グラビア大好き女子の金髪りさ&とりのふたりが気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。
新年一発目のコラムとなる今回は、2024年のグラビア界を大予想! インフルエンサーのグラビアが大ヒットした2023年を踏まえて、今年はどんな動きがあるのでしょうか。本記事を参考に、是非、SNSなどでみなさまのご意見もお聞かせください!
■女性ファッション誌がグラビアを!?
とり みなさま、あけましておめでとうございます! 今回は新年企画として「2024年のグラビア大予想」をテーマに語り尽くしたいと思います。
金髪 よろしくお願いします! 早速だけど、2023年は"グラエンサー"の年だったよね。
とり ぐ、グラエンサー......?
金髪 "グラビアをやっているインフルエンサー"ってことですよ!
とり ハッ! も、もうそんな言葉が出来上がっていたとは! 確かに昨年は、りりかさんやすみぽんさん、あみちさんなど、SNSで話題の女のコのグラビアがたくさんバズった1年でしたよね。
金髪 そうそう。今やグラビアのヒットには、"SNSのバズり"が欠かせなくなってきたと言っても過言じゃないですよ。......と、これは余談ですが、週プレもさらなるバズりを目指して公式TikTokを開設したので是非フォローしてください!
とり 抜かりない宣伝! さすがです(笑)。
金髪 本題は「2024年のグラビア予想」でしたよね? 私の予想では、"女のコ向け"と称したグラビアが増える気がしています。昨年12月、10代~20代の女のコに人気なファッション誌『LARME(ラルム)』からデジタル写真集が発売されたのをご存知です? モデルは、アイドルグループ・FRUITS ZIPPERの仲川瑠夏ちゃんと月足天音ちゃん。『LARME』の甘くてガーリーな世界観を保ったまま水着やランジェリーになっていて、ちょーかわいかったんですよね!
とり 見ましたよ。キラキラメイクに、フリルやリボンがついたふわふわ衣装。胸もとの露出感はありつつも全体的に柔らかいライティングで、女子ウケしそうな写真集だなーと思いました。
金髪 かわいい衣装や世界観を主軸にした"女子向けのグラビア表現"ってこれまでも『an an(アン・アン)』や『ar(アール)』などの女性誌で見られたけど、今年は他の女性誌でも増えるんじゃないかな。今回の『LARME』みたいに、デジタル写真集を出す媒体も増えそう。
とり それは、グラビア好きな女のコが増えているから? 最近は雑誌を買うほどじゃないにしても、SNSでグラビアの写真を楽しんでみている女のコが結構いますよね。
金髪 そうだね。また出る側でも、自分のカラダをポジティブに表現するためのコンテンツとしてグラビアを支持している女のコが増えてきている気がします。その流れで言えば、女のコファンが多い女のコがグラビアに挑戦する機会も多くなりそう。
例えば昨年、Z世代女子から絶大な支持を得る緩苺(ゆるめ)ちゃんが週プレで初グラビアを披露してくれましたよね。緩苺ちゃんは、女のコに人気のコスチュームブランド「Malymoon」やカラコンのイメージモデルを務めるインフルエンサー。意外だったけど、緩苺ちゃんらしい世界観のグラビアで、スゴくかわいかった!
とり 担当編集さんから聞いた話だと、撮影当日、ヘアピンやアクセサリーなど私物の小物を持参されたそうですよ。さすがの自己プロデュース力!
金髪 ただ、女子向けが増えると言った矢先に矛盾するかもですが、グラビアそのものは、女性・男性の垣根を超えて波及していくと思います。今やSNSで誰もが気軽にグラビアが楽しめる時代。グラビアをやりたい女のコも増えてきているし、男性誌だけにとどまらず、コンテンツとして一般化するのは時間の問題じゃないかな。
とり 今は男性誌のグラビアの対抗として「女性向け」と謳っているだけってことですか?
金髪 そうだね。まぁ、実際「女子ウケ」と「男子ウケ」は違うから、今後もその区分はあるかもしれないけど。グラビアが男女の垣根を超えると思う最大の理由は、中村和孝さんをはじめ、前康輔さんや東京祐さんなど、ファッションの分野でも活躍されているカメラマンさんがグラビアを撮る機会が増えたこと。私も、御三方のおしゃれな雰囲気の写真が大好き。セクシーだけど、いやらしすぎないんですよね。実際、女のコや事務所さんからリクエストされることも多いです。ほら! いま日本でいちばんモテていると言っても過言ではない森香澄さんの最新グラビアも、東さんが撮影されていますよ!
とり わーお! かわいい!
金髪 こうしてグラビアの裾野が広がるのは良いことだけど、だからこそ週プレは今以上に頑張らなきゃいけないよね。長年にわたってグラビアの歴史を作ってきた雑誌なわけだし、これからもトップを走り続けたいからね!
■バズるより妄想が広がってナンボ!
