CYBERJAPAN DANCERSの衣装を手掛けたスタイリストとグラビアトーク CYBERJAPAN DANCERSの衣装を手掛けたスタイリストとグラビアトーク

グラビア大好き女子の金髪りさ&とりのふたりが気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。  

連載第102回目は、週プレをはじめ各グラビア誌がお世話になっているスタイリストの木村美希子さんと女子トーク! 前編では、意外と知らないスタイリストの仕事内容や裏側でのこだわりについてたっぷりお聞きしました。スタイリストが選ぶ"ベスト・オブ・おっぱい"とは? グラビアファン、必読です!

金髪 みなさん、グラビアを見るときおっぱいばかり見ていませんか? って、それはそれで良いんですけど(笑)、女子的には女のコが着ている衣装も気になるところ。今日はそこをお話しするべく、グラビアをメインにご活躍されているスタイリストの木村さんにお越しいただきました。どうぞ、よろしくお願いします!

木村 よろしくお願いします。なかなかグラビアの衣装について語ることがないので、私もどんなお話ができるか楽しみです!

とり 木村さんといえば、最近の週プレでは本郷柚巴さんや紗綾さんなどのグラビアから、グラドル集合系、企画モノまで、いろんなタイミングでお世話になっていますよね。

金髪 個人的に、木村さんはCYBERJAPAN DANCERSの印象が強いです。デジタル写真集『はる、さむ、ぎゃる』を見てもらいたいんですけど、発売当時の干支であるイノシシ年にちなんだ雪上でのコスプレグラビアに艶やかなギャル和装は、めちゃくちゃインパクトがありましたよね。特にこの着物×ランジェリーのカット、それぞれ色味が違うのに一体感があると思いません!? 何よりみんなお似合いで、スゴくかわいいんですよね~。

CYBERJAPAN DANCERS『はる、さむ、ぎゃる』(撮影/栗山秀作) CYBERJAPAN DANCERS『はる、さむ、ぎゃる』(撮影/栗山秀作)

木村 懐かしいグラビアですね! おっしゃる通り、着物とランジェリーの色味をバランス良く組み合わせるのは大変だったので、そこに気づいてもらえてうれしいです。このときは、ちょうど両端にいるHARUKAちゃん(向かって右端)とJUNONちゃん(向かって左端)が新人メンバーだったので、二人には明るい色味の衣装を着てもらいました。逆に、ほかのお姉さんメンバーたちにはオトナっぽく濃いめの色をあわせています。

とり なるほど! メンバーの個性や役割にあわせて衣装の色を選んでいるんですね。どれも絶妙な組み合わせだなぁ~。

金髪 と、早速話が盛り上がっていますが、そもそも読者の方は、スタイリストさんが現場でどんな仕事をされているか詳しく知らないと思うんですよ。だから、まずはそこから聞かせてください。基本的には、編集さんやカメラマンさんが考えたテーマに沿って衣装を用意するのがスタイリストさんのお仕事ですよね?

木村 そうですね。たまに、テーマを考えるところから打ち合わせに参加させていただくパターンもあります。特に私は、子どもの頃から妄想癖があって。企画を考えたり、ものを作ったりするのが好きなタイプなので、積極的に意見を言わせてもらっているほうだと思います(笑)。

とり 確かに、木村さんはナイスな提案をしてくださる印象があります。以前、私がグラビアと一般職を兼業している女のコを特集する「週末グラドル」という企画ページを担当したとき、製薬会社でバイオ研究員として勤務している空峰凛さんというコがいたのですが、木村さんが彼女に持ってきた衣装は青と白のテープ2つ! 体に綺麗に巻き付けて、衣装に変えてしまったんですよね。

空峰凛『週末グラドル~わたしが水着になる理由~』(撮影/栗山秀作) 空峰凛『週末グラドル~わたしが水着になる理由~』(撮影/栗山秀作)

木村 何度か包帯やリボンを巻いて撮影をしたことがあったので、その応用パターンですね。テープだとズレる心配もないし、付けたり剥がしたりが自由だったので、これはまた使えるなと思った記憶があります(笑)。 

