じゃい（インスタントジョンソン）
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』（KADOKAWA）など著書も多数。
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第114回】去年から馬券の買い方を変えましたが、これが勝てる馬券の買い方なのか自信がありません。年40レースで1レースに2.5万円賭け、資金配分し当たれば50万円以上の配当になる3連単を買っています。
去年はなんとか11月に2回当たり収支はプラスになりましたが、今年は1回も当たっていません。あと半年で2回なんとか当てたいところです。じゃいさんはこのような買い方はどう思いますか？（PN:みーみ・男・年齢:30代）
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函館記念は3着に14番人気のアウスヴァールが逃げ残りで3連単58万！
ホウオウビスケッツがジンクスを破る巴賞からの連勝。対抗に推していたグランディアが2着に来たものの、馬券は当たらず。あっしには難しかったです。
では質問へ。
まず質問にある馬券の買い方を紐解いていきましょう。
年40レースで1レース2.5万円。つまりは100万円の軍資金。一撃で100万円以上ならそれでその年の勝ちは確定。50万円以上の馬券だったら、2回当たってもその年はプラスになります。馬券の買い方としては文句の付け所はありません。
気になるのは、その年間40レースをどうやって選定してるのだろう？という点ですかね。自信があるレースなのか、あるいはG1などの大きいレースなのか、決められた条件のものなのか。予想の仕方も気になりますね。どんな予想方法なのでしょうか？
今回の質問は年間40レースという買い方でした。
40レースは土日でクリア出来ます。2場開催で土日で48レースありますから、仮にそのうちの40レースを賭けるとしましょう。これにより1年の買い方を1週間で出来ます。これを1年続ければ50年分が1年で出来ることになります。ただ、5000万円必要になりますが。
当然、金額的に厳しいので同じ金額では出来ませんので、とりあえず金額的なことはおいておきましょう。
問題はそれで勝てるかどうかということです。
毎年勝つということは、このやり方で毎週勝たなければならないということです。悪くても3年に2年は勝つことを考えれば、3週に2週はプラスにならなくてはいけないことになります。
おそらく相当難易度は高いはずです。
今週のギャンブル格言【予想が上手くないと競馬は当たらない。買い方が上手くないと競馬には勝てない】
ただ、1年40レースと1週40レースでは、決定的に違う部分があります。
1週で40レースだとほとんどのレースを買うことになりますが、1年に40レースとなると買うレースをかなり厳選出来ます。
自信があるレース、妙味があるレースを選べます。
実は僕が馬券を買っているのはまさにその手法なんです。
年間40レースまで厳選は出来ていませんが、週に8から10レースほどレースしか買いません。一見多いようにも見えますが、2場なら48、3場なら72レースあるわけです。
つまり、2場なら約40レース、3場なら約70レースは馬券を買わない、つまり「見」しているということになります。
質問者の馬券の買い方で素晴らしい点が2点あります。
1つ目は3連単で50万円以上になるように購入しているということです。これはガミる馬券がないということになります。
頻繁にガミる人は特にこの点に気を付けないと、まずプラスになりません。ハッキリ言ってしまうと、「馬券が下手な人」に分類されます。的中率は高いのにイマイチ勝てない、そんな人はもう一度馬券の買い方について考え直してみることをお勧めします。
そしてもう一点は年間40レースに絞っての購入。という部分です。なかなか出来ないことだと思います。僕以上に厳選しています。
勝ったり負けたりすると、ついついやる予定ではなかったレースにも賭けてしまう人が多い中、これを守れるのは、それだけで他の人より勝てる可能性は高いと思います。
自信を持って、予想の精度を上げ、回収率を上げていければ良いのかなと思います。
正直1年、2年で結果を求めるのは難しいですが、ぜひ続けてほしいと思っています。
そして、良い結果が出ることを祈っております。
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じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』（KADOKAWA）など著書も多数。
