じゃい(インスタントジョンソン)
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第109回】私の知り合いは軸2頭流しの3連複の馬券ばかり買っていて、そしてトータルでプラスになってます。
この馬券を買うなら、3連単やワイド買った方がいいのでは、と思うのですが...(かくいう,私はいつもマイナス収支です)
この買い方のメリット・デメリットなど、なんでもいいので教えてください。(40代・男性・会社役員)
* * *
今週の重賞はエプソムカップと函館スプリントステークスが行われました。函館SSは「惜しかったぁー!」ってやつですね。
サウザンサニーとサトノレーヴの2頭軸で買ったものの、クビ差で1着4着。直線は「きたーっ!」って叫びそうになったんですけどね。670倍を逃しました。
エプソムCは◎◯▲が4.5.6着という。レーベンスティールの強さもさることながら、やはりルメールの力を思い知らされる結果に。でも面白いレースでしたね。
では質問に参りましょう!
いやぁ、素晴らしいですね。まず前提として、どんな券種であろうが、トータルでプラスになっているのは優秀です。
では細かく紐解いていきましょう。
「軸2頭流しの3連複」という馬券について。
この馬券が的中するということは、3連単の軸2頭マルチでも的中しているし、ワイド1点でも的中です。
では、何が違うのか?
ワイドは2頭が3着内に来れば的中で、その他の1頭は何が来ても関係ありません。
知り合いの方がその2頭から何頭に流しているのかが明記されていないので分かりませんが、総流しにしているとしたらワイド1点と全く同じことです。
そうなると、他の1頭の人気がなければないほど3連複の方がお得になるし、他の1頭が1番人気馬であれば、ワイドの方が得になるでしょう。
仮に10頭立てのレースだとしましょう。3連複2頭軸総流しは8点になります。100円ずつ買うと800円になります。
同じくワイド1点800円買うとします。
つまりこの場合、3連複の配当がワイドの配当より8倍以上なら、3連複の方がお得になり、8倍以下ならワイドの方がお得になるというわけです。ぴったり8倍ならどっちを買っても変わりません。
では3連単2頭軸マルチ総流しならどうでしょう? これは48点になるので、配当がワイドの48倍、3連複の6倍がボーダーラインになります。
3連単もワイドの2頭以外の馬が人気ない馬なら高配当になるし、人気馬ならワイドの方がお得になる場合が多いでしょう。
3連複と3連単の違いは、これに着順が加味されます。
1番人気が来たとして、1着なら配当は安いですが、3着なら配当も上がります。また、人気薄が1着に来た場合も配当は跳ね上がります。
ここまでは総流しの場合ですが、相手を絞ったり、来ないと思う馬を切ったりする場合はどうでしょう?
同じく10頭立てで、軸の2頭以外の馬を3点に絞れば3連複なら300円、3連単なら18点になります。ワイドは総流しと同じことですから、この場合は3連複なら3倍、3連単なら18倍の配当が付けばよいので、3連系の馬券がお得になるケースが多くなります。
なぜ僕がワイドを買わないのか? その理由がそれですね。
なるべく切る馬を予想したい。総流しにすることもありますが、その場合はどの馬にもチャンスがあるという時で、軸2頭以外も人気薄が来る可能性があるという時なので、ワイドよりも3連単を好みます。
では、なぜ3連複よりも3連単を買うのか? これは軸馬の着順を1.2着や、1着固定にすることで3連複の2倍、4倍で3連単の方がお得になるというのがあります。後は、やはり高配当を狙いたいというこれはギャンブル性が強いという自分の血だと思います。
あくまでこれは僕の馬券の買い方であり、他の券種を否定するつもりは全くありません。どんな馬券でもやはり勝てば官軍です。
問題は自分の予想に魂を込められるか、意志を強く持って買えるかが大切です。
補足するなら、相手を絞れるなら、確実に来ない馬を選べるなら、ワイドより3連系というのは間違いないと思います。
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じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。