小山田裕哉おやまだ・ゆうや
1984年生まれ、岩手県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、映画業界、イベント業などを経て、フリーランスのライターとして執筆活動を始める。ビジネス・カルチャー・広告・書籍構成など、さまざまな媒体で執筆・編集活動を行っている。著書に「売らずに売る技術 高級ブランドに学ぶ安売りせずに売る秘密」(集英社)。季刊誌「tattva」(BOOTLEG)編集部員。
AV業界を代表するアイコニックな存在ながら、セクシー女優の枠を超え、さまざまな舞台へと活躍の場を広げていったキラ星のような女性たち。日々、多くのスターが生まれる世界で次なるアイコンとなるのは、いったい誰だ!
そんな「ネクストアイコン」な女優たちを撮り下ろし写真とインタビュー記事で紹介していく連続企画。第5回は「110センチのOカップ」という驚きのバストでファンを魅了し続ける恋渕ももなが登場。前編に続き、インタビュー後編をお届けする。
――インタビュー前編では「気絶するまでいけるタイプ」だという驚きの発言もありましたが、そういう才能が自分にあるとはデビュー前から気がついていた?
恋渕 気がついていました。
――ただ、初体験は早いほうではなかったんですよね?
恋渕 19歳ですね。しかもいい思い出じゃなくて。「私、無限にイケるな」ってわかったのは、そのあとです。当時は若干遊んでいた時期で、セフレをハシゴしていたんですよ。
――セフレをハシゴ?
恋渕 1日で2、3人はハシゴしていました。
――すごい!
恋渕 それで自分は絶倫だなって(笑)。
――そこで開眼したわけですか。
恋渕 こういう体型というのもあって、10代の頃は性的な目で見られがちだったんですけど、それがとにかく苦手で。しかも女子高だったし、男性との出会いもなくて。
卒業後に出会い系で会った30歳くらいの人が初体験の相手だったんですが、すごく雑に扱われてしまったんです。で、そのイヤな思い出を消そうと遊んでいたときに開眼しちゃったという感じです。
――性癖がMだというのも、その頃にわかった?
恋渕 それは小学生くらいのときからわかっていました。
――小学生で自分はMだと気がついたんですか?
恋渕 女のコってませているから、オナニーに目覚めるのも早かったりするんです。私も小学生でしていたんですが、そのときに無意識に呼吸を止めていて。あとは首を自分で絞めながらしたりとか。
――繰り返しになりますが、小学生ですよね?
恋渕 そうですね。高学年のときにはしていたと思います。
――そのやり方は何かに影響されて?
恋渕 いえ、自然とやっていました。
――それは本物ですね。
恋渕 真正のMなんです(笑)。
――苦しいのが気持ちいいという感覚を自然とつかんでいたわけですよね。
恋渕 ですね。
――オカズは何かを想像しながら?
恋渕 よく妄想していました。これは今もなんですけど、性奴隷としてオークションにかけられるとか、病院の診察室で身動きがとれなくて視姦されまくるとか、そういう妄想を。
――つまり、モノ扱いされたい願望がある?
恋渕 そうです。
――そういうのもエッチな漫画に影響されたとかではなく?
恋渕 何に影響されたとかはないんですよね。ほんと気がついたらっていう感じです。
――つくつぐ選ばれし者ですね。でも、そういう性癖はずっと隠していた?
恋渕 仲が良い友だちには言ってましたけど、「そうなんだ」くらいの反応で。
――たしかに10代にはリアリティのない話かもしれませんね。そういう性癖を若い頃から自覚しながら、初体験後まで遊んでいなかったというのもすごいですけど。
恋渕 まあ、道を外させてくれない親がいたっていうことですよね。
――これも有名なエピソードですが、ものすごく厳しい、束縛に近いくらいの教育方針の家庭で育ったと。進路も親に公務員だけと決められて。
恋渕 でも、結局それが合わなくて辞めちゃうんですけどね。
――公務員試験の予備校で成績が良かったけど、そのせいで役所に入ってから尋常じゃない仕事量をやらされて。
恋渕 首席だったから、「このくらいやれるだろう」って嫌がらせですよ。上司にセクハラもされたし、女性の職員さんにも、「誘うような見た目をしているのが悪い」とか言われました。そういうのが耐えられなくて遊ぶようになったのもあります。
――それがセフレを渡り歩いた頃で。相手はどんな人たちだったんですか?
恋渕 一人は潮を吹かせるのがめちゃくちゃ上手い人でした。私は撮影でめっちゃ潮吹けるんですけど、それはこの人のおかげなんです。
――いくつくらいの人だった?
