことで、よりステップアップしたい、自分を変えたいと考えるようになって。
あと(2017年に)ゼロイチファミリアに移籍して、しばらくが経ち、下のコも増えたし、自分ももうヒヨコじゃないんだな、もっとしっかりしなきゃと思うようになったのもあります。
――まさしく写真の通り、オトナになったと。
青山 その実感はありました。
――皆さんに伺っていますが、青山さんは初グラビアを見返したりします?
青山 たまに見返します。すごく初々しいというか。ぎこちない表情だけど、この時にしか出せないですよね。このコスプレ的な雰囲気は今も大好きだし、いつか同じセットを組んで、リメイクしてみたい気がしますね。10年も経つし、また違った自分を見せられる気がします。
――最後に青山さんにとってグラビアとは?
青山 人生を変えてくれたものですね。ルックスにコンプレックスを抱え、ずっと引っ込み思案だった私が、グラビアと出会って、前向きな気持ちになり、人前に立つことができるようになりました。
またグラビアのおかげで大切な仲間が信じられないほどたくさんできました。グラビアがなかったらいまの自分にはなれなかったです。ここまでやってきて本当によかった。いまは10周年分の感謝の気持ちでいっぱいです。
●青山ひかる
1993年6月13日生まれ 長崎県出身
身長154cm B98W59H90
○ゼロイチゲーム部のメンバーとして活動中。公式Youtube番組『ゼロイチゲーム部』が配信中【https://www.youtube.com/channel/UCOdTdSfuXKN9pNPL8fd9nlg】
(毎週木曜日19:00にUP)
公式X(旧Twitter)【@hikaru06kon】
公式Instagram【@hikaru0613kon】
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