とり 編集者とカメラマンさんで打ち合わせをしていて煮詰まったとき、スタイリストさんの意見はとても参考になります。そのコに着てもらいたい衣装からテーマを膨らませるなど、スタイリストさん視点の提案が打開策になることもあるんですよね。

金髪 衣装の組み合わせパターンとか、本当にたくさん知ってらっしゃいますもんね。話を戻すと、打ち合わせで決まった衣装を撮影までに集めるのもスタイリストさんのお仕事ですよね。週プレでは、ひとりの撮影につき少なくても4~5着必要だと思うのですが、具体的にどれくらいの荷物になるんですか?

木村 一概には言えませんが、海外旅行用のスーツケース1つにスタイリストバッグ2つで現場に行くことが多いですかね。特に冬の撮影は大荷物になりやすいです。ニットやベロア素材の衣装、防寒具など、どうしてもかさばっちゃうんですよ。ビーチサンダルだけならまだしもブーツやスニーカーがあると、またカバンの量が変わってきます。

とり 改めて聞くと、結構な大荷物ですよね。泊まりのロケになると、さらに増えるんだろうなぁ......。

木村 私の場合は、電気毛布や暖かい飲み物セットなど現場で必要そうなものをアレコレ持って行っちゃうので、ほかのスタイリストさんに比べても荷物が多いほうかもしれません(笑)。

とり そ、そこまで用意周到なんですか!? どちらかというと、その辺の荷物は編集さんが用意するものだと思うのですが......。

木村 必要なときにすぐ出せるようにしておきたいんです。私の性格ですね。

金髪 私が読者のみなさんに知ってもらいたいグラビアのスタイリストさんのスゴいところは、何といっても綺麗に胸が見えるよう水着を着せる技術ですよ。グラビア現場に慣れていないスタイリストさんじゃないと、なかなか手際良く綺麗にはできないと思うんです! あれはプロの技ですよね。

木村 そんなところにまで着目してもらえるなんて! 確かに、お胸の見せ方はこだわりがありますね。サイズの大小だけに限らず、人それぞれ本当に個性があるんですよ。変幻自在にカタチが変わる柔らかいコもいれば、しっかり固めのコもいる。サイズが大きいコの中には左右で2カップ違うコもいるんです。だから衣装合わせの際は、どんなお胸でも自然な左右対称に見えるよう心がけています。

とり 胸にも個性がある。確かにそうですよね。私も銭湯に行ったときとか、つい見ちゃいますもん。あ、あの人の胸カタチ、私と違うぞ? って。

金髪 胸の左右差があるのは私も密かな悩みです。まぁ、人に見せる機会がないから良いんですけど、どうしてもバランスの悪さが気になるんですよねぇ。

木村 悩みやコンプレックスもあるだろうけど、せっかくグラビアを撮るなら「私は綺麗だぞ」と、自信を持って写ってもらいたいんです。初めてのフィッティングで、しっかり谷間ができると、女のコが「おぉ~!」と歓声をあげて喜んでくれるんですよ。そのコの個性を活かしてナチュラルに美しく見えるよう整えてあげる。グラビアのスタイリングで私が絶対に譲れないポイントはソコです。

とり おおお、何だかスゴくアツい気持ちを感じますね! ......と、そんな話をしていただいたあとに恐縮なんですが、これまで木村さんが担当された女のコの中から"ベスト・オブ・おっぱい"を選ぶとしたら?

金髪 良い話の直後にする質問じゃないでしょ! でも、確かに気になります。

木村 あはは。グラビアをやっている女のコはみんな綺麗なお胸をしている気がしますが、群を抜いて綺麗だと思ったのは、CYBERJAPAN DANCERSのHARUKAちゃんですかね。みなさんご存知の通りサイズが大きいだけでなく、左右対称で綺麗な丸みがあって。360度どこから見てもカタチが綺麗なんです。横乳も、下乳も、谷間も良い。まさに理想のお胸だと思います!

