12月18日発売の『週刊プレイボーイNo.1&2』で、ついに発表となった「グラジャパ!AWARD2023」。毎年恒例となりつつある表彰の結果は特設ページを見ていただくとして、今回は、今年のグラビアを総括すべく、グラビア好きとして知られる著名人4名にインタビュー。今年発売されたお気に入りのデジタル写真集を紹介するとともに、胸の内に抱くグラビア愛を存分に語ってもらった。
三人目の有識者は、今年約1年半ぶりにグラビア活動を再開した頓知気さきな。80年代グラビア好きを公言し、グラビアで活躍する女のコからの支持もアツい彼女が語る、2023年のグラビアとは?
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――今年11月、約1年半ぶりに週プレに登場された頓知気さん。グラビア活動再開後、反響はいかがでした?
頓知気 おかげさまで、ありがたいコメントをたくさんいただきました。中には「グラビア界には、やっぱり頓知気さきなが必要だ!」とまで言ってくださる方がいて(笑)。お休みしていたにもかかわらず、あたたかく迎えてくださる方たちばかりで、素直にうれしかったですね。
――グラビア誌で表紙を飾るほどの人気者でありながら、グラビア愛に溢れたトークができるのは、頓知気さんくらいですからね。しかも若手の女のコからの支持もアツい。グラビアの未来は、頓知気さんにかかっていると言っても過言じゃないですよ!
頓知気 いやいや、そんなことはないです。柄じゃないですし(笑)。でも、これからのグラビア業界がどんなふうに変化していくのかには興味があるので、変わらず見続けていたいですね。そして、需要があれば私もグラビアを続けたいです。
――また是非お願いします! さて今回は、演者としてではなく"グラビア識者"として、読者目線でグラビアについて語っていただけたらと思います。最近のグラビアチェックのご状況は?
頓知気 ここ最近は、SNSをメインにグラビアをチェックしていました。雑誌を網羅するというより、手に取った雑誌で見つけた気になるコをSNSで追いかけたり、SNSで見かけた気になるコが出ている雑誌を買ってみたり。気軽に見られて便利だし、女のコの人となりを知るにはSNSがいちばんなんですよね。雑誌掲載の告知ツイートひとつにしても、文章のテンション感や絵文字の使い方に個性が出るじゃないですか。そういうところも含めて、チェックしていますね。
――またコアな見方ですね。どんなSNSが理想なんでしょう?
頓知気 一概には言えませんが、自撮りのオフショットとカメラマンさんが撮影したグラビアで、写りに差がないコが好きかもしれません。自撮りもグラビアも、どれも魅力的なコ。今や告知ツイートのオフショットがきっかけで知られるパターンもあるはずです。写真写りへのこだわりは、常に持っておくべきなんだろうなーって思いますね。
――なるほど。勉強になります。では、頓知気さんから見た今年のグラビアの印象を教えてください。
頓知気 今年グラビアで大活躍していたのは、満場一致で菊地姫奈ちゃんですよね。ただ視野を広げると、姫奈ちゃんの勢いを継ぐであろう新顔がたくさん登場した一年でもあったと思っていて。今回、お気に入りのデジタル写真集をピックアップしてほしいということで、気になるコの作品をいくつかチェックさせていただきましたが、紹介させていただくのは、いずれも来年のグラビア界を担う存在になるとひそかに期待している女のコたちです。
――早速、お聞きしてもよろしいですか? ベスト3をあげていただき、他にも紹介したい方がいれば+αでお話いただければと思います。
頓知気 まず、一人目は白濱美兎ちゃん。この手の話で何度か名前を挙げさせていただきましたが、週プレ、ヤンジャンと立て続けに初グラビアを披露されたときは衝撃が走りましたよ。童顔かわいい癒し系の顔立ちなのに、体つきはめちゃくちゃオトナっぽい。しかもまだ17歳ですよ? 誰が見ても「このコは売れる」と思うはずです。デジタル写真集のタイトル通り、確実にエースを狙える存在。ネクストグラビアクイーンとして期待しています!
――白濱さんは「美少女図鑑アワード2023」で週プレ賞とヤンジャン賞を受賞した現役女子高生ですね。ネクストグラビアクイーンと言い切っちゃうなんて。かなり期待されているんですね。
頓知気 顔と体のバランスが良いだけでなく、笑うと片側だけにエクボが出る左右非対称さも魅力です。一度見たら忘れないというか。AI生成では絶対に再現できないであろう個性的なお顔立ちも素敵だなって思います。それに何といっても、今年の6月にグラビアデビューしたばかりだというのに、最新の撮り下ろしを見ると既に表情のバリエーションが増えているんですよ。若さゆえの成長スピードには脱帽です。2年経ってもまだ19歳。間違いなく、近いうちにグラビア界を席巻すると思います!
――まだまだ話し足りなそうですが、次、お願いいたします!
頓知気 あとはやっぱり蓬莱舞ちゃん。デジタル写真集は、ヤングジャンプからリリースされた『その時、心は射抜かれた』です。
――制コレ22でグランプリを獲得された蓬莱さん。白濱さんに続き、また若いコをピックアップされましたね。
頓知気 蓬莱ちゃんも、確かまだ17歳ですもんね。蓬莱ちゃんも、童顔×オトナな体つきのバランスが素敵。それでいて違和感のあるシチュエーションでもいやらしすぎず、全部かわいく収まるのが魅力です。というのも私、雪グラビアが苦手で。あまりの違和感に「いや、寒いだろ!」って、思わずツッコみたくなってしまうんですよね(笑)。でも、蓬莱ちゃんの雪グラビアはなぜかナチュラルな印象を受けます。白くてもちもちしていそうな肌が、より綺麗に見られる気がします。
――どんどんいきましょう。ラスト三人目は?
