百獣の王こと武井壮氏 百獣の王こと武井壮氏
12月18日発売の『週刊プレイボーイNo.1&2』で、ついに発表となった「グラジャパ!AWARD2023」。毎年恒例となりつつある表彰の結果は特設ページを見ていただくとして、今回は、今年のグラビアを総括すべく、グラビア好きとして知られる著名人4名にインタビュー。今年発売されたお気に入りのデジタル写真集を紹介するとともに、胸の内に抱くグラビア愛を存分に語ってもらった。

今回の有識者は、"百獣の王"こと武井壮氏。芸能界きってのグラビア好きを公言する氏が語る、2023年のグラビアベスト3は?

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――武井さんは、4年半ほど前に「俺のグラビア愛」というグラジャパ!の企画にご登場いただきました。週プレ読者にはグラビア好きとして、知られています。

武井 グラビアは中学生の頃から大好きで、それ以来ずっと週刊誌と漫画誌をすべて読んでチェックしています。もちろん週プレもです! あと最近は少し落ち着きましたけど、写真集も結構買っていて、多い時で月10冊に上ることも。家のクローゼットの一面は、写真集で埋め尽くされていますね。

――それでは早速本題に。今回はそんな武井さんに2023年ベスト3を選んでいただきました。

武井 僕はグラビアを中学生の目線で見ているんですよ。決して大人のそれじゃない。だから洋服を脱いで"全部見せちゃう"みたいなものや過激すぎるものは苦手で。性的すぎず、でも胸をドキドキさせてくれる"出しすぎていない"グラビアがいいんです。ここで選んだのはそんなグラビアを披露し、今年特に気になった女のコです。

――順番にご紹介いただければ!

武井 まずひとり目は菊地姫奈さん。ミスマガジン2020でデビューした頃から追いかけてきましたけど、2023年は数えきれないほど雑誌の表紙巻頭を飾るなど、めざましい活躍でしたよね。入れないわけにはいかないです。グラジャパ!の作品は正直、どれもいいんですけど、『SUPER GIRL』にしておきましょうか。

菊地姫奈『SUPER GIRL』(撮影/YUJI TAKEUCHI<BALLPARK>) 菊地姫奈『SUPER GIRL』(撮影/YUJI TAKEUCHI<BALLPARK>)

――先日、発表された「グラジャパ!アワード2023」のグランプリを獲得した菊地さんの受賞作です。武井さんが思う彼女の魅力は?

武井 なんといってもあどけなさの残る愛らしい顔立ちと抜群のスタイルを併せ持つことですね。美少女好きにも、グラビア好きにも問答無用に刺さる。絶対的な存在感を放つ覇王。言うなればグラビア界のラオウです。

――ラ、ラオウですか!?

武井 しかもですよ! 菊地さんの場合、トキのような清らかさがあり、ケンシロウのような主人公感もある。かといってジャギのような邪悪さはない(笑)。ひとりでラオウばかりか、『北斗の拳』三兄弟を体現する恐ろしい存在。こんな方はどこにもいません!

――わかるようなわからないような(笑)。いずれにせよすごいと。菊地さんは2023年半ばから女優としての活動も目立ちました。

菊地姫奈『SUPER GIRL』(撮影/YUJI TAKEUCHI<BALLPARK>) 菊地姫奈『SUPER GIRL』(撮影/YUJI TAKEUCHI<BALLPARK>)

武井 グラビアで大活躍し、現在は女優として活躍している馬場ふみかさんを彷彿させます。じつは僕の中で菊地さんは馬場ふみかさんの後継者のイメージなんです。2024年もグラビア界で絶対的なポジションをキープしつつ、ドラマなどで活躍してほしいですね。

――続いて二人目は?

武井 桑島海空さんです。週プレで初めて見た時は、ある衝撃を受けたんです。僕ら世代の方には分かると思うんですが、グラビアに初登場した時の小泉今日子さんと内田有紀さんが混ざったような、そんな衝撃を受けました!あの頃のスターがまた現れた!と。彼女の作品もどれもいいんですが初グラビアが収められた『海と空とJK』にしましょうか。

桑島海空『海と空とJK』(撮影/栗山秀作) 桑島海空『海と空とJK』(撮影/栗山秀作)

――以前、週プレの取材で語っていましたけど、まさに桑島さんはファンから「昭和っぽい」と言われることが多々あるようです。

武井 それ、すごくよくわかります。ショートカットの元気な笑顔と絞り切っていない健康的な体形と褐色の肌とか、昭和っぽいですもん。中学生の頃に『BOMB』で見た、小泉さんの赤い水着のグラビアが思い浮かびました(笑)。あと彼女はものすごい透明感がありますよね。それもすごい魅力。イメージに合ったTVCMに出演すれば、必ずブレイクすると思いますよ。

桑島海空『海と空とJK』(撮影/栗山秀作) 桑島海空『海と空とJK』(撮影/栗山秀作)

――おーっ! 是非期待したいです。それでは三人目、お願いします。

武井 ちばひなの(少女歌劇団ミモザーヌ)さんですね。作品は週プレ初登場のグラビアを収めた『幕が開けたら』でお願いします。ちばさんも透明感があって、僕の中では先にあげた菊地さん、桑島さんと同系列です。ただ彼女はその中でもまだ無色で、今後どうなっていくのかまだ想像がつかないです。もしかしたらドラマや舞台に出演するような女優さんになるのか、それともバラエティを中心にやっていくのか。またどんなグラビアを見せてくれるのかとか。とはいえ高いポテンシャルを秘めていると思いますね。

ちばひなの『幕が開けたら』(撮影/HIROKAZU) ちばひなの『幕が開けたら』(撮影/HIROKAZU)

――ポテンシャル! どこにそれを感じます?