CYBERJAPAN DANCERS『はる、さむ、ぎゃる』(撮影/栗山秀作) CYBERJAPAN DANCERS『はる、さむ、ぎゃる』(撮影/栗山秀作)

とり なるほど、HARUKAさんかぁ。確かに良いですよね。引き締まっているのに胸は豊満! 女子から見ても、憧れのスタイルです。

金髪 逆に、お胸が小さいコのバストを綺麗に見せる方法も教えてもらいたいです。密かに気になっている女子、いっぱいいると思うんですよねぇ......。

木村 三角ビキニよりもチューブトップの水着のほうが綺麗に見せやすいかもしれません。あとは、ポージングをとるときの腕の位置によってナチュラルかつ綺麗なバストを生むこともできますし、他にもいろんな小ワザがあるのですが......この先は企業秘密ということで(笑)。

●木村美希子(きむら・みきこ) 
5月5日生まれ 北海道出身
イベントスタッフや芸能マネージャーなどの職を経て、縁あってスタイリストとして活動をはじめる。豊富なキャリアと器用さで、王道グラビアから企画モノまでを幅広く担当。女のコからの信頼も厚い。

【デジタル限定】CYBERJAPAN DANCERS写真集『はる、さむ、ぎゃる』 撮影/栗山秀作 価格/1,320円(税込) 2019年の新年号に掲載されたグラビアを収録。当時の干支であるイノシシ年にちなんだ雪上のコスプレグラビア、艶やかな着物とセクシーなランジェリーの合わせ技。派手なビジュアルに気持ちが明るくなります。木村さん曰く、イノシシのコスプレシーンで着用しているファー付きブーツに雪が絡まって、次第にとんでもない重さになったんだとか......。過酷な撮影でも、ギャルは笑顔が絶えません。さすがッス! 【デジタル限定】CYBERJAPAN DANCERS写真集『はる、さむ、ぎゃる』 撮影/栗山秀作 価格/1,320円(税込) 2019年の新年号に掲載されたグラビアを収録。当時の干支であるイノシシ年にちなんだ雪上のコスプレグラビア、艶やかな着物とセクシーなランジェリーの合わせ技。派手なビジュアルに気持ちが明るくなります。木村さん曰く、イノシシのコスプレシーンで着用しているファー付きブーツに雪が絡まって、次第にとんでもない重さになったんだとか......。過酷な撮影でも、ギャルは笑顔が絶えません。さすがッス! 【デジタル限定】柚木えりな&空峰凛&華彩なな&鈴原りこ写真集『週末グラドル~わたしが水着になる理由~』 撮影/栗山秀作 価格/1,100円(税込) 週プレ本誌のカラー企画で、一般職とグラビアを兼業している4名を特集。その撮り下ろしとインタビューをまとめたデジタル写真集です。職業衣装はそれぞれ本人私物。水着衣装は木村さんのスタイリング。職業衣装とのギャップを意識しつつ、4名の個性に沿った水着のセレクトは見ているだけでワクワクします。本文で紹介している空峰さんは、ガチで青と白のテープを巻いただけ! 本人もノリ 【デジタル限定】柚木えりな&空峰凛&華彩なな&鈴原りこ写真集『週末グラドル~わたしが水着になる理由~』 撮影/栗山秀作 価格/1,100円(税込) 週プレ本誌のカラー企画で、一般職とグラビアを兼業している4名を特集。その撮り下ろしとインタビューをまとめたデジタル写真集です。職業衣装はそれぞれ本人私物。水着衣装は木村さんのスタイリング。職業衣装とのギャップを意識しつつ、4名の個性に沿った水着のセレクトは見ているだけでワクワクします。本文で紹介している空峰さんは、ガチで青と白のテープを巻いただけ! 本人もノリ

●金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味/ホラー映画鑑賞
Xアカウント【@sutekiend】

●とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味/散歩、レコード収集
Xアカウント【@seikatsu_tori 】

『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』
【週プレ プラス!】+コラムと『週プレNEWS』にて毎週土曜配信
https://www.grajapa.shueisha.co.jp/plus