西田麻衣

『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は今年RIZAPで15.5kg減量した話題のレジェンドグラドル・西田麻衣(にしだ・まい)による後編。

西田さんは2006年にスペースクラフトグループの「水着グラビアオーディション」で、応募総数3152人の中からグランプリを受賞し、デビュー。『週刊ヤングサンデー』2006年52号で初グラビアを披露し、そのあどけない顔立ちと豊かなバストで話題に。「まいぷりん」の愛称で高い人気を博し、以降、グラビアアイドル、タレント、女優など幅広く活動中だ。

『週刊プレイボーイ』は2009年16号でグラビアを初撮り下ろし、以降10回にわたって登場している。今回は週プレのグラビアについて、そしてグラビアへの想いを語ってもらった。

週刊プレイボーイ2009年16号(撮影/小塚毅之)より 週刊プレイボーイ2009年16号(撮影/小塚毅之)より
ーー西田さんの週プレでの初めての撮り下ろしは2009年16号(4月6日発売)でした。その時のグラビアのことは覚えてます?

西田 もちろん。この時はめちゃくちゃメイクが濃かったんですよ。最初に出させていただいた時(2007年8号/2月5日発売)も濃かったけど、もっと濃いというか。自分的にはすごく嬉しかったです。

ーー嬉しかった? あまりの濃さに戸惑ったとかじゃなくて?

週刊プレイボーイ2009年16号(撮影/小塚毅之)より 週刊プレイボーイ2009年16号(撮影/小塚毅之)より
西田 いえいえ。当時は濃いメイクが流行っていたし、自分でも濃いメイクが好きでしたから。この時、つけまつげを用意してもらって、アイラインもしっかり引いてもらったんですけど、メイクされている間、ずっとわくわくしていました。このまま終わらないでほしいと思ったくらい(笑)。

ーーそんなに(笑)!?

西田 もともと私、メイクが好きなんです。グラビアも実をいえば撮影よりメイクのほうが好き(笑)。いろんな自分にしてもらえるじゃないですか、それが楽しくて。当時は週プレも含め、グラビアを撮る度、「もっと濃くしてください」って自分からリクエストしていました。なかなか希望通りにはいかなかったけど......。

ーーこのグラビアを見て改めて思いますけど、西田さんはいわゆる「ロリ巨乳系グラドル」の先駆けですよね。

西田 「ロリ巨乳」とはよく言われました。でも先駆けはおこがましいです。ほしのあきさんがいましたから。

ーーあー、ほしのさん! 確かに!

西田 ほしのさんのグラビアはどれもかわいいんですよ。自分の撮影でほしのさんをイメージしたこともあります。雑誌に出る度、ほしのさんだけはすごくチェックしていました。お手本みたいな存在でしたね。

ーー西田さんがそんなにほしのさんを意識されていたとは知らなかったです。週プレのグラビアにはこれまで10回ほど登場されていますけど、特に印象に残っているものはあります?

西田 「KISS MY HEART」(2009年38号/9月7日発売)はギャルっぽい感じでかっこよくて嬉しかったです。最初に見た時はすごく気に入りました。確か、撮影中は炎天下の下、日傘もささないで肌を灼いていました。若かったな~(笑)。

週刊プレイボーイ2009年38号(撮影/中山雅文)より 週刊プレイボーイ2009年38号(撮影/中山雅文)より
西田 あと「島・時間」(2010年52号/12月13日発売)も好きでした。確か沖縄ロケだったと思いますけど、どの衣装もかわいくて。これもやっぱりメイクが好きです。

ーーこちらはずいぶんと大人っぽい雰囲気があります。

西田 そう! 大人っぽいのがいいんですよ。私、キレイなお姉さん系に憧れがあって。SPEEDとMAXならMAXが好きだし。

ーー世代を感じるたとえです(笑)。

西田 ロリでかわいいと言われるのも嬉しかったけど、当時は大人っぽく見られたいという気持ちが強くありました。ないものねだりですよね。

週刊プレイボーイ2010年52号(撮影/熊谷貫)より 週刊プレイボーイ2010年52号(撮影/熊谷貫)より
ーーこの時期は特に多忙だったんじゃないですか。

西田 毎週のようにグラビア撮影があって、そのうち月に2回くらいは海外ロケ。帰ってきたらバラエティの収録が待ってる、みたいな。当時はいまと違って、海外に行くと余裕をもってスケジュールを組んでくれるから1週間くらい行ってる時も結構あって。なのでスケジュールはいつもカツカツでした。

