『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は女優・村山優香(むらやま・ゆうか)による後編。
村山さんは2022年に『ウルトラマンデッカー』(テレビ東京)のヒロイン・キリノイチカ役でブレイク。今年5月にはドラマ『オトナの授業』(TOKYO MX)に出演。シングルマザー役を好演するなど、注目を集めている。
初グラビアは『週刊プレイボーイ』2021年35号(8月16日発売)で披露。2023年4月には写真集『MY~輝く瞳~』(彩文館書店)を発売してヒットをおさめた。
今回は週プレのグラビアに関するエピソードやグラビアへの熱い想いを語ってもらった。
ーー前回、村山さんが初グラビアを披露するまでをお伺いしましたが、その初グラビアが掲載された週プレ、自分で買いに行きました?
村山 お母さんと一緒にコンビニへ行きました。週プレを見つけた瞬間は思わず「おーっ!」と声が出ちゃって(笑)。雑誌に載るのは、ずっと憧れだったので感激しました。
ーー帰ったからも、家で何度も見直したりとか?
村山 しました(笑)。びっくりしたのはその日からSNSのフォロワーが急増したこと。インスタグラムは確か7千人くらいだったのがあっという間に1万以上になって。「うわ~、グラビアってすごい!」って思いましたよ。
ーー翌年、村山さんは『ウルトラマンデッカー』(2022年)のヒロイン・キリノイチカ役に抜擢されますね。
村山 いやー、びっくりしました。オーディションを受けたんですけど、自分が演ることになるなんて思っていなくて。だって、『ウルトラマン』シリーズですよ(笑)。しかもヒロインって!
ーーすごいです! 一体、何が決め手だったんですかね。
村山 自分でも謎です(笑)。オーディションには自分よりキレイで、キャリアのある女優さんがたくさんいたし。でもメイン監督さんが「自分が望んだお芝居を見せてくれたのは、村山だけだった」と言っていたのは耳にしました。
ーー望んだ芝居? それはどういうこと?
村山 悲しいシーンでの振る舞いを見せる審査だったんです。普通に考えれば、いかに泣くかだと思うんですけど、私はむしろ涙をこらえるお芝居をしたんです。結果的にそれがよかったみたい。自分的には必死にやっただけなんですけどね(笑)。
ーー本当に快挙ですよ。ちなみに村山さんの初グラビアが掲載された週プレは前作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』(2021~2022年)でヒロインを演じた豊田ルナさんが表紙・巻頭を飾っていました。一部のファンが誌面に二人のヒロインが掲載されていたことに気づき、話題になったとか。
村山 そうなんです。しかも私のグラビアの扉ページには「ニューヒロイン」と書いてあったので、それもまたすごいと盛り上がっていました。ただの偶然なんですけどね(笑)。
ーーウルトラマンヒロインに抜擢されたことで、村山さんも週プレの表紙を飾りました。(『週刊プレイボーイ』2022年34・35合併号/8月8日発売)
村山 嬉しかったですね。1回目の撮影が楽しかったので、いつかまたグラビアをやれるといいなと思ってはいたんです。その2回目が表紙だなんて! しかも沖縄ロケだったんですよ。それにも感激しちゃって。
ーー沖縄に行ったのは、その時が初めてだったんでしたっけ?
村山 はい。すべてが最高でした。特に海のキレイさにはびっくり。沖縄料理も初めて食べたんですけど、ゴーヤーチャンプルをはじめ全部が美味しい! この時は初の沖縄をひたすら楽しんでいる私を撮っていただいた感じです(笑)。
ーー好きなカットは?
村山 ニットを着て、横たわっているカットです。こんな凛々しい表情ができるなんて自分でもびっくりして。
あと扉ページのカットも好きですね。こちらは満面の笑顔(笑)。見た瞬間、素の自分だな~って思いました。
ーー今年6月に最新グラビアが掲載されましたが(週刊プレイボーイ2024年27号/6月17日発売)、そちらでは脱力した姿を鮮やかに見せたり、アンニュイな表情を絶妙に浮かべたり。これまで以上に女優の風格を感じました。
村山 本当ですか? やはり『ウルトラマン』への出演が大きかった気がします。半年間、同じ役を演じることで芝居についてものすごく考えました。大変ではあったけどそれが自信にもなりました。グラビアもその経験がいかせたらいいと思っていたので、そう言っていただいて嬉しいです。
ーーこの時の扉ページは、なんというか......迫力がありますね(笑)。
村山 あはははは。胸ですか(笑)。お母さんに「すごく盛ってる!」っていわれました。角度とかポーズでたまたま大きく映ったんですけど......グラビアってすごいです。
そういえばこの時のグラビア。アザーカットをまとめたデジタル写真集に載っているんですけど、ドッグランに行って、ワンちゃんたちと戯れている様子を撮ったんです。私、ワンちゃんがめちゃくちゃ好きなので、終始テンションがあがりっぱなしでした。
ーー確かご自身でも犬を飼ってるんですよね。
村山 はい。普段はもうずっと一緒にいます。編集さんは、私がそれくらい犬好きだってことを知っていてくれて、わざわざロケに組み込んでくれたんです。嬉しかったな~。あ、ちなみに今回も差し入れにはイカがたくさんありましたよ(笑)。
ーーあははは。よかったです(笑)。村山さんはグラビアのどこが楽しいですか?
村山 んー、なんだろう。いろんな表情をつくったり、ポージングを変えたりするところですかね。ちょっとしたことで幼く見えるし、大人っぽくセクシーにも見える。それこそ胸だって盛れて見えるし(笑)。いろんな自分を魅せられる。それが楽しいです。
ーー違う自分を見せるという意味で、お芝居をしているみたいな?
村山 その感覚はすごくあります。あとグラビアは自己肯定感をあげてくれるのが好きです。撮影中、ものすごく褒めてくれるじゃないですか。「かわいい」とか「いいね」とか。いや、わかってるんですよ。いい表情を撮りたいからそういうことをたくさん言ってくれるんだって(笑)。ただ、それでも言われるとやっぱり嬉しい。もっと言われたいなって思っちゃいます。
ーーグラビアをやったことで、何か変化したことは?
村山 ファンの方の反応です。「どんどんキレイになっていくね」と言われるようになりました(笑)。あと「大人になったね」とか。自分ではそんな風に思ったことはなくて、「最近、ずいぶんと調子に乗った顔してるな~」なんて厳しく見ちゃいますけど(笑)。
ーーそれにしてもこうしてお話を伺っていると、話し振りは軽やかだし、堂々としている。昔、内気だったなんて想像がつかないです。
村山 そうですかね。ちょっとは変わったのかも。でも相変わらず人見知りだし、知らない人が相手だと黙っちゃったりもしますけどね(笑)。
ーーみなさんにお伺いしていますが、初グラビアを見返すことは?
村山 いやー、ないです(笑)。恥ずかしいですもん。見れば見たで「初々しいな」とか「ピュアだな」とか思ったりするでしょうけど。きっと17歳から21歳くらいまでって、見た目から内面まで最も変わると思うんです。その時期にグラビアと出会えてよかったです。年齢的にいつまでもできる仕事ではないと思うけど、できる限り続けていければと思っています。
前編はこちら→ウルトラマンヒロインの村山優香が語る初グラビアの記憶「『私は女優だっ!』って気合いを入れ、ガウンを脱いでカメラの前に立ちました(笑)」
●村山優香(むらやま・ゆうか)
2003年2月19日生まれ 茨城県出身
身長156㎝ 血液型=A型
公式X【@M_YuKa0219】
公式Instagram【@murayama_yuuka_official】