AV業界を代表するアイコニックな存在ながら、セクシー女優の枠を超え、さまざまな舞台へと活躍の場を広げていったキラ星のような女性たち。日々、多くのスターが生まれる世界で次なるアイコンとなるのは、いったい誰だ!
そんな「ネクストアイコン」な女優たちを撮り下ろし写真とインタビュー記事で紹介していく連続企画。第2回は、FANZAの人気ランキングでは常に上位に位置する若手セクシー女優・石川澪が登場する。(後編)
■「ものすごく気持ち悪いですよね」
――実は今日は特に緊張されているそうで。
石川 ずっと心臓がドキドキしています。
――その理由が取材場所(集英社ビル)にあるんですよね。
石川 私、ずっと「少年ジャンプ」を読んでいるんです。だから、このビルに来られたことがうれしくて......。
――石川さんのアニメ、マンガ好きは有名ですが、いつからハマったんですか?
石川 中学生からです。きっかけは『ハイキュー!!』ですね。最初はアニメを観て、面白いなってくらいだったんですけど、気が付いたらコミックスを全巻買って、それでも早く続きが読みたくて、毎週「少年ジャンプ」を買うようになりました。そこからいろんなマンガを読むようになったんです。集英社さんでは『テニスの王子様』とか『黒子のバスケ』も大好きです。今もマンガやアニメがないと生きていけません。
――これもファンには知られたエピソードですが、石川さんはあるアニメのキャラクターが好きすぎて、婚姻届を書いたことまであったとか。
石川 めっちゃ好きで、付き合っていたんですよ!
――え?
石川 付き合っていたんです、私の中では。ほとんど初恋でした。婚姻届を書いたのは、たしか私の誕生日に友だちから婚姻届をプレゼントされて、「そんなに好きなら私が証人になるから結婚しなよ」って言われたからだったと思います。で、ハンコを買って、住所はここら辺かなって妄想して書いて......。いま思うと、ものすごく気持ち悪いですよね......。
――愛はめちゃくちゃ伝わります!
石川 ......。
――どうしました?
石川 そのキャラクターを演じた方にSNSで毎日リプライを送っていたことを思い出しちゃって......。
――それは中学生のとき?
石川 はい。「おはよう」とか「今日もかっこいいね」とか。めっちゃ痛いやつですよね。でも、その方が「いいね」をくれると、「私も頑張ろう」と思えたんです。ほんと迷惑で良くないことですけど......。今はもうやってないですよ!
■「モテた記憶はないです」
――当時は同じような趣味の友だちも多かった?
石川 中学生の頃は学校で友だちとアニメの話を大声で話したりしていたんですけど、高校生からは恥ずかしくなってきちゃって。それからオタク趣味を隠すようになったんです。家では変わらずアニメやマンガばっかりなんですけど、学校では「普通にK-POPが好き」とか言ってました。
――だからデビュー当初のインタビューでは、「趣味はK-POP」とか言ってたんですか。
石川 そうなんです。オタクな部分を出すかどうか迷っていて。そうしたら撮影現場でも、「好きでしょ?」って感じでK-POPを流されるし、でも言えないし。
――どうして言えなかったのでしょうか?
石川 オタクな自分がちょっとイヤだったんですよ。どう思われるのか怖かったんです。
――地元でオタクはイジメられていたとか?
石川 そういうわけではないです。ただ、私が通っていた高校はマセている女のコが多くて。可愛くて、キラキラしているコばかりだったから、アニメが好きって言える空気じゃなかった。気にしすぎだったかもしれないけど、「みんな興味ないだろうし」って感じであきらめていたんです。だから私も周りに合わせるようになって。
――じゃあ、高校生から変わったんですね。
石川 めっちゃそうです。中学時代はイモでしたね。
――でも、高校生になってからはモテたんじゃないですか?
石川 いや、モテた記憶はないです。『月ともぐら』(出演中の深夜バラエティー番組)でも恋愛のエピソードをよく聞かれますけど、「全然ないんだよ!」って思いながら薄い話をしています(笑)。
――あれは"モテ男育成バラエティー"ですから、女性出演者には恋愛トークが求められますよね。
石川 男を翻弄してきたモテ女みたいに扱われるんですけど、「私、オタクなんだけどな」って。「及川くんとの妄想デートしかしたことないし」って思っているから、収録中は気まずいです。
■オタクがたまたまセクシー女優をやっている
――しかし、そういう青春を送ってきた人が、なぜAVに出てみようと?
石川 単純な興味が強かったですね。やってないことをやってみたいっていう。
――誰かに相談は?
石川 誰にもしてないです。人に相談するのが得意じゃなくて、いつも友だちにも家族にも事後報告なんです。このときも、「そういえば、AV撮ってきたんだよね」みたいな。親にもデビューして半年くらい経ってから言いましたけど、むしろ気が付かなったことにびっくりしていました。でも、そこで反対されるようなことはなくて、「やりたいことなら応援する」と言ってくれました。
――行動力がすごいですね。昔からですか?
石川 かもしれないです。やろうと思ったことはすぐやっちゃいます。
――やりたいことが多いから、高校生のときはすごく忙しかったそうで。たしか、チアダンス部を週6くらいでやっていたんですよね。
石川 やってました。朝練やって、授業を受けて、部活やって、夜はバイト。ほぼ毎日その生活でした。
――でも、高校生で初めての彼氏もできるんですよね?
石川 そうですね、15歳でした。
――その生活でどうやって彼氏を作ったんですか?
石川 バイト先が一緒だったんです。彼氏といっても、駅まで2人で歩いて帰ったくらいしか思い出はないですけどね。彼氏っていうよりは、彼氏みたいな人って感じでした。私、恋愛にあまり重きを置いていないタイプなんです。
――恋愛よりは自分優先。
石川 そうなんですよね。「そんなに忙しいなら部活を辞めて」と言われても、「じゃあ別れましょう」って言いましたし。
――自身のYouTubeチャンネルでも、「私がしたいことを認めてくれる人じゃないと無理」と断言していました。
石川 だから、私はオタクな人のほうが仲良くできるんですよ。自分がしたいことを優先する気持ちをわかってくれるから。デビューしてからも、「明日からコラボカフェのチケット販売開始だな」とか「同人誌のイベントはいつからだっけ」とか、そういうことばっかり仕事中に考えちゃっています。
――まさにアニメやマンガが生きがい。
石川 セクシー女優の趣味がオタクなんじゃなくて、私の場合はオタクがたまたまセクシー女優をやっているだけなんです。セクシー女優をいつまでやるとかは考えてないですけど、オタクを辞めることはないですね(笑)。
●石川 澪(いしかわ・みお)
2002年3月20日生まれ 身長158cm
〇2021年10月にデビューするとデビュー作がいきなりFANZAの月間動画ランキングで1位を獲得。一躍人気女優の仲間入りを果たした。FANZA発表の2022年年間AV女優ランキングで5位、2023年上半期AV女優ランキングでも5位と大躍進中。
公式X(旧Twitter)【@_ishikawamio_】
公式Instagram【@ishikawa._.mio】