『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は等身大のキュートな姿から"国民の幼馴染み"と呼ばれ愛される女優・西葉瑞希(さいば・みずき)さんの後編。
『魔進戦隊キラメイジャー』(2020年)で一躍知名度を上げ、現在、舞台を中心に活動する西葉さんは『週刊ヤングジャンプ2018年35号』の誌上オーディション企画「サキドルエースSURVIVAL SEASON9」にエントリーし、誌面で初グラビアを披露。準グランプリを獲得し、同誌51号で本格的にグラビア活動をスタートさせた。
『週刊プレイボーイ』では、2021年36&37合併号に初登場し、2024年1月現在で合計4回登場。飾らない愛らしい笑顔で号を重ね、大勢のファンを魅了している。今回は西葉さんに、週プレのグラビアから、グラビアそのものへの熱い想いを語ってもらった。
ーー『週刊ヤングジャンプ』のサキドルエース SURVIVAL SEASON9で見事、準グランプリを受賞した後、初のソログラビアが掲載されました(ヤングジャンプ2018年51号/11月22日発売)。
西葉 沖縄ロケで、楽しかった記憶しかないですね。この時もカメラマンは細居さん。最初だけ少し緊張しましたけど、ずっと安心して撮影に臨めました。この時、細居さんにアドバイスされて、ずっと心に留めていることがあって。それは「呼吸をする」こと。撮影中って、無意識に息を止めてしまう人が多いらしいんです。そうなると無駄な力も入るし、自然な表情にもならない。なので、撮影中は何度も「息してないよ!」って注意されつつ(笑)、ポージングなど試行錯誤しましたね。
ーーじつにフレッシュなグラビアでしたけど、そんな裏話があったとは。勉強になります! さて、翌2019年に『きゅい~ん'ズ』を卒業。西葉さんは女優として本格的に活動します。
西葉 2018年からお芝居のお仕事を始めたんですけど、やってみたら想像以上にやりがいを感じて。もともと20歳でアイドル活動は区切りをつけようと考えていたし、専念しようと。卒業の翌日には舞台の稽古に行ってたし、すぐに映画『魔進戦隊キラメイジャーエピソードZERO』が公開されたし(2019年2月8日)、すごくいい流れだった気がします。特に『キラメイジャー』は好評で、本編ばかりかスピンオフの『ヨドンナ』(2021年8月8日配信)にも出演させていただきました。
ーーそんな波に乗る中、『週刊プレイボーイ』2021年36&37合併号(8月23日発売)に初登場しました。
西葉 ずっと出たいと思っていたんですよ! マンガ誌と違って、週プレさんってグラビアメインの雑誌じゃないですか。だから、より自分のことを知っていただけるんじゃないかなって。ヤンジャンの担当編集さんに紹介してもらえないか考えてたくらいなので(笑)、お話をいただいた時はものすごく嬉しかったです。
ーータイトルは「ありのままでいたい」。笑顔は控えめで、衣装はシックな上、ランジェリーもあり、それまでの西葉さんのアイドル的なイメージとは別物です。普段と違うってことで緊張は?
西葉 なかったです(きっぱり)。もともと童顔なので、グラビアに限らず、ロリっぽく見られることが多かったんですよ。でもそうじゃない自分も見せたいと思っていて。担当編集さんもそんな私の心境を察してくれたのか、大人っぽく撮っていただきました。
ーー撮影中に覚えていることは?
西葉 カメラマンの桑島(智輝)さんの髪が青色で、ツノみたいに逆立っていたんですよ。それがずっと気になって、思わず「かわいいですね」って言っちゃいました(笑)。
ーーたしかに緊張はなかったようですね(笑)。気に入っているカットは?
西葉 部屋着のままうつ伏せになっているのとか好きですね。普段、自室にいるときはこんな感じかも。あと光に包まれながらうっすら微笑んでいるカットも好きですね。すごく幻想的で、我ながらキレイに写っているなと思っちゃいます(笑)。
ーーその「ありのまま~」を含め、週プレには現時点で合計4回登場していますが、特にお気に入りは?