武井 存在感とグラビアとのギャップですかね。ちばさんは少女らしい可愛らしさがあって、アイドルっぽいじゃないですか。でもグラビアではまだ何者でもない、色のついていない表情を浮かべたり、あらゆる可能性を見せてくれるんです。これはまだたくさん引き出しがあるんじゃないかって期待しちゃいますよね。あと彼女には人の守護本能に訴えかけてくる雰囲気があって、それも強みですよね。今後、何かを機に一気にファンが増える気がします。

――ちなみに武井さんは、最初に"出しすぎていない"グラビアがいいとおっしゃっていましたけど、"胸の谷間"とかは見ないんですか?

武井 いやいや、もちろん見ますよ。すべてをチェックしますから。せっかくなので自分の中にあるグラビア好きという視点から、その視点でもうひとりだけ紹介させていただきたいですね。青井春さんです。作品は『ワンダーラスト』で。

青井 春『ワンダーラスト~prologue~』(撮影/HIROKAZU) 青井 春『ワンダーラスト~prologue~』(撮影/HIROKAZU)

――青井さんは、B90W55H83の見事すぎるスタイルで、チート級ボディとも言われていますね。

武井 僕が見る限り、彼女はパーフェクトですよ。大きな胸と美しいくびれを持ち、身長は高くないけど手足が長く、全身のバランスが抜群。その上、顔立ちも美しい。男のコなら間違いなく、誰もが好きになっちゃうはずです。

――おーっ! 彼女は週プレのYouTubeに何度か出ていただいているんですが人懐っこく、実にチャーミングな方なんですよね。それもまたかわいらしいというか。

武井 何より笑顔がいいし、人柄の魅力は伝わってきますよ。ただ僕的にはかわいいだけでなく、カッコいいグラビアも見たい。水着だけでなく、ハイブランドの洋服だって絶対に映える。いずれにせよ彼女こそ、グラビアをもっとたくさんやってほしいです。

――それにしても相変わらずの"グラビア愛"ですね。興味深くお話を聞かせていただきました。

武井 僕みたく口に出して言うかどうか別として、みんな、グラビアが好きですよね。でなければこんなたくさん、雑誌の表紙巻頭を飾るわけがない。グラビアって本当にありがたいものですよね。お付き合いとかデートをしないと見られない姿を見せてくれるわけじゃないですか。トップクラスにかわいいコが。コ誌を手にしてグラビアには興味がないなんてあり得ないですよね。ドジャースタジアムに行って、大谷選手を見ないみたいなものですよ(笑)。

――最後に武井さんのグラビアを楽しみ方を教えてください。

武井 僕自身はグラビアを見て、彼女たちの人柄はもちろんですけど、今後の活動を思い浮かべるんですよね。「この女のコはこの先、こんな仕事するだろうな」「あんなふうに成長するんじゃないかな」とか。それから1年、2年経った頃に答え合わせをして、感慨に浸ります。女のコの可能性にワクワクしながら、その成長過程を見届けていく。グラビアはそれが何よりも楽しいんです。

■菊地姫奈『SUPER GIRL』
菊地さんは、あどけなさの残る顔立ちと圧巻のスタイルとのアンバランスさが特徴的。少女っぽさが好きな人も、いわゆる水着グラビアが好きな人も取り込める懐の大きな魅力がありますよね。個人的に彼女は馬場ふみかさんの後継者のイメージ。女優としても活躍しそう

■桑島海空『海と空とJK』
ショートカットで幼さが残る顔立ちと、ややふっくらとした体形と褐色肌が醸し出す健康美。全身からあふれる透明感も素晴らしい。彼女を初めて見たとき、デビュー時の小泉今日子さんと内田有紀さんのグラビアを思い出しました。2024年、大ブレイクの可能性大な逸材

■ちばひなの『幕が開けたら』
少女歌劇団ミモザーヌのちばさん。グラビアを見ていると少女性が強くて、見る者に「守ってあげなきゃ」と思わせる柔らかなまなざしが魅力的です。現在は無色透明のイメージで、今後どう進んでいくのかは未知数。でも何があっても見守りたい気持ちにさせられます。

■青井 春『ワンダーラスト~prologue~』
今年見た中で一番のパーフェクトボディ。手足の長さやスタイルの良さ、全身のバランス、すべてが素晴らしく、デジタル写真集をずっと眺めていたくなる。彼女こそたくさんグラビアをやってほしい

●武井壮(たけい・そう)
1973年生まれ。陸上競技・十種競技の元日本チャンピオン。地上最強の百獣の王を目指す。テレビを中心に活躍中