『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は"ショートカットの絶対的エース"桑島海空(くわじま・みく)さんの後編。
前回はデビューまでの経緯から『ヤングマガジン』に掲載された初グラビア、『週刊プレイボーイ』の初登場グラビアまでの話を掲載。今回は週プレのグラビアや、グラビアそのものへの想い、さらには彼女の人物像にまで迫った。
現在は女優としても活動し、ますます幅広く活躍する桑島海空。これを読めばますます彼女に魅了されること間違いなしだ!
ーー前回、『週刊プレイボーイ』の初登場グラビア(2023年5号/1月16日発売)についてお話を伺いましたが、大反響に加え、同時発売のデジタル写真集も大ヒット。早速、4ヶ月後には表紙&巻頭を飾る形で再登場しました(21号/5月6日発売)。
桑島 2回目の撮り下ろしがあると思ってなかったので、感激しました。しかも表紙に! 「そんなによくしていただいて、いいんですか?」って思っちゃいました。
桑島 いや、どちらかというとドキドキしますね。入り口付近に雑誌売り場があると、表紙の自分と目が合ったりするし(笑)。自分では買いに行かず、いつも母にお願いしています。
ーーその後、週プレには合計4回登場(2024年4月現在)。お気に入りなんてあります?
桑島 3回目撮影のグラビアですね。
ーー41号(9月25日発売)に掲載された『Eternal Summer』(撮影/青山裕企)ですね。
桑島 瀬戸内へ行って撮影してきました。男木島、女木島、小豆島の3島を2泊3日でまわって。このときは真夏のロケだったので、ものすごく暑くて! 日焼け止めを1日に何度塗っても意味がないくらい、肌が黒くなりました(笑)。写真を見ても、日焼けしているのがわかりますよね(手元にあった誌面を見せる)。ほら?
ーーなるほど。確かに!
桑島 撮影では浴衣を着たり、ビーチのそばを自転車で走ったり。すべてが楽しかったし、どのカットも気に入っています。この時も表紙に出させていただいたんですけど、それはいままで撮っていただいたすべての表紙の中でも特に気に入っているひとつです。あと、そうだ! この時、クラゲに刺されたんですよ。
桑島 ミミズ腫れにはなったけど、それほどでも。クラゲに刺されたのは初めてだったので、嬉しかったです(笑)。
ーーあははは。クラゲに刺されて嬉しいって(笑)。この号も大好評で、年末にはグラジャパ!アワード2023で最優秀新人賞を受賞しました。
桑島 ものすごく嬉しかったですね。まさかグラビアで賞をいただけるなんて考えたこともなくて。普段着ない、ちょっとかしこまった服を着て受賞式に出ました(笑)。トロフィーと花束をいただいた時は、さすがに緊張しましたけど。
ーー桑島さんのグラビアは、キュートな笑顔と小麦肌の健康的なスタイルが印象的です。だからか70~80年代アイドルのグラビアを彷彿させるとよく言われますよね。"令和のアグネス・ラム"なんて声も聞きました。アグネス・ラム、知ってます?
桑島 ネットで調べました。昔のアイドルって本当にみんな、いまみたいに肌が白くないなって。見ていてすごく新鮮。私は肌が黒いので、確かに似ているかもしれないですね。
ーーあとよく言われるのが、"昔、好きだったコに似ている"とか"学校のクラスに似たコがいた"とか。
桑島 そうそう。"元カノに似ている"もよく言われます(笑)。光栄ですけど正直、ちょっと複雑なんですよ。だって私を見ながら、別人を思い浮かべるわけじゃないですか。言われた私はどう振る舞えばいいのって。やっぱり私のグラビアなので、私として見てほしいですよね。
ーーまぁ、自分の身近な人を思い出すってことで、それだけ桑島さんに親しみを感じてるというか。
桑島 ですかね。その"親しみがある"とかあと"話しやすい"というのもよく言われます。自分ではよくわからないですけどね。いずれにせよ、グラビアを見て喜んでくれているなら嬉しいですよ。
ーー『ヤングマガジン』の初グラビアから約1年半。自分の中で何かが成長したなって実感はあります?
