2005年(平成17年)12月8日に秋葉原で産声を上げたAKB48。前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、篠田麻里子、大島優子、指原莉乃ら数々のスターを生み出し、誰もが知る国民的アイドルグループとなった。
あれから十数年、元号は令和に変わり、また新たなスター候補生が続々と加入している。当時とは異なる状況で、彼女たちは何を思いAKB48になろうとしたのか? どこを目指すのか? フレッシュメンバーの魅力を深掘りインタビューでお届けです!
第4回は先日行われた「AKB48春コンサート2024 inぴあアリーナMM」で正規メンバーに昇格した17期生・正鋳真優(まさい・まゆう)。7月17日に発売される64thシングルで選抜メンバーに初抜擢。前編ではグループ加入前の11年続けた新体操やオーディションの話をしてもらいましたが、後編は昇格の話、これからの夢などを聞かせてもらいました。
■昇格して、ファンの方を安心させられたって気持ちでほっとしました。
――一緒に加入した17期生と初めて会った時の思い出を聞かせてください。
正鋳 やっぱりAKB48なので可愛いコがいるなと。この中でやっていくのかって、ちょっと心細い気持ちになったり、大丈夫かなって不安がありました。最初はあまりみんなでお話しする機会もなくて。でも今いるメンバーだと、太田有紀ちゃんとすぐ仲良くなりました。
――生活が一気に変わってどうでしたか?
正鋳 高校3年生になったばかりで、家から自転車で片道40分かけて学校に通っていたので、そこからさらに秋葉原へ行ってレッスンするっていうのが大変で。
振り付けは覚えられないし、家に帰ってくるのは遅いし、あと満員電車に乗ったことがなかったので、つらくて。でも次の日はまた朝から学校に行かなきゃいけなくて、すごく大変でした。初期は学校とAKB48の往復ぐらいしか記憶にないですね。
――AKB48劇場での初お披露目はどうだったんですか?
正鋳 楽しくて、緊張もあまりなかったです。コロナ禍で、目の前にお客さんがいなくて、あまり実感がわかなかったのかもあるかもしれないですけど。先輩方とステージでおしゃべりして、少しだけAKB48になったことを実感したというか。
――緊張しなかったんですね。
正鋳 リアルタイムでお客さんの反応を見れるわけでもなかったので。自分がどう思われているんだろうとか、終わってからすごいエゴサしました。初めてのエゴサですね(笑)。
――なんて書いてありましたか?
正鋳 覚えていないです。でも、名前が読みづらいとかありましたね(笑)。
――確かに! 日本で40何人しかいない名前なんでしたっけ? そしてデビューしておよそ2年、3月17日についに研究生から正規メンバーに昇格しました!
正鋳 自分がというより、ファンの方がすごい昇格を待ち望んでいたので。ファンの方を安心させられたって気持ちでほっとしました。
――ひとりずつ昇格メンバーの名前が呼び上げられていました。
正鋳 17期生10人みんなで昇格したいって思いが強かったので、最後、ここちゃん(小濱心音)が呼ばれて、そこですごいホッとしました。
――名前順とかじゃなくて、選抜に入っているメンバーから先に呼ばれてましたよね。
正鋳 あれ、研究生楽曲の序列の順番ですよね。だから、ちょっと嫌でした(苦笑)。
――ですよね。そして最近大変だなって思うことはありますか?
正鋳 やっぱり"研究生"って肩書きがなくなったのが、すごい不安要素で。水着グラビアでも"研究生初"って押し出してもらっていたのがなくなって。そこが大変になるのかなって。
――実力で勝ち取って行かなきゃですもんね。楽しいことはなんですか。
正鋳 劇場公演が大好きなんですけど、最近はいっぱい出させていただけて。去年は年間出演回数が50何回で、全体で10位ぐらいだったんですよ。今年は4月までで30回近く出ていて、すごく嬉しいです。
――正鋳さんは、17期、18期、19期の中で唯一水着グラビアをやっていますが。
正鋳 お話をもらった時点で、自分の中でやらないって選択肢はなかったです。もちろん最初は緊張しましたけど、ファンの方はすごい楽しみにしてくださって、毎回雑誌を買ってくださるし。色んな場所へ行けたり、自分の表情やメイクとか、ファッションを研究できるのが楽しいし。何より私が今一番見つけてもらえる場所なので、すごく大切にしています。
――今のAKB48をどう見ていますか?
正鋳 メンバーや衣装を含めて、だいぶふわふわっとした可愛らしいグループになってるかなと。そしてパフォーマンス面がすごい上がってきているかなと。みんな個性豊かで楽しいのでぜひ見ていただきたいです。
――今のAKB48に貢献できるところって何がありますか?
正鋳 やっぱりグラビアをやらせていただいてるので、こんなコがAKB48にいるんだっていうのを知ってもらえたらいいなっていうのと、あとはやっぱりAKB48の原点でもある劇場を支えられたらいいなって思っています。
――今、目標にしていることは?
正鋳 絶対に写真集を出したいです。できることなら海外に行きたい。イタリアとエジプトに興味があって、イタリアは「ローマの休日」が好きだったり憧れのある国で、エジプトは街並みが本当にきれいで、砂漠とかも見てみたいなって。
――エジプトで写真集はほとんど聞かないですね。
正鋳 あとはしゃべるのが好きなので、ラジオにたくさん出てみたいです。それと海外でライブをしてみたい。いろんな人に知ってもらえるし、自分たちにとっても大きな経験になると思うんです。最初は定番のアジアから、アメリカへ行って、ヨーロッパ、アフリカでもやってみたい!
――世界ツアーですね! そして最後に正鋳さんにとってAKB48って何ですか?
正鋳 居場所です。今の自分が一番頑張りたい場所。失敗してもそこで頑張ろうって思えるし、心地いいです。自分のやりたいことができて、色んな挑戦をさせてもらっている。グループだけじゃなくて、個人でもやらせてもらって、そこで新たなつながりができるのを感じたりして、改めていいなって思います。
【連載「なんで令和にAKB48?」は毎週月曜日更新 5月13日は19期研究生の花田藍衣が登場!】
●AKB48
2005年(平成17年)12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。
2022年(令和4年)5月4日に17期生、2023年4月9日に18期生、2024年3月17日に19期生がデビュー!
◯AKB48 64thシングルが7月11日発売予定! 『AKB48、最近聞いた!~一緒にKYOUSOUしませんか?~』(テレビ東京系、毎週火曜25:30~)に出演中! 最新情報は公式ホームページをチェック!
●正鋳真優(まさい・まゆう)
2005年3月1日生まれ 埼玉県出身
身長154㎝ 血液型=B型
nickname=まゆうちゃん
公式X【@mayuu_masai0301】
公式Instagram【@ma3_1mayuu】
『週プレ グラジャパ!』で正鋳真優の撮り下ろしグラビア&ロングムービーを公開中!
『週プレChannel』にて
【なんで令和にAKB48?】連載開始記念ティザームービー
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正鋳真優グラビアメイキングムービー公開中!