じゃい

あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第79回】相性の良いレースってありませんか?

私はなぜかエリザベス女王杯と相性がよくていい感じに稼がせてもらっているのですが、じゃいさんもそういうレースってありますか?

もしそうだとしたら、理由とかあるんでしょうか。距離? 馬場? ジンクス? それを他の予想に活かせたらもっと稼げるのかもと思いました。

PS:思い出のエリ女は2012年のレインボーダリアです。

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いやーまた堅かったエリザベス女王杯。勝ったブレイディヴェーグは流石の強さとして、1.5.3番人気。馬番は猪木馬券の1.2.3。まぁ、じゃいが取れる馬券じゃないですね。3歳のハーパーが3着なところをみると今年の3歳はレベル高そうです。

そうなるとジャパンカップ出走予定のリバティアイランドがイクイノックスを蹴散らすこともあるのでは? 楽しみだなぁ。

とにかく日曜は本命が落馬したり、エリ女本命のマリアエレーナは下馬するし、全てが噛み合わなかった日でした。流石にここまで噛み合わない日は珍しく、たまにはこんな日もあると気持ちを切り替え、前を向いて歩いて行こう!と思ってます。

さて、今回の質問ですが、相性の良いレースとは? やはり、過去によく当たっているレースということになりそうですね。

僕なら、例えば一昨年のダートG1は相性が良かったですね。フェブラリーステークス、チャンピオンズカップを両的中したので、その後はSNSなどで「じゃいとダートG1は相性がいい!」ということになりました。ただ、その後のダートG1は特に良くはなかったです。

1998年、1999年のグラスワンダーが連覇した有馬記念を2年連続当てたり、2004年の天皇賞秋では「牝馬2頭が来る!」と考え、ダンスインザムードとアドマイヤグルーヴから1番人気のゼンノロブロイに流した3連単を5000円ずつ6点買ったら、1000万円的中したり、やっぱりそういう思い出があると、なんだかいいイメージが出来て、好きなレースって感じにはなります。そして「相性が良い!」と錯覚するのも分かります。

冷静に考えたら「そんなものはない!」という結論になるのでしょうが、良いイメージを持つことは大切なことだとは思います。結果的には「相性が良い」と思っている方が、楽しむ競馬ができるのだと思います。「10年連続で当たった!」とかは、ほぼ無理でしょう。

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ただ、地方重賞や地方G1は相性がいい、というよりもよく当たります。これは予想がしやすいというのはありますね。地方馬と中央馬の比較により、ある程度馬券が絞れますから。

他では海外G1も相性がいいですね。外国馬が強いのに日本馬が売れれば、そこは的中というよりも期待値が上がります。なので根拠に基づいた上で、海外G1の回収率はかなりいいです。

とまぁ、相性が良いと錯覚をしているレースと、必然的に相性が良くなるレースというのはあると思います。

これが見極められれば、また結果も変わるのではないでしょうか?

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じゃい

じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。

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