麻倉瑞季さんとグラビア女子トーク 麻倉瑞季さんとグラビア女子トーク

グラビア大好き女子の金髪りさ&とりのふたりが気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』

連載第105回目となる今回は、Xでの呟きがたびたび炎上してしまう麻倉瑞季(あさくら・みずき)さんと女子トーク。前編では「もともとグラビアには嫌悪感があった」と語られていましたが、実はいまFANZAユーザーらしい!? そんな彼女なりのグラビアへの意識、こだわりに迫った後編。気づけば「フェチ」と「エロ」の違いにまで話が発展して......!?

とり 麻倉さんといえば、昨年、公式noteを開設されましたよね。読み応えのあるエッセイのほか麻倉さん自身が思う"カワイイ哲学"などを見事に文章化されていてスゴいなーと、面白く読ませていただいています。あそこまで自分の内情を深く掘り下げて書ける人も、なかなかいないですよね。

麻倉 ヤダ、恥ずかしい! 文章を書くことを生業とされている方にそんなふうに言っていただけるなんて、恐れ多いです。ただ私はXの投稿ひとつにしても、炎上しないよう毎回ちゃんと推敲(すいこう)しているんですよ。にもかかわらず燃えてしまうのですが(笑)、伝えたい思いがなるべく正確に伝わるよう言葉の扱い方には人一倍注意しているほうだとは思います。

金髪 書くこと自体お好きなんですか?

麻倉 そうですね。ちょっとした小説を書いていた時期もありますし、入試で出される小論文も得意でした。

とり じゃあ、もしこのnoteをきっかけに、グラビアについて一筆お願いされたらどんな文章を書きたいですか? 

麻倉 グラビアについて、かぁ。うーん、そうだなぁ(熟考)。「グラビアアイドルの社会的地位の低さについて」とか「グラビアにおける見せ方に正解はあるのか」とかかなぁ。

とり タイトルが堅い! 全体的に論文っぽいですね(笑)。

麻倉 私もグラビアに偏見を持っていた時期があるので、グラビアの仕事に批判的、拒絶的な反応を示す方の感覚は正直スゴく理解できるんですよ。そのうえで誇りを持って取り組んでいる今の私だからこそ、考えられる何かがありそうだなぁ......って思うんですけど、いろいろ言い過ぎるとまた燃えてしまいそうですね(笑)。

麻倉瑞季 麻倉瑞季

とり ご自身のためにも燃えすぎには注意してください! では、独自のグラビア哲学をお持ちの麻倉さんが、プレイヤーとして、グラビアを撮られる際に意識していることは何ですか?

麻倉 私なりの自己評価ではありますが、私、カメラマンさんに"撮らせちゃうタイプ"だと思うんですよ。何というか、カメラマンさんから指示をもらうより、自分で動いて「今のこのポーズを撮ってほしい」と雰囲気で伝えることが多いんですね。自由にポージングを決めちゃうから、きっとやりづらいカメラマンさんもいらっしゃるだろうけど、みなさん優しい方たちばかりなので付き合っていただいています。

とり 例えばどんなポージングですか?

麻倉 週プレさんから出ているデジタル写真集『天使と小悪魔』の中だと、このスカートを捲(たく)し上げているカットは、自分から率先してポージングをした記憶があります。パンツが見えそうで見えない、みたいな。こういうフェチっぽい感じの写真が好きなんですよね。

麻倉瑞季『天使と小悪魔』(撮影/桑島智輝) 麻倉瑞季『天使と小悪魔』(撮影/桑島智輝)

金髪 そういう感覚もお持ちなんですね! てっきり、いわゆる男性が喜びそうなシチュエーションは全て苦手なんだと思っていました。

麻倉 あからさまな性的表現は苦手です。でも、この露出感は許容範囲。パンチラとかストッキング脱ぎかけとかは、むしろ「フェチい!」と思っちゃいますね。

金髪 フェチい!? その線引き、分かるような分からないような......(笑)。

とり こ、こういうことを聞くのも何ですが......"エロ"には興味があるんですか?

麻倉 いや、それはないです(キッパリ)。「フェチい」と「エロい」は別物。

例えば、私はFANZAのユーザーであることを公言しているんですけど、いわゆる"本番行為"のシーンは苦手で見られないんです。まぁ、FANZAを見ているのは、自分がグラビアを撮られるときに"どういう表情をすれば男性の購買意欲を刺激するか"を研究するためなので、"本番行為"の表情はさすがに真似できないぞって理由もあるんですけど(笑)。服を脱がされかけて恥じらっている女のコの表情はとても参考になりますよ。一概には言えませんが、直接的かどうかが「フェチい」と「エロい」のラインだと思っています。

金髪 う~ん。FANZAの作品はどれも男性にとって都合が良いように作られているわけだから、"本番行為"に至るまでのシーンも、わりと露骨なエロだと思うんだけどなぁ。

麻倉 ま、まぁ、感覚的な違いというか、あまり踏み込みすぎると長くなりそうなので、自分のグラビアの話に戻して良いですか(笑)? 実は、お気に入りのカットがあってですね。

麻倉瑞季『天使と小悪魔』(撮影/桑島智輝) 麻倉瑞季『天使と小悪魔』(撮影/桑島智輝)