頓知気 他にも紹介したいコがいるので悩みますけど、やっぱりちばひなのちゃんかなぁ。デジタル写真集は、初グラビアを収録した『幕が開けたら』でお願いします。って、ひなのちゃんも17歳だ(笑)。
――みなさん、2006年生まれですよね。もしかしたらスゴい年なのかも? ちなみに、ちばひなのさんの『幕が開けたら』は、同企画で取材をさせていただいた武井壮さんもあげていらっしゃいましたよ。
頓知気 えぇ~! そうなんですか? まさかひなのちゃんが被ると思っていなかったです。武井さん、さすがなぁ。もしかしたら、グラビアの好みがわりと近かったりして?
――どうなんでしょう(笑)。頓知気さんが思う、ちばさんの魅力は?
頓知気 少女性とオトナっぽさという矛盾が共存しているところ、ですかね。白濱ちゃんや蓬莱ちゃんの"童顔だけど体つきがオトナっぽい"とはまた違うんですよ。オトナっぽい雰囲気もありつつ、どこか幼さも感じられるお顔立ちが不思議な魅力を放っているんですよね。垂れた眉毛に、奥二重。このあどけなさをいつまでも残しておいてほしいなぁ~と思っています。
――なるほど。彼女たちが、今年の菊地姫奈さんの勢いを継ぐ期待の新顔ということですね。
頓知気 あともうひとり! 桑島海空ちゃんも来年期待の新星です。既に週プレさんでは表紙を2度も飾っていらっしゃいますが、来年はさらに飛躍しそうですよね。
――桑島さん、今年デビューしたばかりと思えないほど大活躍されていましたよね。「グラジャパ!AWARD2023」でも最優秀新人賞を受賞されていました。
頓知気 個人的には、デジタル写真集『ショートカットで世界征服』の表紙で着ている黄色い水着のカットがイチオシです。小麦肌とのコントラストが綺麗すぎます。ショートカットがお似合いで、スポーティな雰囲気があって、どの笑顔も無垢でかわいらしい。よく笑う、あどけない人柄が写真から伝わってきました。あと、ちょっぴり80年代の匂いがしますよね。昭和グラビア好きな私にも、バッチリ刺さりましたね。
――たっぷりお話しいただきありがとうございます! では最後に、頓知気さんが思う"グラビアを見ていてワクワクする瞬間"を教えてください。
頓知気 ご紹介したような魅力溢れる若手のコたちが次々に現れると、やっぱりワクワクしますね。「どんなふうに成長していくんだろう?」って、古参のひとりとして追いかけたくなります(笑)。
またグラビアを見始めた当初は「それなりに売れたら、みんなグラビアから足を洗っていくんだよなぁ」と、寂しい気持ちにもなっていましたが、最近は素直に喜べるようになってきました。好きな女のコのことは、グラビアの中だけじゃなく人生規模で応援していきたい。夢を叶えていく背中を見届けるのもまた、グラビアを見る楽しさだと思いますね。
――最近は、グラビアで憧れている人として頓知気さんの名前をあげる女のコが増えてきた印象です。今回、ご紹介いただいた白濱さんも、頓知気さんがきっかけでグラビアを始められたそうですよ。
頓知気 うれしいです。そもそも私がグラビアの魅力を発信しはじめたのは、自ら率先して「グラビアをやりたい」と思う女のコを増やしたかったからなんです。3年ほど経って、地道に撒き続けてきたタネがようやく芽吹き始めた気がしています。微力ながらも、言い続けることは大事なんですね。大きな学びでした。週プレにも、金髪りささん・とりさんというグラビア好きな女子がいらっしゃるわけですし。「俺の」とタイトルにはありますが(笑)、来年は今年以上に、女子の声でグラビアを盛り上げていきたいですね。
■白濱美兎『エースを狙え!』
週プレ、ヤンジャンと立て続けに披露された初グラビアを見て衝撃を受けました。童顔にして体が仕上がりすぎ......! しかもまだ17歳。最新作のたびに新しい表情が見られる成長スピードには脱帽です。デジタル写真集のタイトル通り、次世代エースとなり得る存在
■蓬莱舞『その時、心は射抜かれた』
実は雪グラビアが苦手なのですが、蓬莱ちゃんだと違和感なく見られるのが不思議。温泉パートもいやらしすぎず、全体的にナチュラルな雰囲気に仕上がっています。蓬莱ちゃんだからなせる技! 唯一無二ですね
■ちばひなの (少女歌劇団ミモザーヌ)『幕が開けたら』
少女感があるのに、オトナっぽい。この矛盾の共存にはポテンシャルしか感じません。小顔&超黒髪ロング。一度見たら忘れない顔立ち。まるで青年漫画のヒロインみたいです。ぜひデジタル写真集で全身のカットも見てもらいたい! 頭身の高さにビックリするはず
■桑島海空『ショートカットで世界征服』
今や絶滅危惧種の小麦肌美少女。デジタル写真集で見られる笑顔がどれも本当に楽しそうなのも良いですね。表紙で着ている黄色いビキニが似合いすぎ! このハツラツ感が出せるコ、貴重ですよ