新人グラドルの佐野なぎさ 新人グラドルの佐野なぎさ
3月末に開催された「週プレ グラジャパ!×TGIFツギクルガールオーディション」で各賞を受賞した"ツギクルガール"3名のデジタル写真集が4月21日にそれぞれリリースされた。週プレNEWSでは、彼女たちのさらなる未来に期待を込めて、オーディションから撮影に至るまでの心境や普段の活動についてインタビューを実施。

今回は、グラビア映えするHカップボディと「内定を蹴ってグラドルに」という異色の経歴で、オーディション会場にいた編集部員から大絶賛され「週プレ賞」を獲得し、デジタル写真集『上京10ヶ月』を発売した新人グラドル・佐野なぎさが登場。地元・大阪から上京して10ヶ月。人生が目まぐるしく動き始めた今、安定よりも胸を活かしたキャリアを選んだ真意、その思い切りが良すぎる人柄に迫ります。

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■受賞を聞いてマジ泣き。その理由とは?

――デビューしたばかりとは思えぬ落ち着きっぷりですね。こうしたオーディションに参加するのも初めてですか?

佐野 初めてです。落ち着いて見えたかもしれませんが、内心はめちゃくちゃ緊張していました。というのも私、12人のうち入り時間がいちばん最後で。到着してすぐ集合での撮影やったんですよ。中にはオーディションをすべて終えたコもいて、みんな現場にスゴく馴染んでいるように感じたので、足を引っ張らないようにとガクガクでした(笑)。

――全然そんなふうには見えなかったです。動画審査として行った30秒間の「バーチャル握手会」では、握手会経験がないにもかかわらず"胸で手を温める"という工夫をされていて、緊張どころかサービス精神旺盛な対応に余裕すら感じましたよ。

佐野 最初、15秒間の握手会動画と聞いていたので、現場で「30秒でお願いします」と言われたときは焦りましたよ。「どうしよう......15秒でしか練習してない!」って。胸で手を温めたのは完全にアドリブです(笑)。

もうひとつ、縄跳びを跳びながら自己紹介をさせていただいた「30秒間の自己PR動画」では、「縄跳びを跳びながら山手線一周」とか「バレーボールのトスをしながら自己紹介」とかいくつか練習してきていたので、ギリギリまで何をやるか迷っていました。山手線を30秒で言い切るのは難しかったのと、トスは顔が映りづらいという理由で、縄跳びと自己紹介にしたんですよね。無事、一回で成功して良かったです。

――時間内に収まるよう、いろんなパターンで練習されていたとは......! 真面目ですね。

佐野 ビビリなんですよ。テスト勉強とかでも開始時間ギリギリまで参考書を見てるタイプです。それに実は、オーディションの数日前に地元の大阪に少しだけ帰省していて。親や友達にオーディションで何をやればいいか相談していたんです。東京に帰る新幹線も友達と一緒にいたので、ずーっと話を聞いてもらっていました。受賞が決まったとき、家族も友達も私以上に喜んでくれましたね。


――「週プレ賞」受賞とデジタル写真集の撮り下ろしが決まったときの、佐野さん自身の心境は?

佐野 マネージャーさんから受賞の連絡をいただいたのが、新幹線でずっと相談に乗ってくれていた友達と渋谷の居酒屋で飲んでるときやったんです。17時くらいから3時間くらい飲みっぱなしで、お恥ずかしい話かなり酔っ払っていたんですけど、うれしすぎてマジ泣きしましたね(笑)。すぐお母さんにもLINEしました。そのあと友達と「今夜は祝杯や!」って、さらにお酒が進んで大変でしたよ!

マネージャー 事務所に所属してすぐの頃、通販でチェキを販売させてもらったんですけど、佐野がどれだけSNSで告知をしても注文の数が伸びなくて。ほかにも撮影会が埋まらないとか、悩んでいる姿を見てきていたので、貴重なチャンスをモノにできて本当に良かったなと。事務所としても誇らしいです。

佐野 毎日「おはよう」の挨拶と一緒に水着の写真を投稿しているんですけど、最初は"いいね"が5とかやったんです。「続けてたらいつかバズるから」と言われたものの、あまりに反応が少ないのはやっぱりツラかったですね。でも、ホンマにあるときXの投稿がバズって、今となってはフォロワーさんも3万人に増えました。今年中には10万人達成したいと思っているので、少しでも気になった方はSNSもチェックしてください! 

■両親には事後報告でグラドルに

――今回のデジタル写真集は、内定を辞退してグラビアアイドルになり、初々しくもガムシャラな佐野さんのリアルを表現できたらとレトロなハウススタジオで撮影をさせていただきました。

佐野 プロのスタッフさんたちと撮影させていただくのも初めてのこと。緊張しましたが、とても楽しかったです。


――読者の方にデジタル写真集をもっと楽しんでもらうためにも、改めてデビューまでの経緯をお聞かせください。なぜ、内定を蹴ってまでグラビアアイドルに?

佐野 内定が決まってから入社するまでの間に「私がやりたいことってホンマにこれなんかな?」って悩んでいたんです。そもそも私が入社する予定だった会社は、他よりちょっと遅めの6月末が入社日だったんですよ。入社前に研修や業務見学をさせてもらったり、既に新入社員として仕事を始めていた周りの友達から話を聞いたりするうちに、なんか違うかも......って。芸能活動に憧れがあったわけではないんですけど、学生時代はずっと"巨乳キャラ"だったので、「これは武器にできそうだな」と。急な方向転換でグラビアアイドル への道を模索し始めました(笑)。

――いや、思い切り良すぎでしょ!

