『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回はウルトラJカップの地上最強グラドル・風吹ケイ(ふぶき・けい)さんの前編。
風吹さんは2022年2月ファーストDVD『降臨』でデビュー。いきなりAmazonのDVDランキングで1位を獲得。その後も大ヒットを連発し、たちまち高い人気を誇るように。『週刊プレイボーイ』では2022年30&31合併号に初登場。バスト105cmのJカップボディを惜しみなく大胆披露し、たちまち話題に。同時発売したデジタル写真集『最強の発見』も大好評となりました。
現在はグラビアばかりか、女優、タレントなど幅広い分野で活躍中。そんな風吹さんに、芸能界に入った経緯から、初水着仕事に至るエピソードまでを聞きました。
ーー週プレにゆかりのあるタレントさんたちに「初グラビア」にまつわるお話しを伺っているんですけど、風吹さんは学生時代、どんな女のコだったんですか?
風吹 ひとことで言えば「マジメなコ」でした。コツコツ勉強をやって、クラスをまとめて、きっちり内申点を稼ぐみたいな(笑)。生徒会の役員をやっていて、生徒会長もやりました。部活は吹奏楽部だったんですけど、部長もやっていましたね。
ーーものすごい優等生だったと。異性からはモテました?
風吹 全然です(笑)。中学から高校にかけ、別の学校に通う同じ年の方とお付き合いしていたんです。公言していたわけじゃないけど、周りには分っちゃいますよね。それを知って声をかけてくる方はいなかったです。
ーーいまはJカップバストで、スタイルの良さをよく言われますけど、胸は昔から大きかったんですか?
風吹 中2の頃、周りと違うんだと気づきました。当時でEカップはあったんじゃないかな。世間で言われるようなコンプレックスはなかったです。大きくてイヤだとは思わなかったし、イジってくる人もいませんでしたし。まぁイジろうと思っても、私の場合、ガチで怒られると察し、近寄らなかったのかもしれませんけど(笑)。
風吹 地元・大阪の専門学校を卒業後、上京して就職したんですけど、ちょうどコロナ禍になって、生活が苦しくなったんです。勤めていた会社は副業オッケーだったので、ウエディングモデルのアルバイトをすることになって。その担当者に「グラビアに興味があります」と言ったことが、すべてのはじまりです。
ーー当時、グラビアが好きでよく見ていたんですか?
風吹 いえ、コンビニに「あるな」と思ったくらい。私、アルバイトしていた学生時代に小池栄子さんに似てると何度か言われたことがあって(笑)、それ以来のファンなんです。小池さんは俳優をされる前にグラビアをやっていたと知って、自分もやってみたくなったんです。それで制作会社の方ーを紹介してもらい、DVDのメーカーへ水着を持って、一緒に顔見せに行くことになりました。
ーー知らない人の前で水着になるのは恥ずかしくなかったですか? しかもプールや海でなく、会議室とかでしょう。
風吹 なかったですね。メーカーの方は紳士でしたし、水着の仕事をさせてくださいって、こちらからお願いに行っているんですから。
ーー肚(はら)が座ってますねー! 顔見せは無事に?
風吹 はい。しかも帰宅した後、制作会社の方から連絡があり「決まったよ」って。それも2本同時に! 最初は「すぐ決まるかわからないから、別の日に何社かまわろう」って話だったんです。それがまさか1社目から決まるなんて。すごく嬉しかったです!
ーーおーっ、すごい! で、それが風吹さんの初めての水着仕事となるわけですよね。水着など衣装のフィッティングは?
風吹 撮影前にしました。水着を見た時はあまりのサイズの小ささに「うわっ! ちっちゃっ!」って驚いちゃって。でも着てみたら、「あれ? 意外とカワイイ。盛れてるぞ!」と(笑)。撮影は一体どうなるんだろうって楽しみにしなりました。
ーーその最初の撮影は確か沖縄ロケだと聞きました。ロケの感想は?
風吹 沖縄に着いた瞬間からテンションがあがり、「楽しい」の連続でした。海や自然はキレイだし、陽気もいい。あと食事は美味しいし、撮影中はスタッフの皆さんがたくさん気遣ってくれるじゃないですか。もちろんバランスボールに乗って飛び跳ねたり、あめちゃんを舐めたりとか、びっくりする演出はあったけど(笑)、「ま、そういうものだよな」と納得できたので、イヤじゃなかったし。
ーーとは言え、初めての撮影ですよね。気苦労はなかったんですか?
