『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は奇跡の36歳と呼ばれるグラビアアイドル・戸田れいさんの後編。
戸田さんは2003年、高校生の時にグラビアデビュー。イメージDVD出演を中心に活動し、『週刊プレイボーイ』では2012年29号の袋とじに初登場。美貌に加え、手ぶらやTバックショットなど体当たりのグラビアが大きな反響を呼びました。
現在は、グラビアのほか、タレントとしてテレビやネットで幅広く活躍中。前回に続き戸田さんに、『週刊プレイボーイ』のグラビアや、グラビアアイドルとしての想いなどを聞きました。
――週プレのグラビア登場後、2013年にはパチンコメーカー・HEIWAのキャンペーンガール、相模ゴム「サガミオリジナル002」の宣伝大使に就任しましたね。
戸田 はい。おかげさまでいろいろな媒体に出させていただくことができました。特にHEIWAさんのお仕事は週プレさんのグラビアがきっかけだったらしく、週プレさんのタイアップグラビアにも何度か登場させていただきました。本当にありがたいお話でした。
――それ以降、各媒体で戸田さんの露出は増えていきます。当時のお仕事で印象に残っていることはあります?
戸田 やはりイメージDVDですね。たとえば妊娠して子育てをしたりとか(笑)。
――え? 妊娠? 子育て? そういう役を演じた、と
戸田 そうです。お腹に真綿を詰めて妊婦になって。で、無事出産した後、カメラに向かって「おっぱい飲みましゅか~?」みたいな(笑)。そういうイメージDVDです。あと浮気・不倫ものは相当多く出演しましたね。
相手は会社の部下や義理の弟とか。お手伝いさんになって、作家さんを誘惑したこともありましたね。あははは。
――なんだかセ◯シー女優さんのような......。
戸田 いや本当にそうですよね(笑)。イメージDVDは、私が一時期、芸能活動を辞めている2000年代後半の数年の間に、傾向がだいぶ変わったんですよ。
ビーチなどで戯れている姿を撮るだけのものから、台本があってストーリー仕立てになっているものが増えたというか。現場で戸惑うことも多かったけど、毎回いろんな工夫を凝らした作品に出られるのは楽しかったです。
――グラビア面ではいかがですか? 現在(2023年11月)まで、週プレには合計10回ほど出ていただいていますけど、特に印象に残っているものというと?
戸田 やっぱり最初のグラビア「はだかの夏。」。あと昨年、撮っていただいたグラビアです。
――「甘い夢のように」(2022年30・31号/7月11日発売)ですね。週プレの単独撮り下ろしとしては9年ぶりで、ファッションの分野でも活躍するカメラマン・中村和孝さんが撮影。じつに洗練されたグラビアでしたね。
戸田 ずっと企画グラビアばかりだったので、今回もそうかと思っていたら、まさかの単独撮り下ろし。しかも中村さん! お話しいただいた時はびっくりしました。せっかくの機会だし、この時も自分の中で雑誌グラビアでは最大露出の手ブラやTバックなどにも挑戦したんですけど、何の抵抗もなかったですね。
――現場はどんな感じだったんですか?
戸田 長年やってるからなかなかそんなことないんですけど、スタッフ全員が初めましての方ばかりだったんです。編集さんが敢えてそうしてくれたみたいで。だからすごく新鮮でした。
撮影中は随時、写真を見せていただいたんですけど、とにかく一枚一枚がすごくオシャレなんですよ。上半身何も身に着けずデニムを穿いたカットがあるんですけど、それなんてファッションの広告に使えるんじゃないかってくらい! タイトル通り「夢のよう」な感じでした(笑)。
――特に印象に残っているカットはそのデニムカットですか?
戸田 それもそうですけど、強いて言えば顔のアップですね。これもこれまでで初めてと言っていいくらい、ほぼすっぴんに近いメイクで。最初すごく不安だったんですけど、ナチュラルな自分をキレイに撮っていただきました。
お気に入りすぎて、ずっとSNSのアイコンにしています。いやもう、この時のグラビアは全部好きです。デジタル写真集に載っているカットもすべていいので見てほしいです(笑)。
――2020年にはグラビアアイドルを数多く擁している芸能事務所・RIPに移籍しますが、それも活動していく上でいい後押しになったのでは?
戸田 すごくそう思います。RIPってグラビア業界ではすごく有名だし、森咲智美ちゃん、橋本梨菜ちゃん、葉月あやちゃんほか、Gカップで人気者ばかりだから、私が入れるのか最初は心配だったんです(笑)。でも無事に移籍することができて。撮り下ろしをはじめ活動の場は広がりましたね。
――それにしてもこう言ってはなんですけど、戸田さんは現在36歳。改めて変わらぬ美貌に驚かされます。
戸田 いえいえ(照笑)。
――今なおグラビア活動を続けていますが、そもそもグラビアという仕事と年齢は無関係ではないもの。これまで年を重ねることに不安はありませんでした?
戸田 もちろん一時期落ち込みました。一番悩んだのは29歳のときですね。グラビア活動の今後から将来の活動のことまで、とにかく不安で仕方なかったです。でも、30歳の誕生日を機に「もう悩んでいたって仕方ない!」「30歳でグラビアやってますけど、何か?」と開き直れるようになりました。
あと壇蜜さんや橋本マナミさんの存在も大きかったです。おふたりとも30歳過ぎてもおキレイなままだし、ずっとご活躍されているじゃないですか。その姿にも勇気をもらいました。
――それこそグラビア界には熊田曜子さんのようなレジェンドもいますし。
戸田 素晴らしいですよね。熊田さんは結婚されて、お子様もいらっしゃるのに、グラビアのお仕事を続けられていて。人知れぬ努力もあるでしょうし、本当に憧れます。
あと先日、磯山さやかさんともお仕事したのですが、やはり素敵だし自分もああなりたいと思って。私がデビューした頃はグラビアは20代そこそこまでの女のコがやるイメージ。それがいつしか30代、40代も活躍できる時代に。そう考えると楽になれますね。
――戸田さん自身、かつてのグラビアと比較すると笑顔が増えましたし、どこか柔らかいイメージになりましたよね。
戸田 よく言われますけど、すごく嬉しいですね。実際、いまのほうが楽しんで撮影に臨んでいますから。
――以前と比べ、グラビアへの意識は変わりましたか?
戸田 実を言うと、昨年のその週プレさんのグラビアで、初めて女性を意識するようになりました。女性が見てもキレイに思うグラビアってこういうのなんだなって、身をもって知ったので。最近、自分のSNSでも女性からのコメントが増えましたし、いままでの男性ファンに加えて、新たに女性にも喜んでもらえるグラビアを撮れたら言うことないですよね。
――改めて戸田さんが思うグラビアの面白さはなんでしょう?
戸田 それはやっぱりチヤホヤしてもらえることです(笑)。可愛いとかキレイとかたくさんホメてくれるし、お姫様のように扱ってくれる。20年近くグラビアをやっていてもそこはやっぱり変わらないです。
なんかもっとカッコいいことを言えなくてすみません。どうしてもそれしか思い浮かばず(笑)。いつまでもそう言ってもらえる自分であり続けて、これからもずっとグラビアを続けていければと思っています。
●戸田れい(Rei TODA)
1987年2月9日生まれ 東京都出身
身長161cm B83 W59 H88
趣味=ゴルフ 特技=料理
公式ファンクラブ『れいちぇるんち。』
公式X(旧Twitter)【@toda_rei】
公式Instagram【@rei_toda】
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