月島琉衣
人気コミックを実写化したドラマ『からかい上手の高木さん』で黒川想矢さんとのW主演&初主演を果たし、ドラマ『街並み照らすヤツら』でのひたむきな演技でも注目を集めた月島琉衣(つきしま・るい)。

配信中のNetflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』では主人公の妹役を務め、同作の主題歌『若者のすべて』(suis from ヨルシカ)のMVにも出演している。

さらには『Seventeen』モデルとしても活躍し、多方面でポテンシャルを感じさせる16歳を撮り下ろし&インタビュー。キラキラの笑顔がかわいすぎる彼女の魅力に迫った!

――ドラマ版『からかい上手の高木さん』は、中学生の西片(黒川想矢)が隣の席の高木さんにからかわれる日常を描いた青春ラブコメディ。映画版でも回想シーンとして出演していますが、2人とも原作のキャラにぴったりで素晴らしかったです!

月島 わぁ、うれしいです。ありがとうございます! 中学3年生の卒業式が終わってから小豆島(香川県)に行って撮影したので、高校生になる前のリアルな中学生で演じられました。

――教室やベランダ、学校帰りなど中学生の初恋が美しく描かれていて。

月島 今泉力哉監督の映像がすごいステキだったので、高木さんと西片がよりステキに映っていたんじゃないかなと思います。ドラマを見た人から褒めていただくことも多くて、やりがいを感じていました。

月島琉衣

――今泉監督といえば、『愛がなんだ』や『街の上で』などの長編映画をはじめ、数々のドラマや映像作品を手掛けるなど幅広く活躍されている監督ですが、演技指導はどのような感じなんですか?

月島 監督はすごく優しく、一つ一つ丁寧に教えてくださって。演技に対しての細かい指導はなかったので、ありのままの私と黒川くんで役を作り上げることができました。

――二人の自然な感じを活かしたからこそ、再現度が高かったんですね。高木さんって、西片のことをお見通しで余裕な感じじゃないですか。どんなことを意識して演じましたか?

月島 いつもの私はおしゃべりで元気な感じなので、凛とした大人っぽい雰囲気を意識しました。声のトーンや会話のテンポも原作のイメージを参考にして。

――普段はよくしゃべるんですか?

月島 はい、ずっとしゃべっていますし、よく笑いますね。思ったことはすぐ言うし、リアクションも大きいみたいです(笑)。

月島琉衣

――琉衣ちゃんはからかうのと、からかわれるのだとどっちが好き?

月島 えー! どっちだろう? からかわれるほうが好きかも(笑)。もし友達にからかわれたら、そうなるくらい仲良くなれたんだなって感じられてうれしいです。

――愛情表現ですもんね。仕事の現場とかでからかわれることありますか?

月島 あります! 私、気づかないことや知らないことが多くて(笑)。ドラマ『街並みを照らすヤツら』の現場でも森本慎太郎さんと浜野謙太さんとお話させてもらって、森本さんは指パッチンが得意って話になったんですよ。それで浜野さんが冗談で言っていたことを信じちゃったというか......、伝わりづらくてごめんなさい! とにかく、そんなことがありました(笑)。

――なんとなく伝わりました(笑)。商店街が舞台のドラマだったので、大人の方々の中に高校生ひとりじゃないですか。かわいくてからかいたくなりますよね。

月島 そんなことないですよ(笑)。先輩方がたくさんいる現場だったので、最初は溶け込めるかなって不安もあったんですけど、皆さん優しくて撮影の合間もたくさんしゃべってくれて。すごく仲良くさせてもらいました!

月島琉衣

――撮影期間中、役に入り込みすぎて日常に影響しちゃうことってありますか?

月島 今のところないですね。お芝居のときはもちろん集中して役に入り込むけど、カットがかかったらスッて抜けるんですよ。まだ自分とかけ離れた役を演じたことがないので、役に引っ張られるみたいな感覚も経験してみたいです。

――現在、16歳の高校2年生。学校とお仕事の両立は大変ですが、お休みの日ってどうしているんですか?

月島 家でゆっくりする日もありますけど、基本は外に出かけたい派ですね。外の空気を吸いたいというか、ショッピングも好きなのでお出かけして。食べることも好きなので、お昼ぐらいに出かけてランチは絶対食べますし、絶対お茶もしたいです!

――好きな食べ物は?

月島 アイスが好きです。"アイス食べたい"って常に思っているので、見かけたら食べちゃいます。

――ショッピングは洋服とかですか?

月島 はい。一色のシンプルなコーデが多かったんですけど、『Seventeen』モデルになってから意識が変わりました。私服企画が多いので、現場で「この組み合わせかわいかったな」ってことを覚えておいて買いに行くこともあります。

月島琉衣

――『Seventeen』モデルの中では何担当?

月島 笑顔担当かな? "るいスマイル"っていうフレーズがあって、SNSのコメント欄でも「"るいスマイル"いいね!」って褒められるんですよ。

――笑顔の破壊力すごいですよね! 笑いすぎて目がなくなる感じもかわいいですし。

月島 ありがとうございます! 小さい頃からいつも笑っていて、笑いすぎて「目がカシューナッツみたい」って言われたこともありました(笑)。

――最近、配信が始まったNetflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』にも出演していますが、どんな役?

月島 永瀬廉さんが演じる主人公の妹・早坂夏海役です。夏生まれのすごい明るい性格で、感情豊かな女の子です。お兄ちゃんの病気を知って寄り添っているような、お兄ちゃん思いの部分もあって。

――タイトルだけで悲しいんですけど......。

月島 ハッピー系のお話ではないけど、そんなに沈んだ雰囲気でもなくて。三木孝浩監督らしいふんわりあたたかい感じの映像で、ステキな作品になっています。

月島琉衣

――今後、どんな女優になっていきたいですか?

月島 事務所に入ったときから、国民的女優になりたい思いがずっとあって。だからこそ、今は一つ一つの作品を大切にして、将来に活かせたらと思っています。

――挑戦してみたい役は?

月島 闇を抱えていそうな役とか、ミステリアスな役に挑戦してみたいです。

――笑顔封印? それか邪悪な笑顔が見れるってことですね。

月島 はい(笑)、頑張ります!

月島琉衣

――憧れの俳優はいますか?

月島 今は、北川景子さん。一つ一つの演技に力強さがあって、心に響くところがすごくいなと思って。広瀬すずさんも芸能の活動をしていても自然体で伝えられる方なのかなと思って、すごく見習いたいです。あとは、鈴木亮平さんも好きで、出ている作品は絶対見たいって思っちゃう存在です!

――では、もうすぐ夏休みですが、夏の間にやっておきたいことは?

月島 家族が大好きなので、みんなで旅行したいです。コロナ禍になる前は毎年沖縄に行っていたので、久しぶりに沖縄の海を見に行きたくて。もちろん、アイスも食べたいです!

(ヘアメイク/吉﨑沙世子(io))

月島琉衣

●月島琉衣(つきしま・るい)
2008年3月1日生まれ 神奈川県出身
「ミスセブンティーン2022」に選ばれ、『Seventeen』の専属モデルに。ドラマ『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)など話題作に出演し、初主演ドラマ『からかい上手の高木さん』(TBS系)、配信映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』がNetflixで配信中。
公式X【@rui_0301_】
公式Instagram【@tsukishimarui_official】