ーーコンビニの棚が西田さん表紙の雑誌で埋め尽くされていたなんて伝説も。

西田 ありましたね~。コンビニに入った瞬間、雑誌の棚は自分の表紙のものばかり。その時は「やったぞ!」って胸が熱くなりました。

西田麻衣

ーー2012年にはデザート飲料「ドロリッチ」(グリコ乳業)のCMに中村静香さん、丸高愛実さんらとともに出演。グラドルがあそこまで大々的にCMに登場することは珍しかったということもあって、話題になりました。そこでも西田さんの存在感は半端なかったです。

西田 あのCMの反響は大きかったです。肌の露出もありましたし、あと乳白色のホイップクリームが飛び散る演出があったんですけど、それが過激だってクレームが来たり。たしか放送期間が短縮されたんじゃなかったっけ(笑)。私はむしろ「めちゃかっこいい!」って思っていましたけど。ただそんな風に忙しいのはありがたいんですけど、度をすぎるとやっぱりストレスにはなっちゃいますね。

ーー前回、ダイエットのお話が最初にありましたけど、太ったのもやっぱりストレスから......。

西田 そこから暴飲暴食になってしまうのが一番大きいと思います。忙しすぎるとストレスがかかって太ってしまい、太ったことで仕事が減ってくると、またストレスになって食べちゃう。悪循環ですよね。

ーー体型の変化について周りから言われないんですか?

西田 事務所の方からは度々言われました。でも毎日、事務所に行くわけじゃないから、スルーしていて......。実際、太ってることって、案外自分ではそこまで深刻には受け止めないんですよね。あと決定的だったのはコロナ禍です。それも輪をかけて太りました。最大で65kgありました。

ーーその頃はどんな食生活だったんですか?

西田 朝起きてパスタを食べて、昼はラーメン、夜はカレーを食べて。その間にシュークリームとかポテトチップスなどを食べて。ポテチなんて二袋いってました。

ーーす、すごい。健康にも悪そうだし。自炊はしなかったんですか?

西田 しないです。食事は外食かコンビニです。それでもちゃんと選んで食べれば、太ることはないんですけど、知識がないから食べたいものを食べるだけ。それじゃあ太りますよ。いまは頑張ってダイエットしたおかげで食生活も改善されました。太ってスケジュールが暇になったことで、お仕事のありがたみもわかったし、体型維持の大切さや健康について考えることもできました。グラビアにもまた新たな気持ちで取り組んでいきたいです。

西田麻衣

ーーちなみに今年の7月にDVD『君にまた恋をして』(ラインコミュニケーションズ)をリリースします。DVDはこれがなんと49作目だとか。

西田 気づいたらそんなになっていました(笑)。ここまできたら、出せるところまでいきたいですよ。目標は50作、そして100作です!

ーー100作! す、すごい! これまでグラビアにこだわって活動をされてきましたが、西田さんにとってグラビアとは?

西田 え~! それは難しい質問ですね(笑)。17歳の時、グラビアがきっかけでデビューして、いまもずっと続けているわけですから、私の芸能人生そのもの。グラビアなしの西田麻衣は考えられない! そこまで言い切っちゃいます。

ーーおーっ! 期待しています! 最後にお約束の質問ですが、西田さんは自分の初グラビアを見返したりしますか?

西田 実家にあると思いますが、どっか行っちゃいました(笑)。今回の取材で久々に見返しましたけど自分の原点を再確認しました。若いし、痩せているし、元気だし、当時の自分はキラキラしていますよね。これからも当時の自分に負けず、素敵なグラビアをお見せしていきたいです。

前編はこちら→RIZAPで15.5kg減量した話題のレジェンド・西田麻衣が語る初グラビアの記憶「水着姿より蚊に刺された痕(あと)が恥ずかしかったです(笑)」 

西田麻衣 西田麻衣

西田麻衣(にしだ・まい)
1989年3月23日生まれ 京都府出身 
身長158cm B105W67.5H81 
血液型=O型 趣味=人間観察 特技=お好み焼きづくり・霊感
公式Instagram【@mai.nishida.official】 
公式ブログ【https://ameblo.jp/mai-nishida/】

★西田麻衣のグラジャパ!プロフィール 

撮影/渡辺達生撮影/渡辺達生

★『初グラビア物語』は毎週土曜日更新!★