佐野 アハハ。われながら当時の行動力はスゴかったです。芸能事務所も何も知らなかったので、ネットで「グラビアアイドルになるには?」と検索。出てきた事務所に連絡したら面接に呼ばれて、すぐに所属が決まりました。それが今の事務所です。右も左も分からないまま芸名を決めて、SNSのアカウントを作って、水着の採寸をして。いつの間にか、ホンマにグラビアアイドルになっていました。

――さ、さすがにご両親からは反対されたんじゃ......?

佐野 親には相談できなかったですね。心配させちゃうだろうし、何より就職のために上京したばかりだったので連れ戻されるかもしれないし(笑)。連絡が来ても、しばらく濁していました。

――ご両親からすれば「何のために東京へ行ったのよ」って話ですもんね。

佐野 人生で一度は東京暮らしをしてみたかったんです。上京できることを条件に会社を選んでいたくらいなので、就職はキッカケでしかないというか。お母さんには、所属が決まった1ヶ月後くらいに改めて事情を説明しました。最初はビックリ......というより理解が追いつかない感じでしたけど、今となっては「好きなことやればいいんじゃない」って、誰よりも私のファンでいてくれています。

――事後報告とはいえ、認めてくれているなら何よりですね。ホッとしました。

佐野 お母さん、私のXの投稿だけじゃなく、私に関するポスト全部に爆速で「いいね」をつけているんですよ。最近は「この投稿、インプレッションのわりに『いいね』少なくない?」とか、細かく分析までしていて(笑)。50代とは思えないです。私よりもSNSチェックしてるんじゃないかな。

佐野なぎさ公式Xより。最初にバズった思い出の投稿画像です 佐野なぎさ公式Xより。最初にバズった思い出の投稿画像です
■ダンス世界大会で浴びたスタンディングオベーション

――せっかくなので、学生時代の話も聞かせて下さい。先ほど「"巨乳キャラ"だった」とおっしゃっていましたが?

佐野 巨乳あるあるだと思うんですけど、挨拶がてら女友達から頻繁に揉まれていました(笑)。それに、高校の友達からは「てぃーちゃん」って呼ばれていて。「tittie(ティティ/おっぱいを意味するスラング)」から来ているんですよね(笑)。

――授業でスラングの話題にでもなったのかな。高校生らしいイジられ方ですね(笑)。コンプレックスに感じることは?

佐野 イジられまくっていたので、もはや「おもろいならいっか」って感じでしたね。お母さんから聞いた話だと、当時は何かにつけて「おっぱいなら勝てる」とか言っていたみたいです。私は全然記憶にないんですけど(笑)。

――なるほど。佐野さん、大阪人ですなぁ(笑)。部活は何かやっていました?

佐野 ダンス部です。実はかなりの強豪校で、私の代で世界大会優勝5連覇だったんですよ。

――す、スゴい。佐野さんも世界大会に?

佐野 3年生のときに行きました。ロサンゼルスにある大学の体育館を舞台に、日本とアメリカから400校が集まる大規模な大会です。バスケットコート1面を使って、4分30秒間の創作ダンスを披露。3年間の頑張りをすべてぶつけました。5連覇中だったのでプレッシャーがハンパなかったですけど、私たちの代も無事に優勝。踊り終えたあと「フォー!」って、本場のスタンディングオベーションを浴びたのは、今でも忘れられないです

――めちゃくちゃ大舞台じゃないですか! やはり練習も厳しかったのでは?

佐野 大変でした。練習についていけず学校を辞めるコもいっぱいいましたからね。ダメなときは朝8時から夜10時まで、ご飯も食べずに円に立ってミーティング。ひとりずつ反省させられました。ダンスは小学生の頃から習い事でゆるく続けていたのですが、高校に入ってから、確実にメンタルが鍛えられましたね。

――そのメンタルで、グラビアでも大舞台に行っていただきたいです。

佐野 頑張りたいです。今は、お仕事をいただけるのが何よりうれしいんですよ。月2回だけ撮影会に出て、あとはアルバイトで生計を立てている時期もあったので。コツコツ頑張ってきた成果が出てきたのかな? 最近ようやく、バイトのシフトよりもグラビアの仕事のほうが多くなりました。週プレさんからいただいたチャンス、しっかりモノにしていきたいです!


●佐野なぎさ(さのなぎさ) 
2000年6月7日生まれ 大阪府出身 身長158cm  B88 W58 H88 
◯昨年7月にグラビアアイドルとしてデビュー。今年4月、TOKYO GRAVURE IDOL FESTIVALと週刊プレイボーイの賞レース企画「ツギクルガールオーディション」で週プレを受賞。超期待の新人です! 
公式X【@Sano_nagisa】 
公式Instagram【@sanonagisa_67】
佐野なぎさデジタル写真集『上京10ヶ月』 撮影/カノウリョウマ 価格/1100円(税込) 佐野なぎさデジタル写真集『上京10ヶ月』 撮影/カノウリョウマ 価格/1100円(税込)

★佐野なぎさのグラジャパ!プロフィール

★佐野なぎさデジタル写真集『上京10ヶ月』
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