とり でも確かに、金髪さんが言う"女のコ向け"に限らず、昨年は、インディーズ写真集やAI生成など、"グラビア"と呼ばれるコンテンツが縦横無尽に増えましたよね。グラビアに特化したムック本もたくさん刊行された印象です。
金髪 おっ、ではとりさんのグラビア予想も聞かせてもらいますか。
とり 金髪さんの話と少し被りますが、プロアマ問わず、個人や新規媒体がグラビアを世に出す流れがより増えていくと思います。見せ方も届け方も多様化しつつある時代。そんな中で今年のキーワードとして挙げたいのは、原点とも言える"編集視点"です!
金髪 グラビアの編集というと、誰でどんなグラビアを撮るか。撮れた写真をどう構成し、どう世に届けるかってところですよね。何で今年のキーワードなんです?
とり 出版界の人からすれば「何を今さら......」というか、基本中のキホンみたいな話かもしれないけど、そもそもグラビアって、比較的バズりやすいコンテンツじゃないですか。言葉を選ばずに言うと、みんな"おっぱい"が好きだし(笑)、ネットニュースに"〇〇すぎる"という言葉が溢れているように、パッと見のかわいさや美しさに感動を求める傾向が強くなってきている中で、セクシーネタは分かりやすい。でもグラビアは、セクシーなだけじゃ物足らないと思うんですよ。パッと見のセクシーさで読者の胸を打ったとして、そこから、いかにして女のコの世界観に没入させるかがグラビアの要。そこで大事なのが"編集視点"なんじゃないか、ということです。
金髪 分かるような、分からないような(笑)。どのグラビアにも"編集視点"があると思うけど?
とり 「どこの誰よりも早く大きくバズろう!」という発想が透けて見えるグラビアってあるじゃないですか。「やるからには」という気持ちも分かる反面、女のコの世界観に没入できないばかりか、セクシーネタで終始しているグラビアは、見ていて寂しい気持ちになります。逆に言えば、私が思う"編集視点"がしっかりしているグラビアは、噛めば噛むほど味が広がるスルメみたいなものなんです。
金髪 例えば、どういうグラビア?
とり 昨年7月に披露された志田音々さんのグラビアとか、どうでしょう。かつては、"ハロウィン"や"キャンプ"などの企画グラビアで天真爛漫な姿を何度も見せてくれた志田さんですが、この真っ赤なサテンに包まれたカットは、これまでにない大人っぽさを感じますよね。
金髪 音々ちゃん、ホント大人っぽくなったよね!
とり 年齢に応じて大人っぽさを表現するのは自然なことですが、ただ大人っぽいだけじゃなく、今にもサテンの布をひらひら宙に舞わして躍り出しそうな自由さを感じさせるスタイリングが、ちゃんと志田さんらしくて良いなーと思うんです! それに、これまではピュアなイメージから白色や薄色の衣装を着られることの多かった志田さんが燃えるように真っ赤な衣装を着ている。その、さりげないギャップも堪りません。この赤色は、志田さんが胸の内に秘めている仕事への情熱を表しているんですよ、きっと!
金髪 いや、分かんないよ! とりさんが音々ちゃんの世界観に没入しているのはよーく分かったけど(笑)。
とり "編集視点"という意味では、偉そうかもしれませんが、モデルさん側が外部のクリエイターに「今、このコをこう撮ったら面白そう!」と思わせる魅力を持つことも重要だと思います。今人気の菊地姫奈ちゃんは、その最たる例。どのグラビアを見ても自然体なのに魅力的。何なら、女性誌の撮り下ろしもスゴく良いんですよね!
金髪 韓国の雑誌『DAZED KOREA』の撮り下ろしもハイセンスでカッコよかったよね!
とり そうそう! 白と黒を基調としたモード風な写真で、ついに露出ナシでも魅力的なのが証明されました。多分、姫奈ちゃん自身が、編集者やカメラマン、スタイリストが見たい姫奈ちゃんの姿を察知して、変幻自在に対応できるコなんだと思います。だから「次はこんな姿に挑戦してもらおう」とテーマが広がるんじゃないかなー。
金髪 聞くところによると姫奈ちゃんは、どのカメラマンさんでも人見知りせず楽しく撮影ができるみたいですよ。そういうところも強みですよね。
とり まぁ、何が言いたいかというと、せっかくグラビアが増えるんだったら、より作品として面白く、見ていてワクワクするモノが増えてほしいなーという、個人の願望も含んだグラビア予想でした。
金髪 いずれにせよ、何だかグラビア自体が広がっている感じはあるよね。私たちも編集部の一員。今年は、ワクワクするグラビアをたくさん生み出していきたいね!
とり ウフフ。グラビア好き女子が発信するグラビアコンテンツ、今年はさらに期待していてください!
●金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味/ホラー映画鑑賞
Xアカウント【@sutekiend】
●とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味/散歩、レコード収集
Xアカウント【@seikatsu_tori 】
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