デジタル写真集をリリースした春蝶 デジタル写真集をリリースした春蝶
8月12日(月)、グラビアモデルの春蝶(ちゅちゅ)が「週プレ グラジャパ!」から自身初のデジタル写真集「ちゅちゅなちゅ」をリリースした。

「おはよう」といった一言を添えてXに日々投稿されるクオリティの高い水着写真で注目を集めている彼女。その更新頻度の高さとフィギュアのようなビジュアルからAI生成を疑ってしまうほどだが、話を聞くと、写真はどれもiPhoneで撮影しており、また週に1回ペースで撮影会を開くなど、自主的かつ積極的な被写体活動を地道に続けているというから驚きだ。

謎多き美女・春蝶の素顔を探るべく撮影された今回のデジタル写真集のテーマは「春蝶なりに過ごす夏休み」。海や旅館を舞台に、かわいくセクシーに。ちょっぴり不思議な(?)シチュエーションに挑戦しているほか、Xでは見られない大胆なカットも多数収録されている。......それにしても、春蝶とはいったい何者なんだろうか? 本インタビューでは、知られざる彼女の実態に思い切り迫ってみた!

■もはやグラビア編集者な春蝶

――最近、X上で春蝶さんの投稿をよく拝見します。毎日のようにグラビア風の写真をアップされていらっしゃいますが、そもそも何をされている方なんですか? 

春蝶 毎日SNSに写真を投稿している人、で間違いないです(笑)。私自身のアカウント(@ chu_chu148)とスタッフアカウント(@chuchu_staff)に、それぞれ1日2枚ずつ写真をアップしています。春蝶スタッフチームの方々と一緒に毎週撮影を行なっては1週間分を撮り溜めし、ファンサイトではブロマイドやCD-ROMとして販売もしています。それに加えて、毎週土曜日か日曜日は都内で撮影会を定期開催。意外と忙しない毎日を送っています。

――す、スゴい......! めちゃくちゃ精力的に活動されているじゃないですか。とはいえ、連日かわいい写真がアップされるわりに情報が少なすぎて、正直こうしてお会いするまでAIじゃないかと疑っている自分もいました......。

春蝶(@chu_chu148)のXでは連日このような投稿が。AIと見紛うのも無理はない......? 春蝶(@chu_chu148)のXでは連日このような投稿が。AIと見紛うのも無理はない......?
春蝶 アハハ。それ、よく言われます。文章も基本的に一言しか載せないから、余計に実在性を感じにくいみたいで。実際にAIかどうか確かめるために撮影会にいらっしゃったお客さんもいらっしゃったほどです(笑)。

――やっぱり!

春蝶 でも、一言しか文章を載せていないのは、みなさんに気軽にリプライしてもらいたいからなんです。挨拶や疑問系の一言だけだったら、反射的にお返事しやすいかなーと思って。決してロボットではないんですよ!

あと、ありがたいことに写真を褒めていただくことも多いのですが、SNSやファンサイトの販売グッズに使用している写真は、どれもスマホで撮影しているんですよね。私が使っているのはiPhone 14 Pro Max。一眼レフにも負けないクオリティで気軽に撮れるので、とても重宝しています。

――えーっ! す、スマホで!? 

春蝶 はい。ホントにスマホだけで撮影しているので、容量はいつもパンパンです(笑)。2TBのiPhoneを使っているのですが、ひとつの衣装に対してめちゃくちゃ写真を撮るので、全然足りないんですよね。

――2TBのiPhoneなんて聞いたことないですよ! 何だか、聞けば聞くほど裏側が面白いですね。インディーズ感漂うというか......。水着やロケーション(スタジオ)のこだわりは?

春蝶 明るい・かわいい・柔らかい世界観を意識して選ぶようにしています。衣装は基本的に色味の明るいものを。スタジオは、iPhoneで撮るときは自然光が必須なので、屋外で撮れる場所があるか、日当たりの良いポイントはあるかが決めてですね。こんなことを毎週繰り返しているので、最近は、ぼーっとSNSを見ているときでも「こういう衣装かわいいかも」「このスタジオ使えそうだな?」って、すぐ撮影と結びつけて考えるようになっちゃいました(笑)。

――って、その視点はもはやグラビアの編集者じゃないですか!

春蝶 アハハ。私が考えることじゃないのかもしれないけど、つい(笑)。スタッフさんに協力してもらいつつ、私も日々スタジオ探しを頑張っています。

ただ、先日初めて自分たちで沖縄ロケを組んで撮影したんですけど、ロケーションが沖縄になったからといってSNSの反応が大きく変わることはなかったですね(笑)。私たち的には「ついに沖縄来たぞ?!」って感じだったんですけど、意外と見てくださる方にはどこで撮ってもあまり関係ないのかも。そういうリアルな反応が数字に表れるのも面白いですね。


■はだけた浴衣に裸サロペット

――そもそも、こうした活動を始めたきっかけは何だったんですか?

春蝶 あのー、実は私、子どもの頃はあまり写真を撮られるのが好きじゃなくて。家族アルバムを見返しても、顔を隠しているか笑っていない写真ばかり。容姿に自信がなかったこともあり、カメラを向けられるという行為にずっと抵抗があったんです。

でも、春蝶として活動する前にお仕事で写真を撮っていただく機会が何度かあって。どの撮影も不思議とスゴく楽しかったんですよね。作品として写真を撮るときは、プロのスタッフさんが被写体である私のポテンシャルを最大限に引き出してくださる。そのおかげで、自分が今までコンプレックスに感じていた部分が魅力に感じられるようになって、どんどん自信を持てるようになりました。次第にもっと突き詰めて写真をやってみたいなと思うようになり、今の活動に繋がります。色々と目標もありますが、とにかく楽しいからやっているところが大きいですね。

――なるほど。写真=作品であることが大事なんでしょうか。

春蝶 そうですね。みんなで「次はああしよう」「もっとこうしてみよう」と試行錯誤しながら撮影を重ねられるのはめちゃくちゃ楽しいです。私、何事もルーティーンが苦手で。何をやっても長く続かないタイプだったのですが、春蝶としての撮影は毎週のルーティーンになっているというのに、現場ごとに変化があるから自然と続けられています。もっと新しいことに挑戦していけるよう、今はできることを続けていかなきゃと思っています。

そんなときに週プレさんが声をかけてくださり、実現したのが今回のデジタル写真集。春蝶として外部のお仕事をさせていただくのは初めてのこと。本当にありがたいです!

