じゃい(インスタントジョンソン)
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第113回】仕事がハードで体調をかなり崩してしまったことや、コロナの影響で仕事を4年前に失いました。現在はフリーターのかたわら、FXのトレードをしています。
じゃいさんの書籍『稼ぐメンタル』で雷に打たれたような衝撃を受け、トレードもギャンブルだと割り切り、メンタルの大事さを感じてからは、勝てるようになってきました。
しかし、趣味でポーカーもやるのですが、賭ける金額が大きくなるとマネープレッシャーを感じ、いつも通りのプレーができなくなります。ポーカーもトレードもどのように賭け金を上げていけば良いでしょうか?(PN:世界のマサヒロ・男・35歳・フリーター兼FXトレーダー)
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今週は七夕賞とプロキオンステークスが行われました。七夕賞を勝ったレッドラディエンスはもっと上を目指せるでしょう、G1レベルでも面白いと思えるレース内容でしたね。天皇賞秋なんて舞台合ってそうだし、ぜひ目指してほしいな。
そして、なんといっても無敗でプロキオンSを勝ったヤマニンウルス。昨今レベルの高いダート路線。ウシュバテソーロ、レモンポップ、フォエバーヤングなど、ダート最強クラスとの対戦がより楽しみになりました。予想という目線ではなく、スポーツとして見ると、こういう馬の出現はたまりません。今後に注目です。あっ、馬券ははずしてます。
それでは今回の質問に。
「じゃいさんの書籍を読んで効果が現れた」「勝てるようになった」。これは最高ににうれしい言葉です。
ただ文字を書いて印刷するだけではその本に意味はありません。このようなリアクションがあって、初めてその本を出した意味が生まれると思います。これは人生にも似てますね。
マネープレッシャー。これはギャンブルにおいて切っても切れないものです。昔、「レート」という麻雀漫画がありました。かなりマイナーなので、知ってる人はかなりレアな人です。
本来はダメな賭け麻雀なんですが、漫画の中ではバリバリ賭けています。レートによって麻雀の打ち方が変わる、変わらないというのをテーマにした漫画でした。
主人公が成長して、最終的に高いレートでもマネープレッシャーに負けずに平常心で打てるようになる、そんな内容です。主人公の顔も、名前も、細かいストーリーも忘れましたが、レートに揺れない心の大事さ、という一点だけ覚えています。
ポーカーに関してはマネープレッシャーがメインと言っても過言ではないゲームですね。
マネープレッシャーに押しつぶされると、ブラフなんて出来ませんし、ブラフに対してもコールが出来なくなります。仮に自分の読みは合っていたとしても、リスクを負えなくなったりします。
逆に言えば、相手のタイプによってブラフの効果が変わってきます。マネープレッシャーに弱い人にはブラフはより効くし、マネープレッシャーに強い人には、ブラフする側がプレッシャーを感じることになります。
競馬でも、堅い馬券に大金を注ぎ込む人はいても、穴に大金を注ぎ込むことが出来る人はなかなかいません。
堅い馬券だろうが、穴だろうが、自分の予想を信じて賭けられること。それが大きく勝つために必要な条件だと思います。
マネープレッシャー以外のプレッシャーも同じことです。
例えばMリーグにはマネープレッシャーはありませんが、チームプレッシャー、舞台プレッシャーがあります。そのプレッシャーの中で普段と同じプレーが出来ることが勝ちや強さに繋がります。
ただ、大金持ちでマネープレッシャーがない人が強いかといえば、そうではありません。
そもそも基本的な技術が備わってない人は、いくらプレッシャーに強くても勝てません。むしろ大きく負けることになります。これならまだプレッシャーに弱い人の方がマシでしょう。
強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない(レイモンド.チャンドラー)
この有名なセリフをギャンブル風にすると
「メンタルが強くなければ勝つことは出来ない、技術がないと勝つ資格がない」(じゃい)
ですかね。
賭け金を上げていきたい、どのように賭け金を上げていけばいいのか?
基本的には自分の資産に対してのパーセンテージで考えれば良いかと思います。そのパーセンテージの決め方は自信度、成功確率、リスクヘッジなどを考慮して決めたら良いと思います。
つまり、勝ち続ければ資産は増え、パーセンテージ自体は変わらなくても賭け金は自ずと上がります。
僕の場合は、投資は比較的ギャンブル性の低い、割と堅い投資なので、パーセンテージは高いです。競馬に関しては波が激しい一撃タイプの馬券を買うので、パーセンテージは低めです。
今後いくら資産が増えようが、競馬の賭け金はおそらく今の金額が上限ですね。エンターテイメント的なものがない限り、今以上に賭け金を増やすことはありません。
いっぱい当たったから取り返すためになどと、賭け金を変えるのは大変危険ですので気を付けるようにしてください。
☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします!
【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで!
じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。