恋渕 1つ上でした。
――ということは、20歳くらいですよね。
恋渕 そうです。その年齢で潮吹かせ名人だったんです(笑)。
――初めて自分の性癖を思う存分にぶつけられたのは?
恋渕 それは二人目の彼氏ですね。11歳くらい離れている人でした。大人のおもちゃを使うプレイが好きな人で。
――ついにSの男性とめぐり逢ったわけですね。
恋渕 ただ、向こうは道具を使うのが好きっていうだけで、叩いたり苦しい思いをさせたりっていうのは、そんなに好きじゃないタイプだったんです。でも、私はそういうのが好きだから、お互いに意見のすり合わせをして。
――要するに理想のS男性に調教していったわけですか。
恋渕 そうなんです(笑)。最初は「叩いて」と言ってもできない人だったんですけど、別れ際の頃にはルンルンで私のことを叩くようになっていました。
――「ちょっとこれはイヤかな」というプレイの境界線はあるんですか?
恋渕 今のところないですね。一本鞭も平気です。
――めっちゃ痛いやつですよね?
恋渕 乗馬鞭も平気ですし、叩かれる系はほぼ全部いけます!
――驚きすぎて語彙がなくなってきました!
恋渕 レイプものの作品に出たときも、「今はあとからビンタの音を入れられるから、撮影はフリでいいんだからね」って言われたんです。でも、私は全然大丈夫なので、「いえ、むしろ本気で叩いてください!」ってお願いしていました(笑)。
――こっちはそれが興奮ポイントだから。
恋渕 ただ、今は契約が厳しいんですよね。事前にプレイ内容が細かく決められていて。おもちゃ攻めの欄とかに「(ソフト)」って書いてあるんですよ。私は「(ハード)」がいいんですけどって言っても、「まだダメ」と聞いてもらえなくて。早く「(ハード)」にしてほしい(笑)。
――じゃあ、撮影も常に本気で楽しんでいる?
恋渕 全部ガチです。ちょっとイヤがっているフリをすることがあるくらい(笑)。本気で気持ちいいし、いきすぎちゃって過呼吸になるから、現場に紙袋を用意しておいてくださいって頼んじゃうレベルです。
――そうなると、ドラマみたいに役を演じてくださいっていうのはやりづらい?
恋渕 それはそれで楽しいんですよ。高校の放送部で朗読劇をやっていたこともあって、演じることも好きなので。
――「恋渕ももな」というキャラクターを演じている感覚もない?
恋渕 むしろ、「恋渕ももな」が本当の私です(笑)。病院で本名を呼ばれて反応できないときがあるくらいです。自宅でもずっとファンのSNSを見て、「今日も愛されて幸せだな」と思いながら寝るっていう生活をしているので、ほんとこの仕事をして良かったなと思っています。
――10代の頃は性的に見られるのが苦手だったとのことですが、今は抵抗もなく?
恋渕 この仕事を初めてからは自分のカラダを好きになれましたね。デビューするまではカップ数が上がるたびに泣いていました。
――だって、私服選びも大変ですよね。
恋渕 そうなんです。しかも、まだ大きくなり続けていますから。......そうだ、お洋服に関しては将来の夢があるんですよ。
――なんでしょう?
恋渕 胸が大きい女性向けのお洋服って、可愛らしいものがないんです。若い女のコが普通に着られるものが本当に少ない。私は今日みたいな可愛いお洋服が好きなんですけど、いつも探すのが大変なんです。
同じように悩んでいるコはたくさんいて、実際、お洋服に関する質問はめちゃくちゃもらうんですよね。だから、そのうち胸が大きい女のコ向けのお洋服をプロデュースできたら素敵だなって。
――それは絶対需要ありますよね。
恋渕 ゆくゆくはそういうこともやってみたいとは思っています。もちろん、すぐにやれることではないので、今はとりあえず全力で毎日の仕事をやっていくのみです!
●恋渕ももな
1999年3月3日生まれ 秋田県出身 身長161cm
趣味:アイドルおっかけ 特技:歌
〇2022年4月に『SOD Star』レーベルからAVデビュー。公務員出身という異色の経歴や、Mカップ(当時)という抜群のプロポーションで一躍人気女優に。以降も、ヒット作が続くなど注目を集めている。
公式Instagram【@koibuchimomona】
公式X【@momona_koibuchi】
1984年生まれ、岩手県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、映画業界、イベント業などを経て、フリーランスのライターとして執筆活動を始める。ビジネス・カルチャー・広告・書籍構成など、さまざまな媒体で執筆・編集活動を行っている。著書に「売らずに売る技術 高級ブランドに学ぶ安売りせずに売る秘密」(集英社)。季刊誌「tattva」(BOOTLEG)編集部員。