――この流れでデジタル写真集の話に移らせていただきますが、我々としては、春蝶さんのイメージを活かしつつ、いかにSNSとは違った姿を見せられるかを意識して挑ませていただきました。

春蝶 うわーっ、うれしいです。おかげさまで、春蝶の新たな扉が開いた気がします。特に、温泉で撮っていただいたシーンはスゴいです! あの温かみのある光は、カメラとレフ板の連携でこそ生み出せるもの。iPhoneだけでは、さすがにあれほど綺麗な光にはならないですよ。スゴく勉強になりました。

それにiPhoneの撮影ではどうしても真正面の構図が多くなりがちなのですが、今回は下からのアングルや近距離のカットも撮っていただいて、Xでは見られない春蝶がたくさん写っていると思います。ほかにも、はだけた浴衣や裸サロペットなど、ちょっぴり攻めたカットも......。自分で言うのも何ですが、もう見応えしかないですっ!

――撮影テーマは「春蝶なりの夏休み」でした。海に行ったとて泳いだりはしゃいだりせず、日傘を差してビーチチェアにのんびり座っていそうだな、という勝手な春蝶さんへのイメージをもとに、夏らしい絵を狙わせてもらいました。

春蝶 アハハ、そうだったんですね! でも、そのイメージでだいたい合ってます。まず、基本的に外に出ないのでプライベートでは海にも行かないし(笑)。春蝶として週1で撮影するようになって、ようやく少しずつ外に出るのが好きになったほどです。

撮影テーマも写真のセレクトも全て週プレさんにお任せしたからこそ、自分たちでは出てこなかったアイデアがたくさん詰まった一冊になりました。SNSでは水着の写真ばかり載せているので、デジタル写真集では逆に服を着ている春蝶が見られるのもレアかなと思います。春蝶の新しい挑戦、是非チェックしてもらいたいです!

■配信見ながらひとりぶつぶつ......

――春蝶さん主催の撮影会についても詳しく教えてください。こちらも週に1回ペースで定期的に開催されているんですよね?

春蝶 はい。毎週土曜日か日曜日に都内で開催しています。定期的に開催しているのは、そのほうがお客さんも足を運びやすいと思うから。遠方......それこそXで春蝶のことを知って海外から来てくださる方もいらっしゃるんです。毎週やっていれば、みなさん都合が合ったタイミングで気軽に遊びに行きやすいじゃないですか。なるべく敷居の低い場所にしたいのでスタジオはなるべく駅近で、参加費は1,000円、スマホでの参加もOKにしています。

――とても良心的......!

春蝶 投稿に反応をいただけるだけでもうれしいのですが、やっぱり実際にお顔が見られたり、お話ができたりすると、スゴくホッとするんですよね。SNS上でうまく自分を伝えられない私にとって、撮影会は、ファンの方に自分のことを知っていただくためのコミュニケーションの場でもあります。お話するだけでも良いので、少しでも私のことが気になる方には、気軽に足を運んでもらいたいですね。

――なるほど。春蝶さんのことがよーく分かりました。では、この先達成したい目標や夢はありますか?

春蝶 伝説を作りたいですね。例えば、コミケでコスプレイヤーのえなこちゃんが大きな囲みを作ったみたいな。このコ、ヤバイぞ! って誰もが一目で分かるような!

――大人気のあまり大量のカメコにえなこさんが囲まれている様子は、通称「えなこウォール」として、長くネットで語り継がれていますよね。確かに、伝説だ......。

春蝶 しかもえなこちゃんは、コミケ以外でも人気者。私も、そういう唯一無二の存在になりたいです! そのためには、春蝶という存在を広く知ってもらうことが第一。今は私にしかできない方法で、週1の撮影&撮影会をコツコツ頑張っていくしかないなと思っています。

――春蝶伝説、期待しております。活動の話をガッツリお聞きしたので、最後に少し、プライベートの春蝶さんについても聞かせてください。

春蝶 プライベートの春蝶さんは......特に何もしてないですね(笑)。休みの日は基本、家から一歩も出ないです。定位置はベッドの上か、椅子の上。最近は、ずーっと好きな配信者さんの配信を流しては、ぶつぶつひとりで喋っています。今は春蝶としての活動に精を注ぎまくっているので、プライベートは完全にスイッチオフなんです。強いて言えば、次の撮影について考えるか、写真をセレクトするか、SNSの投稿をするか、ですかね。って、それはプライベートじゃないか(笑)。


●春蝶(ちゅちゅ) 
2月7日生まれ 岩手県出身 AB型 
身長148cm 趣味=推し活、アニメ漫画、ゲーム、寝る 
〇2023年10月、グラビアモデルとして活動開始。毎日SNSに投稿されるiPhoneで撮影されたグラビア写真で注目を集める。SNSのほか、週1の撮影会やファンサイトを中心に活動中 
公式X【@chu_chu148】

★春蝶のグラジャパ!プロフィール


★春蝶デジタル写真集『ちゅちゅなちゅ』 撮影/オノツトム 価格/1100円(税込)