西葉 全部好きなんで、そんなの選べませんよ~。う~ん。でも強いて言えば一番新しいグラビアですかね。
ーー「笑う門には」(2023年49号/11月20日発売)ですね。
西葉 そう。日常を切り取るようなイメージで撮影していただいたグラビアです。カメラマンの前さんは、以前にも撮影していただいたこともあってすごくリラックスできて。最初から最後まですごく楽しかったのでず~っと笑っていたんです。決して「笑顔」がテーマだったわけじゃないんですけど、最終的には笑顔のやたら多いグラビアになりました(笑)。楽しい雰囲気が伝わってくるし、タイトル通り、縁起が良さそうな感じもするので、大好きですね。
ーー初グラビアから数えて、この最新グラビアまではもう5年以上経ってます。自分は成長したなって思います?
西葉 成長といっていいかわからないですけど、以前より素の自分を自然に出せるようになった気はします。グラビアって自分をだすものじゃないですか。でもじつを言うと最初の頃はそれがなかなかできなかったんですよね。
ーー何かあったんですか?
西葉 19歳の時、宣材写真の撮影で、思い切りニコニコしてカメラの前に立ったら、カメラマンさんに「そんな作らなくてもいいよ」って言われて。それが大きいですね。私、小さい頃からダンスやアイドルをやっていたので、キラキラの笑顔じゃないと撮られちゃいけないと思い込んでいたんです。もちろんそれもいいんですけど、そのままの自分だっていいよなと納得して。それ以降、素の自分を出そうと思うようになったんです。特に笑顔は気をつけていて、「作り笑いはしないぞ!」って心がけています。
ーーなるほど。でもそういう笑顔って顔が崩れたりしません?
西葉 そりゃ思い切り笑えば、崩れますよ(笑)! でも自然な笑顔のほうが気持ちを共感してもらえると思うんです。それにキレイに見せようと意識するのって出来上がりが読めちゃうから、個人的には正直、あまり面白くないというか。それこそグラビアアイドルさんみたいにキレイさを極められたら、それはそれで憧れるけど、私はそこまでできないですし。まぁ顔が崩れるくらい笑っているカットばかり使ってくださるのは週プレさんくらいですけどね(笑)。
ーーそういえば、二回目のグラビア「一緒に笑おう」(2022年26号/6月13日発売)で「国民の幼馴染み」ってキャッチフレーズが付けられています。以前のインタビューを読みましたけど、西葉さんはそれを気に入っているそうですね。
西葉 めちゃ好きです。見た瞬間、本当にしっくりきました!
ーーたまに会って「あれ? なんか大人になってない?』って、その可愛さに胸がときめくというか。「幼馴染み」って「彼女」みたいにいつもそばにいるのとは違って、好意を寄せつつも、ほどよい距離感を保った存在ですね。
西葉 そうそう。私、いろいろな人に「昔、学校のクラスで(西葉さんに)似たコがいたんだよね」ってすごくよく言われるんですよ。そういう感覚に近いですよね。記憶に残っているってことは、当時、その人に対してほのかに好意を寄せていたわけですよね。興味がなければ忘れるわけだし。そんなふうに親近感があって、ずっと心の中にいる存在っていいなって思うんですよね。いませんでした?
ーーあぁ、確かにいたような(笑)。西葉さんが考えるグラビアの楽しさって何ですか?
西葉 え~、何でしょう。考えたことないなぁ。スタッフさんとのコミュニケーションは楽しいし、いろいろなところでロケに行くのも楽しいし、撮影後にみんなで食べるご飯も楽しいし、撮影のすべてが楽しいです。それこそイヤな撮影はいままで一度もないです。撮影中、ずっと笑っていられるからいいのかもしれませんね。
ーー最後にお約束の質問を。西葉さんは初グラビアをいまも見返したりしますか?
西葉 たまに見ますね。私にとってグラビアは、アルバムに近いイメージなんです。時々、思いついたときページを開いて、「わー、かわいいな」とか「う~ん、まだ幼いな(笑)」とか思ったりする。いつでも手元にあって、見る度に自分に元気を与えてくれるものなんですよね。これからもたくさん撮影してもらえて、アルバムのページが増えていくよう、もっともっと自分を磨いていきたいです。
【前編→"国民の幼馴染み"な女優・西葉瑞希が語る初グラビアの記憶「『平成最後のロリ巨乳』ってキャッチを見て、これはバズるぞ!と思いました(笑)」】
●西葉瑞希(さいば・みずき)
1999年4月27日生まれ 愛知県出身
身長163㎝ B88 W59 H86
○『魔進戦隊キラメイジャー』(テレビ朝日)に柿原瑞希役で出演、話題を集めた。
公式X【@MizukiSaiba_318】
公式Instagram【@mizuki_saiba】