グラビア大好き女子の金髪りさ&とりのふたりが気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』。
連載第105回目となる今回は、Xでの呟きがたびたび炎上してしまう麻倉瑞季(あさくら・みずき)さんと女子トーク。昨年末は、ABEMAの報道リアリティーショー『ABEMA Prime』に出演したほか、noteを開設し自身の思いを文章で表現するなど、発言にも注目が集まりつつある彼女。話を聞くと、実は、もともとグラビアには嫌悪感を抱いていたそうです。前編では、そんな麻倉さんなりのグラビアへの想いをまっすぐに語ってもらいました。
とり さて、新年一発目のゲスト回です。今回は、歯に衣着せぬ物言いでたびたび炎上されている麻倉瑞季さんにお越しいただきました!
麻倉 新年早々、ありがとうございます! そして、いつもお騒がせしてすみません!!
とり 麻倉さんは「ミスマガジン2022」でミスヤングマガジン賞を受賞。その後、ミスマガメンバーとしてマガジン系の雑誌をメインに活動されていましたが、昨年10月にその任期を終えた以降は各誌にひっぱりだこでしたよね。
麻倉 全てマネージャーさんのプッシュのおかげなんです! ありがたいです。
金髪 そんな(笑)。麻倉さんの力も大きいでしょうに!
麻倉 任期が終わったから、今、集中的にドシドシお話をいただけているだけだと思っています。私、歴代ミスマガメンバーが仕事を得る流れを把握するために、過去のSNSを遡って研究しているんですけど、みんなこの時期は満遍なく出ているんですよ。私もその流れに乗っているだけです。週プレさんは、ミスマガの任期期間中にも一度出させてもらいましたけどね。
金髪 めっちゃ冷静な分析(笑)。ミスマガに選ばれただけでもスゴいんだから、もっと堂々としても良いと思うけど。週プレの撮影はどうでした?
麻倉 週プレさんの撮影は毎回楽しいです。編集さんとスゴくノリが合うというか。現場で私を見ていないときも「かわいいねー」とか言う方なので「いや、ちゃんと見て言ってよ!」とは思うけど(笑)、そういうツッコミも笑って受け入れてくださるので居心地が良いですね。ただ、いわゆる週プレさんのカラーにはハマっていない自覚があります。
とり えっ、麻倉さんが? そんなことないと思いますけど。
麻倉 いやー、週プレさんのグラビアって、全体的に女のコが好きそうな雰囲気があるじゃないですか。例えば、頓知気(さきな)のグラビアとか......って、なんで私は自分の取材で推しの話をしようとしているんだ(笑)。
この前の週プレさんに載っていた頓知気のグラビアは、フリルのついた衣装を着て、女のコ的にも「素敵だな」って思うシチュエーションで撮影されていたんですよ。もう、めっちゃかわいくて! でも、私は胸がデカいからどうしてもエロくなっちゃうじゃないですか。だから、アレですね。週プレさんにハマっていないんじゃなくて、女のコが好きそうなグラビアにハマっていないってことです。そう、それが言いたかった!
とり ちょ、落ち着いて! マシンガントークすぎますよ(笑)。えーっと、つまり麻倉さん的には、"女のコが好きそうなグラビア"が理想なんですか?
麻倉 そうです(即答)! ファッション誌の『bis』や『LARME』みたいな世界観が大好きなんですよ。いろんな人がいるのは分かっているけど、何だかんだで女のコはみんな、ピンク、フリフリ、レース、リボン、イチゴ、ショートケーキ......みたいな"王道カワイイ"に憧れるものだと思っています。もちろん、そうじゃない人もいると思ってはいるんですけどね!
とり 私は逆に、そういう分かりやすい"カワイイ"は苦手かも......
麻倉 あのちゃんやあのちゃんやかてぃ(元ZOC・香椎かてぃ)みたいな"異端児"と呼ばれるアイドルも好きだけど、元はAKB48のまゆゆ推しで、今でも女のコのベストヘアスタイルはハーフツインだと思っています。だから、本当はそういう世界観のグラビアをやってみたいんですよ。でも、自分にその世界観が合わないのも分かっています。私、特別カワイイわけじゃないから。
とり いやいや、カワイイですよ! まゆゆとはタイプ真逆だけど(笑)。
麻倉 まゆゆにはなれなかった(笑)。本当は正統派キャラで頑張るつもりだったのになー。
とり とはいえ麻倉さんは、もともとグラビアに抵抗があったんですよね。
麻倉 めちゃくちゃありました。っていうか、グラビアに対してちょー偏見を持っていたんです。何より、女性の身体的特徴を武器に商品を作って、それに男性読者が性的興奮を覚えるという事実に嫌悪感がありましてですね......。
とり 急に専門家みたいな口調になりましたね(笑)。
麻倉 あのー、昔から胸の大きさでイジられることが多かったんですよ。こうして活動していても「お前、早くAV行けよ」「胸しか価値ないんだから脱げよ」って言われたり、裸の画像に自分の顔をコラージュされたりするんです。さすがにキモくないですか!? インスタライブの配信中に言われたとき、泣いちゃいましたもん。何で顔も知らないヤツにそんなこと言われなきゃならないんだー! って。
とり うわぁ、それはヒドい......。
麻倉 それで「グラビアアイドルだからってセクハラして良いと思っているんですか?」ってXで呟いたら大炎上(笑)。デビュー当初は正統派キャラで行きたかったし、そもそも思ったことを何でもズバズバ言っちゃう性格ゆえに学生時代に孤立しかけた経験があったので、ずーっとネコを被っていましたけど、もう我慢の限界でした。もはやクビ覚悟でしたよ。このキャラを受け入れてくださったマネージャーさんと事務所にはマジで感謝です!
