アオキユウあおき・ゆう
ライター・動画編集者。1991年、新潟県出身。2014年にライターとして活動を始め、現在はアイドルを中心にインタビューや動画制作を行なう。
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2022年、日向坂46の四期生オーディションで「週刊プレイボーイ賞」を受賞。
その後グラビアでも好評を得てきた正源司陽子が、4月22日(水)発売の『週刊プレイボーイ19号』で、ついに表紙を飾る。
彼女を知る人は「意外」と感じる内面や、初めて過ごすグループのセンターとしての「今」を語ってもらった。
――最新シングル『君はハニーデュー』でセンターに抜擢(ばってき)! そこに重なるこのタイミングで、週プレで初表紙も飾っていただきます。
正源司 ありがとうございます! 週プレさんは私が日向坂46に加入して、初めて撮影していただいた雑誌で。毎回、節目のタイミングで撮影してくださるので、いつも感謝しております。
――今回の撮影テーマは「冒険」。馬と一緒に砂丘を歩く撮影からスタートしました。
正源司 馬のダンディちゃん、すごくかわいかったです(笑)。「冒険」というテーマを聞いて、実際にダンディちゃんに乗ってはいないんですけど、「でも今、私は馬に乗って過酷な道を進んでいるんだ」って、イメージしながら撮影していただきました。
――毎回、シチュエーションから自分なりにイメージを膨らませて撮影に臨んでくれますよね。
正源司 ストーリーを想像して、自分なりに表現するのが好きなんです。あと、砂丘ではスタッフさんが日向坂カラーの大きな旗も用意してくださったんですけど、旗を砂に立てながら「ここは私の場所なんだ」って思い込んでいました(笑)。
――勇ましい表情にはそんな裏側があったんですね。そして、夜にはたき火を使ったキャンプのような撮影もしました。
正源司 ひとりで火を眺めるのは初めての経験だったんですけれど、ああやってぼーっとするのもいい時間なんだなぁって。「ソロキャンプ、行ってみたい!」とも思いました。
――先日もブログにひとり旅の写真をアップしていましたが、意外と「ひとり」が好きなんですよね。
正源司 そうですね。「自分ひとりで、目の前にあるものをどれだけ楽しめるか」みたいな挑戦をするのが昔から好きで(笑)。ブログでは江の島に海を見に行ったお話を書いたんですけれど、今度は山や川釣りとかに行ってみたいなって思ってます。
――日向坂46への加入当時、「実家では家族4人でバイオリンやフルートを合奏する」という優雅なエピソードが明らかになりました。そこから正源司さん=お嬢さまというイメージがある人が多いと思うんですが、「実はそうではない」と語っていましたね。
正源司 そうなんです、全然違うんです!(苦笑)。だから今回の撮影のような私が一番"素"といいますか、優雅とはかけ離れたワイルドな人間なんです。
――では、自分の中の「ワイルド」をアピールしてください。
正源司 小さい頃は泥だらけになりながら昆虫を探して遊ぶような子でしたし、学校のプリントも、端と端を重ねずにアバウトに折って持って帰ってはお母さんに怒られていました。あと、最近はバスケットボールくらいの大きなレタスを買って、全部シーザーサラダにして一気に食べた......とか。
――ワイルドというより、「少し大雑把(ざっぱ)」とか「いっぱい食べた」みたいなお話でしたよ!
正源司 (笑)。でも本当に普通の家の、普通のコなんです。アイドルになる前の体育祭で、前日に捻挫して、包帯でぐるぐるになっても競技に出るとか。細かいことを気にせずにやりたいことをやってしまうので、もう少し安全に生きるのも大切だと思うんですけれど、それも自分の良さのひとつでもあるのかなって思います!(笑)
――昨年末の話ですが、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の特番で初歌番組ながら丹生明里(にぶ・あかり)さんの代役としてセンターを任されたとき、だいぶ緊張していましたね。
正源司 皆さまの記憶から消していただきたいです(笑)。リハーサルのときから、先輩方に何度も何度も「大丈夫だよ!」っておっしゃっていただいても手足の震えが止まらなくて、結局ステージでタモリさんとお話するときも震えているという......。
――その初々しさも相まってか、Xでは「日向坂のセンターの子」というワードがトレンド入り。正源司さんが世間に見つかった瞬間だったのかなと。
正源司 そうだったんですか? 知らなかった......。苦い思い出ではありますし、初の歌番組でどう思われるか心配だったんですけど、それはうれしいです!
――来月発売の11thシングルで、表題曲でもセンターを務めます。
正源司 四期生が初めて先輩方と一緒に活動するシングルなので、右も左もわからない状態なのにいきなり任せていただいて......。知らされたときは衝撃で涙が出てしまったんですけど、すぐに同期や先輩方が駆け寄ってくださって。「周りに恵まれているんだ。この期待に応えなきゃ......」って強く思いました。
――メンバー全員で正源司さんを支えよう、と。
正源司 本当に助けていただいてばかりです。二期生の丹生さんが私の後ろのポジションにいてくださるんですけど、MV撮影のときも緊張している私を見て「折れそうになったら振り返ってほしい。私たちがいるから」って。その言葉ですごく救われましたし、小坂(菜緒)さんや金村(美玖【みく】)さんもずっと私に話しかけてくださって。今はもう本当にリラックスして活動できています。毎日、「明日はこのお話をしたいな」って考えながらベッドに入っていて(笑)。先輩方との交流がすごくありがたいです。
――このセンターでの活動を通して、どんなアイドルになりたいですか?
正源司 どうでしょう。目の前のことに必死で、なかなか想像がつかないんですけれど......。でも、センターを任せていただいたとしても、自分を見失わないでいたいなと思います。
――見失わない?
正源司 芯を持ったアイドルでいたいんです。日々、家族や先輩、スタッフさんからいろんなアドバイスをいただくことが増えたんですけれど、ひとつひとつを取り入れようとすると、たまに「私はどうしたいんだっけ?」って自問自答してしまうこともあって。
――なるほど。
正源司 でも、その自問自答も楽しいんです。基本的に明るい性格ですし、哲学というか「なんで人は生まれてくるんだろう」とか「恋ってどうしてするんだろう」みたいなことを考えるのも好きなので(笑)。ふさぎ込みながら考えるんじゃなくて、上に向かってひたすら考えるというか。
――あくまでポジティブに考え続ける。
正源司 「落ち込んでいる人に手を差し伸べられるアイドルになりたい」というのは初期から変わらないので。それを芯に、ぐるぐると頭を巡らせながら活動していきたいなと思います。
――アイドルとしても、頭の中でも冒険中ですね。
■正源司陽子(Yoko SHOGENJI)
2007年2月14日生まれ 兵庫県出身
身長157.5㎝ 血液型=B型
特技=フルート、空手 長所=前向きなところ
〇2022年9月、応募総数5万人超のオーディションを突破し、日向坂46に四期生として加入。四期生オーディションで「週刊プレイボーイ賞」を受賞。初めてセンターに抜擢された日向坂46の11thシングル『君はハニーデュー』が5月8日(水)に発売予定。
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ライター・動画編集者。1991年、新潟県出身。2014年にライターとして活動を始め、現在はアイドルを中心にインタビューや動画制作を行なう。
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