『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は今年RIZAPで15.5kg減量した話題のレジェンドグラドル・西田麻衣(にしだ・まい)による前編。
西田さんは2006年にスペースクラフトグループの「水着グラビアオーディション」で、応募総数3152人の中からグランプリを受賞し、デビュー。『週刊ヤングサンデー』2006年52号で初グラビアを披露し、そのあどけない顔立ちと豊かなバストで話題に。「まいぷりん」の愛称で高い人気を博し、以降、グラビアアイドル、タレント、女優など幅広い活動をしている。
『週刊プレイボーイ』は2007年8号に初登場。2009年16号でグラビアを撮り下ろし、以降10回にわたって登場。やはり高い人気を博した。
今回はデビューまでの経緯、初グラビアについてを語ってもらった。
ーーこの連載では週プレにゆかりのある皆さんに「初グラビア」の思い出を伺っています。今回はレジェンドグラドルの西田さんにお話を、とお邪魔しましたがその前に......RIZAPのCM、拝見しました! なんと約15.5kgのダイエットに成功されたとか。
西田 そうなんです。一時期、このままだと仕事がなくなる! ってくらい太ってしまって(笑)。特にDVDのお仕事なんて大変! 加工ができないですから。すごく悩んでいたところ、たまたまRIZAPさんがお声をかけてくれました。
ーー辛くなかったですか? 筋トレしたり、食事制限したり。
西田 3ヶ月間って期間が限られていたのが大変でしたけど、頭の中でスイッチが入ったので乗り切れました。まぁ、食事制限はやはり辛かったかな。特に慣れるまでの2週間。炭水化物を絶ったり、食事量を減らしたり。夢にまで食べ物が出てきましたから(笑)。
ーー夜中に何か食べたい、なんて思うことは。
西田 毎日です(笑)。そんな時は「大食い動画」を見るんです。食べている光景を見て、自分が食べていると思い込む。それでしのいでいました。年齢を重ねているので、体重が同じでも同じルックスにはならないですけどキープもしているし、満足しています!
ーーキュートな輝きさはあの頃のままです。さて本題です。もともと西田さんは小・中学校の頃から人気者だったとか。
西田 はい、人気者です(笑)。中学時代はみんなに「F」と呼ばれていましたし。
ーー「F」? それはなんですか?
西田 胸のサイズがFカップだから(笑)。男子にはよくいじられましたけど、みんなと仲良く、学校生活を楽しんでいましたね。
ーー当時から養成所に通っていたんでしたっけ。
西田 よくご存知で(笑)。中二の頃、毎週末に上京して、演技や歌などのレッスンを受けていました。芸能人になりたかったんです。というのも私、KinKi Kidsのおっかけをやっていて。で、ちゃんと会うには自分が芸能人になるしかないなと思って。あと、男のコに振られたので、見返してやると思ったのもあります(笑)。
ーーその後、2008年にスペースクラフトグループ『水着グラビアオーディション』で応募総数3152人の中から見事グランプリを獲得し、晴れてデビューしました。これはどういうきっかけで?
西田 オーディションの雑誌を見て、自分で書類を出しました。ただグラビアって言葉の意味もまるでわかっていなくて。後々水着になるとも思ってなかったんですよね(笑)。
ーーえ! だって「F」と呼ばれて人気者だったんですよね(笑)。水着姿に自信があったから、応募したわけでは?
西田 いや本当にわからなかったんです。そもそもスクール水着も持っていなかったし、同じだろうと思って、履歴書の写真は下着で送りましたから(笑)。二次審査は水着のウォーキングがあると聞いたので慌てて買いに行きましたけど。
ーーえーと(ここでマネージャーさんが事務所に保管されていた、当時の写真を見せてくれる)。
西田麻衣さんのスペースクラフトグループ『水着グラビアオーディション』(2006年)応募書類写真
西田 え! ここで出す!? あははは(いきなり笑い出す)。
ーーこれ、ばっちり下着じゃないですか(笑)! 大胆ですね。2次審査の手応えはどうだったんですか?