金髪 そんな麻倉さんがグラビアを始めたのは、頓知気さんがきっかけなんでしたっけ?
麻倉 そうです。大好きなfemme fatale(頓知気さきなと実姉・戦慄かなのによる音楽ユニット)のリリースイベントにピチTを着て行ったら、ふたりに胸を揉まれたんです。「こんなに良いものを持っているんだったら、絶対にグラビアやったほうが良いよ!」って。太鼓みたいにポンポン叩かれました(笑)。
ミスマガも最初は事務所に言われるがまま渋々参加していたんです。「落ちるだろうなぁ」と思っていたら、まさかのベスト16に選出。SNSで頓知気に伝えたら、私の写真をインスタグラムのストーリーに載せてくれて。
とり でも、もともと麻倉さんはグラビアが苦手だったわけじゃないですか。頓知気さんはグラビアが大好きだけど、いくら推しとはいえ、理解できないこともあるんじゃ?
麻倉 まぁ、推しが応援してくれているのに頑張らないわけにはいかないじゃないですか(笑)。実際、私はグラビアをちゃんと見ないまま苦手に感じてしまっていたのですが、試しに頓知気のグラビアを見てみたら、思いのほかいやらしさがなくてビックリしたんです。むしろカワイイかも! って。いい意味で裏切られましたね。
とり 推しの言葉は侮れませんなぁ。そうしてプレイヤーになられたわけですけど、今はグラビアに対してどういう気持ちがあるんですか?
麻倉 グラビアの撮影中は、自分で自分を「カワイイ女のコなのかも」と認めてあげられる唯一の時間になりつつありますね。自分のルックスには全く自信がないんですけど、現場ではスタッフさんが「寒くないですか?」「髪の毛直しますよ~」って、私をお姫様扱いしてくださるじゃないですか。自己肯定感が低いわりに承認欲求が強いので(笑)、そういうところから、またグラビアが好きになってきました。
金髪 グラビアの撮影中は、周りのスタッフからポジティブな声がたくさん飛んできますもんね。「カワイイー!」って。
とり ルックスに自信が持てないのは私もスゴく共感するんですが、そうして少しでも自分を認めてあげられる時間があるのは良いことですね。
麻倉 実を言うと体型もコンプレックスばかりなんですけど、人によっては好みの体型だと思うんです。各誌に呼んでもらえているのは、少なからず需要があるからだとも思うので。私にとってグラビアは、身も心も丸ごと愛せる特別な仕事。だから、低く見られるような発言が目に入ると、つい言い返したくなっちゃうんです。もちろん、そこまで読者の方に理解してほしいわけではないのですが。
とり 男性に媚びていると思われがちだけど、グラビアは女のコにとってポジティブな表現でもありますもんね。私も、読者としてスゴく癒されますもん。
麻倉 完成した誌面を見て、また自己肯定感が下がっちゃうこともあるんですけど......。今はグラビアの仕事が好きなので、まだまだ続けていきたいですね。ストレートに何でも言っちゃう性格なので燃えやすいとは思うのですが、少しでも私の感覚に共感してくれる人が増えるといいな。
●麻倉瑞季(あさくら・みずき)
2002年4月11日生まれ 長崎県出身
身長150㎝ B98 W62 H90
趣味=推し活、ゲーム全般
特技=朗読、分析、裁縫
○「ミスマガジン2022」でミスヤングマガジン賞を受賞。
公式X【@mizuki_asakura_】
公式Instagram【@mizuki_asakura_】
公式note
●金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味/ホラー映画鑑賞
Xアカウント【@sutekiend】
●とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味/散歩、レコード収集
Xアカウント【@seikatsu_tori 】
★『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』
『週プレNEWS』にて毎週土曜配信
【https://www.grajapa.shueisha.co.jp/plus】