とり おぉー、カッコいい一枚ですね! 前編ではファッション誌『LARME』のような世界観に憧れているとおっしゃっていたので、こういうカットを選ばれるのは意外です。

麻倉 柵がない屋上という過酷なロケーションで撮影をしたんですけど、風で乱れた髪の毛で顔が隠れているのがお気に入りポイントです。やっぱり、あまり自分の顔立ちが好きじゃないから、これくらいのほうが見ていられるんですよね。ま、このカットだと男性は欲情しづらくて物足りないんだろうなー。

麻倉瑞季 麻倉瑞季

とり どうなんでしょう(笑)。それにしても、お話をお聞きしていると、グラビアと向き合う姿勢が誰よりも真面目ですよね。麻倉さんくらいの年齢で「グラビアアイドルの社会的地位」を案じているコって、いるのかな? もう少し楽しい気持ちを軸に頑張ってるコがほとんどだと思いますよ。

麻倉 でしょうね(笑)。まぁ、私はそういう性格なので......。

とり だからこそ集中砲火されちゃうところもあるのかなって。少し心配です。そういうときに心の支えになるものとか、あります? 推しのキャラクターとか?

麻倉 心の支えになっているものかぁ......。難しいですね。

ただ私、推しに生きる意味を見出してはいけないと思っているんです。推しがいないと死んじゃう! なんて言い始めたら荷が重いじゃないですか。好きな人に、そこまで背負わせられないですよ。

強いて言えば、仕事かな。人に迷惑をかけることだけは絶対に避けたいんです。だって、もし私が心を病んで仕事を飛ばしちゃったら、現場のスタッフさんやマネージャーさんをはじめ、各方面に多大なるご迷惑をおかけするじゃないですか。ありがたいことに昨年はたくさん仕事の話をいただけて、スケジュールがパンパンだったので、死なずに済んだんだと思っています。この先、ポッカリ仕事が無くなったら......。あ。なんか、急に涙が出てきた......。

金髪 泣かないでー!

麻倉 すみません(泣)。炎上しちゃったとき、「何で伝わらないんだろう?」って悔しくて泣くことがあるんですけど、マネージャーさんがスゴく優しい方で。夜中の1時半でも電話に出て話を聞いてくださるんですよね。うぅ......本当に救われています。さっき話した仕事と同義かもしれませんが、現状、心の支えはマネージャーさんかもしれないです。

とり また夜中に泣きなくなったら、今度はマネージャーさんに車を出してもらって海にでも連れて行ってもらったらどうですか? 夜風を浴びながら人気のない海辺にいるだけで、きっと気持ちも安らぎますよ。

金髪 う、海!? いきなりどんな提案なんですか!

麻倉 あ、でも私、そういうの好きです。この前も、夜中の3時に友達から「今から築地行こうぜ!」って連絡があって。そのときは病んでいたわけじゃないんですけど、4000円のウニを御馳走してもらいました。むしろ、そうやって連れ出してくれるほうがありがたいですね。

私、旅行にも積極的なほうじゃないので、自分一人だと家に引きこもって「漫画・アニメ・寝る」ばかりなので。ってことで、マネージャーさん。これからも扱いにくい私をどうぞよろしくお願いします(笑)。

麻倉瑞季 麻倉瑞季

『天使と小悪魔』 撮影/桑島智輝 価格/1100円(税込) ヒールの部分が目立つ彼女だけど、深く知っていくと優しい部分が見えてくる。このデジタル写真集からは、タイトルにある通り、そんな彼女の天使性と小悪魔性が感じられます。川でびっしょりシャツを濡らし、リボンで目隠しをし、綺麗な花と写る。今年、さらに期待が活躍される麻倉さんのピュアな表現。記事とあわせて是非チェックを! 『天使と小悪魔』 撮影/桑島智輝 価格/1100円(税込) ヒールの部分が目立つ彼女だけど、深く知っていくと優しい部分が見えてくる。このデジタル写真集からは、タイトルにある通り、そんな彼女の天使性と小悪魔性が感じられます。川でびっしょりシャツを濡らし、リボンで目隠しをし、綺麗な花と写る。今年、さらに期待が活躍される麻倉さんのピュアな表現。記事とあわせて是非チェックを!
【前編→炎上しがちなIカップグラドル・麻倉瑞季さんと女子トーク「グラビアの撮影中は、唯一、自分を"カワイイ女のコ"だと認められる時間です」】

●麻倉瑞季(あさくら・みずき) 
2002年4月11日生まれ 長崎県出身 
身長150㎝ B98 W62 H90 
趣味=推し活、ゲーム全般 
特技=朗読、分析、裁縫 
○「ミスマガジン2022」でミスヤングマガジン賞を受賞。
公式X【@mizuki_asakura_】 
公式Instagram【@mizuki_asakura_】 
公式note

●金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味/ホラー映画鑑賞
Xアカウント【@sutekiend】

●とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味/散歩、レコード収集
Xアカウント【@seikatsu_tori 】

★麻倉瑞季のグラジャパ!プロフィール

★『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』
『週プレNEWS』にて毎週土曜配信
https://www.grajapa.shueisha.co.jp/plus