「週プレ グラジャパ!」から5月20日(月)、似鳥沙也加(にとり・さやか)のデジタル写真集『好き好き好きずっと好き。』がリリースされた。
今回は、「女子向けグラビア」をテーマに展開するデジタル写真集の第1弾。女のコが憧れる"かわいい"衣装やメイク、シチュエーションにまでこだわって撮影。キラキラでふわふわでちょっとセクシーに、女のコでも楽しめるテイストが散りばめられている。
そんな新たな企画に、"インスタグラビアの女王"として女子たちにも影響を与えている似鳥沙也加さんが登場。引きこもり女子からグラビアスターになった彼女に、この仕事を始めて6年の変化やグラビアへの思いなどを聞いた。
――ふわふわのドレスでお姫様になったりピンクのうさぎさんになったり、いつものグラビアとは違う不思議な世界観でした。
似鳥 グラビアの撮影ってナチュラルメイクでしっとりした感じが多いので、すごく新鮮でした。女子向けというテーマに合わせてストーリーもしっかり用意していただいたので、お話に沿って撮影していくのがすごく面白かったです。ヘアメイクの双木さんも打ち合わせのときから「やりたいことがいっぱいある」と言ってくださったので、撮影前から楽しみでした。
――ひとりぼっちのウサギの家にリアルドールが届いて......ってところから始まるファンタジックな物語ですが、途中はエチエチ衣装に首輪と目隠しをされるシーンもあって。
似鳥 全体的にウサギさんにリードされる撮影だったんですけど、目隠しを外して解き放されたらなぜか私がSっぽくなっちゃって(笑)。
――自然とSな部分が出ちゃったってことですか?
似鳥 ふふふ(笑)。ウサギさんに抱きつかれるシーンもあって、中の人は女性スタッフさんですけど恥ずかしくてどうしようどうしようって。絡みシーンがあるなんて聞いてないんですけど!って、思いました(笑)。
――似鳥さん、面白いですね。もっと人見知りするタイプだと思っていました。
似鳥 え、今もずっと人見知り中です!
――グラビアのお仕事を始めてこの6年で変わったんじゃないですか?
似鳥 ちょっとずつは変わっていると思います。最初は人間関係を作れない人だったので......。お仕事を始めてからファンの方たちが心の支えになってくれて、やっと自分の人生がちょっと動き出したみたいな感じです。
――今でも撮影で緊張することってありますか?
似鳥 緊張しますよ! 毎回めっちゃ緊張します。今回の撮影も久々に外に出たので、混んでいる電車にも乗って頑張りました。
――外に出るところから頑張ったんですね。家では何をしているんですか?
似鳥 絵を描くとか。あと最近、英語を勉強し始めたんです。私、見ての通りちょっと挙動不審なんです。人とのコミュニケーションはやっぱり苦手なんですけど、英語ならたどたどしい話し方にならないと思って。今日の朝もYouTubeでOliveって英語を聴いていたら、撮影スタジオにオリーブの木があったんですよ。運命だなって思いました。
――オリーブ?
似鳥 オウリ~ヴ(Olive)です!
――いいね! 英語しゃべれる似鳥さん(笑)。
似鳥 ペラペラになりたいです。SNSで海外の方がコメント残してくれても、お礼の言葉を返せないことがあるなって。簡単なことでも伝えられるように、もうちょっと頑張らないと! インタビューも全部、英語で答えたいです。
――それはそれで困りますね。7月には2nd写真集も発売。「近い将来SNSで私らしくいられなくなるならもう一度紙に残しておきたい」ってコメントしていましたね。
似鳥 SNSの規制が変わってきて谷間が見えているだけでアウトとか、最近はアップした写真の半数以上を消さなきゃいけないくらいで。好きなグラビアを作って載せる楽しみがなくなっちゃうのかなって悩んでいます。雑誌の表紙の告知ですら違反になっちゃうので......。
――どうしたらいいんですかね......。
似鳥 私が芸能界に入ったのは、グラビアが好きでたまたまSNSをやっていたからみたいなところがあって。有名になりたいわけじゃないので、グラビアができる限りしかこの世界にいられないと思うんです。いつまでとか先のことは考えられない人なので、今できることをやっていきます。
――もう辞めたいなって思ったことありますか?
似鳥 いっぱいあります! お仕事を始めた頃に批判されたとか、芸能界の皆さんとの価値観のズレというか......。「なんでテレビに出ることを喜ばないの?」とか自分の考えと違うことが重なると、自分がいていい世界じゃないのかもってツラくなることは何回もありました。でも、そんなときに「もう無理だってときはまだなんだよ」って言われたんです。その言葉が響いて、あのとき苦しくて無理だって思っていたのはまだ頑張れる証しだったんだなって。
――哲学的ですね。では最後に、グラビアに興味のある女のコたちにメッセージをお願いします。
似鳥 フォロワーさんにもグラビアをやりたいってコはいるので、グラビア好きって女子は意外といるんだなって思います。写真としての面白さだけじゃなくて、自分以外の体をじっと見る機会ってないじゃないですか。下着の着こなしだったり、セクシーに見えるポーズとか私も勉強していて、見て学べることが多いのもグラビアのすごいところだと思います。下品な目で見ちゃうと下品になるけど、新しい発見や勉強があるって目線で楽しんでもいいんじゃないかなと思います。
●似鳥沙也加(にとり・さやか)
1993年9月28日生まれ 福岡県出身 身長164㎝
○インスタからグラビア発信する「#インスタグラビア」のパイオニア。7月30日(火)に2nd写真集『(タイトル未定)』(KADOKAWA)を発売予定。
公式X【@nitori_sayaka】
公式Instagram【@uw.sayaka】