風吹 撮影しながら時々、セリフを言うんですけど、最初その台本が標準語だったことですかね。上京してまだ半年だったから、標準語に慣れていなかったんです。「~なの?」とか言いにくくてしゃーないなって(笑)。でもディレクターさんに「関西弁でいいよ」と言っていただいて。おかげで無駄に硬くならずすみました。
ーーそして2022年2月25日にファースト、DVD『降臨』(スパイスビジュアル)が発売し、グラビアアイドル・風吹ケイ、堂々のデビュー。しかもいきなりAmazonのDVDランキング一位になる大ヒットとなりました!
風吹 めちゃ嬉しかったですね。スマホで開いて、ちゃんとスクショしましたから(笑)。発売イベントもやったんですけど、満員! 私、それまで「推し」っていなかったので最初、お客さんが来るのか想像できなかったんです。それが「こんなにたくさんの方々が応援してくださるんだ!」って感激しました。ただその時点ではグラビアは自分にとって副業。これからも本業の合間に細く長くできればいいなと思っていました。
ーーDVDばかりか、雑誌なども注目を集めましたよね。初めてのスチール撮影は?
風吹 『週刊現代』さんのデジタル写真集『バスト100cmの黄金比ボディ』(2022年6月1日発売)です。DVDの撮影経験があったので大丈夫だと思ったんですけど、動きをそのまま収める動画に対し、瞬間瞬間を切り取るのがスチール。もう全然違っていて、しかもポージングとかよくわからないからあたふたしちゃって。是非ご覧いただきたいんですけど、いま見返したら「え? いまどんな状態?」みたいな顔のカットが、写っていると思います(笑)。
ーー風吹さんって、いつも堂々としてドヤ顔のイメージがあるので、それはまた貴重な!(笑) その後『週刊プレイボーイ』(2023年30・31合併号/7月18日発売)のグラビアにも登場されます。
風吹 連絡をいただいた時はめっちゃ嬉しかったです。週プレさんってすごく有名じゃないですか。「え? 本当にあの週プレさんから!?』って耳を疑いましたもの。しかも担当編集さんとお会いして、私が小池栄子さんが好きなことをお話ししたら、昔、小池さんを撮ったことのある小塚毅之さんにお願いしてくれて。すごく光栄でした。
ーーロケ地は千葉・九十九里のホテルだったとか。撮影の思い出は?
風吹 『週刊現代』さんの時を経験を糧に、いろいろなグラビアを研究した上で臨みましたね。(誌面を見ながら)いま見ると、写り方がわかったんだなって気がします。たとえば現代さんの時の写真は顔を真正面に向けたのが多かったんですけど、週プレさんのは微妙に斜めに傾けたりとか。どうすれば盛れるかわかってきたんじゃないですかね。あと小塚さんって「カワイイね」や「いいね」などたくさん言ってくれるんです。だからいい気分になっちゃって(笑)。逆に何もないと自分ではどう写っているかわからないから不安になりますよね。リラックスして撮影できた気がします。
ーー好きなカットは?
風吹 いまはシャツの胸元を下ろして、谷間を見せているカットですね。カメラを見下ろして、挑発している感じがカッコいいなって。昔は扉のカットがストレートにインパクトがあって好きでした。
ーー発売された後、本誌を買いに行きました?
風吹 もちろん。週プレさんはいつも買いに行くんですよ。コンビニへ行ってちゃんと棚の一番前に置いてきましたよ(笑)。
ーー小池栄子さんに少し近づけた気がした?
風吹 いやいや! とんでもない(笑)! でも週プレさんって小池さんも出ていたし、すごく歴史のある雑誌じゃないですか。私がその一部になれたんだと思ったら嬉しくなっちゃって。よし、また出られるように頑張ろう! と思いました。
●風吹ケイ(ふぶき・けい)
1999年4月5日生まれ、大阪府出身
2022年2月発売の1st DVD『降臨』がデビュー早々大ヒットを記録。キックボクシングイベント『NO KICK NO LIFE』のラウンドガールとしても活躍中
公式X【@kei_fubuki_】
公式Instagram【@kei_fubuki_】