西田 絶対に落ちると思ってました。その前日に青山の美容室へ行ったんですけど、切りすぎてスカスカの奇抜な髪型にされたんです。張り切りすぎて失敗するってヤツです(笑)。だから最終的にグランプリをいただけた瞬間はびっくりして! でもすごく嬉しかったです。それまで一番なんて獲ったことがなかったので。
ーーグランプリを獲った決め手はなんだったんですか?
西田 審査の時、ひとりずつ「特技をして」って言われたんです。みんなダンスとかいろいろやるんですけど、私は思いつかなかったので「しません!」と言って、さーっと歩いて終えたんです(笑)。それが逆に印象に残ったのかなって思います。
ーー履歴書を下着写真で送り、当日は変わった髪型をして、「特技はしません」。たしかに印象には残るかもですね。
西田 あははは。相当、変なヤツですね(笑)。
ーーその後、『週刊ヤングサンデー』2006年47号(10月19日発売)で「YS乙女学院」の「ミス2学期」の選考にエントリーし、読者投票の末、トップに。52号(11月23日発売)で遂にグラビアデビューを果たします。ビーチなどではつらつとした水着姿を披露しています。
西田 これは沖縄ロケで、テンションがあがる中で撮影しました。
ーー水着ということで恥ずかしさは?
西田 普通に洋服を着ている感覚で、特にはなかったです。むしろ蚊にさされた痕(あと)がたくさんあって、それを見られるほうが恥ずかったです(笑)。そういえばこのグラビア、かき氷を食べるカットがあるんですけど、最初、どういう風に食べればいいかわからないし、妙に恥ずかしくなってバクバク食べたんです。そうしたら体が冷えて、寒くなっちゃって。マネージャーさんにほどほどにしろって怒られました。あははは。
ーーちなみに西田さんといえばデビュー時から、豊かな胸がチャームポイントでした。学生時代、周りから「F」と呼ばれていたとおっしゃっていましたけど、コンプレックスの類はなかったんですか?
西田 いえ、まったく。むしろイジられて喜んでいました(笑)。みんなが見るから、それも自分の魅力のひとつなんだって思っていたのかも。「グラビアは天職なのかな」って、割と早い時期に思っていました。
ーー初グラビアの載った『ヤングサンデー』は買いに行きました?
西田 行きました! お父さん、お母さんが喜んでくれました。あと周りのみんなから「まいちゃん、すごーい!」とか言われて、一気に「地元の人気者」に。それも嬉しかったですね。
ーーグラビアアイドルとしての次の仕事はファーストDVD『麻衣、はじめまして。』(2007年6月20日発売)です。
西田 それはバリ島ロケですね。ビーチでの撮影の時、炎天下の下で走り回っていたら倒れちゃって。当時はまだ自分の限界がよくわかってなかったんですよね。で、ホテルで休んでいたら、今度は置いてあったポカリにアリが入っていて(笑)。バリは虫がいっぱいいるんですよ。早く帰りたいってため息をついたのを覚えています。
ーーグラビアってじつはハードなお仕事ですよね。ポージングなんてできたんですか?
西田 当時のマネージャーさんが厳しい人で。「できてない!」ってホテルの部屋で深夜1時すぎくらいまで延々と練習させられました。それも大変でした。でも今思えば、その練習もそうだし、ビーチで倒れたことも、すべてがいい勉強になった気がします。
ーーさて『週刊プレイボーイ』ですが、2007年8号(2月5日発売)の「新人ちゃん、いらっしゃ~い!」という企画ページに登場。元気な姿を見せてくれています。
西田 (見ながら)すごく痩せていますね(しみじみ)。あとメイクが強いですよね。『ヤングサンデー』は割とナチュラル系だったんですけど、それに比べると『週プレ』は濃いなっていうのが私の印象で。雑誌によって違うんだなって思いました。あとこうして違う雑誌に出るのってやっぱり嬉しくて。また出られるかなってワクワクした記憶がありますね。
西田麻衣(にしだ・まい)
1989年3月23日生まれ 京都府出身
身長158cm B105W67.5H81
血液型=O型 趣味=人間観察 特技=お好み焼きづくり・霊感
公式Instagram【@mai.nishida.official】
公式ブログ【https://ameblo.jp/mai-nishida/】