桑島 う~ん、どうでしょう。まだまだこれからじゃないですかね。割とそうは見られないけどいまでも撮影中、どう動けばいいかわからずにあたふたすることも多いですし。大事なシーンでは「ここはキメで」とか、カメラマンさんからの指示は特にしっかり聞いて動くようにしています。
ーーそれでは桑島さん自身、グラビアのどこが楽しいですか?
桑島 ご飯ですね(きっぱり)。
ーーあははは。即答!!
桑島 ロケでもスタジオでも美味しいものを食べられるじゃないですか。本当に幸せですよね。あといろいろなところにロケに行けるのも楽しいです。私、インドアな性格で、両親とも忙しかったから、旅行ってほとんど行ったことがないんです。出かけたとしても母の実家がある静岡くらい。それがいろいろ行けて、毎回ワクワクしています。
ーー旅行慣れしていないといえば、2回目の撮影で沖縄に行った時、集合時間に大遅刻したとか。
桑島 あー、そうでした。電車の乗り換えを間違えちゃって。フライトの時間はせまってくるし、マネージャーさんから何度も電話がかかってくるし、あの時はパニックになりました(笑)。そもそも旅行以前にどこかへひとりで出かけること自体が苦手で。学校の部活の遠征とか、周りに付いて行くだけじゃないですか。「○○へ来て」とか言われると、いまだに迷っちゃうんです。
ーー「はじめてのおつかい」みたいな感じ?
桑島 本当にそう(笑)。ひとりじゃなかなかちゃんと辿りつかないです。でも高校を卒業してミスもなくなったし、随分と普通になったなーって気がしますけど。
ーー話はグラビアから逸れますけど、いまやってみたいことなんてあるんですか?
桑島 一人暮らししたいです。
ーーえ? 大丈夫なんですか? それに都内に実家があるんですよね。ご両親も寂しがるんじゃないですか?
桑島 家の近くで部屋を借りれればいいので。ご飯の時は帰ります。
ーーそれ一人暮らしする意味あります(笑)?
桑島 ひとりでいられる空間がほしんですよ! 実家にも自分の部屋はあるんですけど、いまより広い部屋が欲しいし、インテリアとかすべて自分の好きなものだけに囲まれたいし。いま、いろいろなものが欲しいものリストに入っています。机とプロジェクターとせいろとか。せいろは温野菜を作りたくて。
ーーせいろは、実家にあるんじゃないですか?
桑島 あるけど、自分のキッチンでやりたいんですよ(笑)。
ーーひとまずわかりました。グラビアに話を戻しますけど、今後やってみたい撮影なんてあります?
桑島 普段、編集さんからアイデアをいただくので、私からは......。着てみたい衣装はあったんですけど、ファースト写真集(『SUMMER OF LOVE』/講談社より6月発売)でリクエストして、随分応えていただいたんですよね。やってみたいグラビア、う~ん。なんだろうなぁ。
ーーこの取材の最初に、小学校の頃「お姫様、王女様みたい」と呼ばれていたっておっしゃっていましたけど、こうしてお話を聞いていて理由が少しわかったというか。桑島さんってマイペースで、最強の愛されキャラですよね。何よりその笑顔にはみんなが引き込まれてしまいます(笑)。
桑島 そうなんですかね(笑)。そういえばグラビアが楽しい理由はもうひとつあって。いろいろな方々と仲良くなって、一緒にお仕事できるからなんですよ。今後もたくさんの出会いを大切に、笑顔で全力を尽くせればと思っています。
●桑島海空(くわじま・みく)
2004年7月1日生まれ 東京都出身 身長150㎝
○女優、グラビアアイドルとしてどこか懐かしさを感じる"無加工でも美少女"として話題に。さまざまな雑誌で表紙を飾り、TikTokのフォロワー数は約40万人。
公式Instagram【@me_1480mm】
公式X【@m_mk71】
公式TikTok【@miku_ _ _2004】