『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は元祖100cmバストの"爆乳"グラドル柳瀬(やなせ)さきさんによる後編。
2014年デビュー。100cmのIカップで、グラビアファンに強烈なインパクトを与え、翌年ファーストDVD『ミルキーグラマー』(竹書房)をリリース。AmazonのDVDランキングで1位を獲得し、一躍人気グラビアアイドルの仲間入りを果たした。
『週刊プレイボーイ』では、2014年19・20合併号で初撮り下ろし。大きな話題を呼んだ。その後、広く人気を集め、今年デビュー10周年。グラビアアイドルばかりか、タレントとしてテレビなどでも活躍中だ。今回は週プレの初グラビアから、グラビアへの想いを語ってもらった。
ーー週プレの初グラビア、タイトルは「超乳"やなパイ"、ココにて解禁。」(撮影/栗山秀作・2014年15号/4月3日発売)。「超乳」の通り、胸の大きさにフォーカスした4ページグラビアでした。
やなパイ そうでしたね。ほぼすべてのカットがバストアップ。上から、斜めから、真横からとほぼ全方位から撮っていただきました。いやー、本当にこれでもかってくらい胸に迫っていましたね(笑)。
ーーそれくらいその胸が衝撃だったと。
やなパイ あははは。そうなんですかね。そういえば「超乳」って書かれましたけどそればかりではく、私、胸のことをいろいろ言われました。「爆乳」「メガパイ」「霊長類最大」とか(笑)。やはり皆さん、注目されますね。
ーー印象に残っているカットはあります?
やなパイ 水着の肩紐をハズしたカットです。それまでやったことがなかったので「え? どうなるんだろう!」ってドキドキしました。ただ週プレさんだし、絶対、素敵に撮ってもらえるに違いないと信じて、カメラに向かいました。仕上がりはもちろん想像通り、素敵でしたよ!
ーー発売日、掲載誌は買いにいきました?
やなパイ もちろん。コンビニで見てすごく感激したのを覚えています。先にグラビアを掲載していただいた『FRIDAY』さんもそうでしたけど、雑誌に載ることで、自分がグラビアアイドルなんだなって改めて実感がわきましたね。
ーーその後、週プレにはソログラビアをはじめ、倉持由香さん、鈴木ふみ奈さんらとの集合グラビア、競馬などの活版記事ほか幅広く出ていただきました。一時期は毎週のように登場し、週プレの「裏MVP」なんて言われたほど(笑)。特に覚えているページは?
やなパイ う~ん。なんだろう。全部といえば全部ですけど、中でも週プレさんの50周年記念本『熱狂』の告知ページは特に印象に残っていますね。
やなパイ そうなんです(笑)。本を手にした胸元だけの撮影って、そんな依頼は初めてでしたけど(笑)、50周年記念の本。「え? 自分でいいの?」って思いましたね。
ーーいえいえ。さすがの重厚感で、本の告知に華を添えていただきました!
やなパイ あとは2度目に撮っていただいたソログラビアですね。
ーー「ヤナパイ春のチチ祭。」(撮影/矢西誠二・2017年17号/4月10日発売)ですね。
やなパイ それまでの自分のグラビアって、20代後半という年齢もあってか、大人っぽいしっとり系ばかりだったんです。畳の上で、アンニュイに撮影する、みたいな。それがこの時は白を基調に、柔らかい光でナチュラルに撮ってくださって。スタジオに行くまで、「今日の撮影は可愛い感じだよ」とだけ聞いていたのでどんなだろうと思ってたんですけど、現場に着いてからは感激しっ放しでした!
ーー確かにどのカットも可愛らしい! 衣装も洗練されているし。
やなパイ そうなんです。その上、髪の毛も可愛く結んでもらったり、ヘアメイクも素敵で。今まで撮ったグラビアの中で一番楽しかったですね。撮影中から早く告知したくて(笑)。こんな発売が楽しみだったグラビアはないし、誌面が出てからは「もっとたくさん写真を載せてほしかったな!」って、心から思いました。
ーーやなパイさんのグラビアはその後、雰囲気が変わりました。大人っぽいだけではなく、力の抜けたようなグラビアも増えたというか。特にここ数年は後者のものが多いです。
やなパイ このグラビアがキッカケだと思います。こんな自分も見せられると証明できたので。周りから「やなパイ、アカ抜けたね」「可愛くなったね」って言ってもらえるようになりました。私の人生を変えてくれた、転機のグラビアだったと思います。
ーー今年、デビュー10周年。ダイエットを成功し、美ボディ化するなど、年齢を重ねて麗しさは増すばかり。週プレでも7年ぶりにソログラビアを撮影させていただきました。タイトルは「真夏のできごと」(撮影/西田幸樹・2024年32号/7月22日発売)。
やなパイ この時のスタッフさんは、デビュー当時に『FRIDAY』で撮り下ろして(2015年4/17号/4月3日発売)もらったときのメンバーそのまんまだったんですよ。当時は本当に何も分かっていなくて、それこそ体調管理だって全然できていなかったんです。だけど時間が経ち、こうして成長した姿を見せられた。それがすごく嬉しかったです。
ーーこれまでたくさんのカメラマンさんとお仕事されてきたと思うけど、デビュー当時にお世話になったカメラマンさんに撮影してもらうのは、気持ちのうえで違いますか?
やなパイ まるで違います。ダメな頃の私を知ってるわけじゃないですか。だからカッコつけてもダメだし、正直、なんだか恥ずかしいです。一方で「キレイになったね」って言っていただけると、誰よりも嬉しいし、モチベーションもめちゃくちゃ上がります。あとこの時はシンプルに、また週プレさんに撮ってもらえたことが嬉しかったです。すごく久々だったし、ご連絡をいただいた時は、ニセ者かなって疑いました(笑)。
ーー事務所を退所し、現在はフリーとして活躍中。10年前といまの自分で大きな違いは何だと思われます?
やなパイ 自信です。以前は何事も自発的でなく、誰かが決めてくれたことをやっていたと思うんです。いまはフリーランスってこともあるけど、すべて自分がやりたくてやってる。だから打ち合わせにも行くし、撮影であればテーマはもちろん写真や衣装、あるいはメイクについても思うところをお話しします。それってすべて自信があるからできること。そこは大きい気がします。
ーーここまでやってきたんだぞって。
やなパイ そうそう。もちろん続けてこれたのは、自分だけでなくいろいろな方々のおかげ。皆さんに感謝してもつくせないですけど。
ーーではどうして10年も続けてこられたと思います?
やなパイ マイペースでやってこれたからかな。私、それこそデビューした頃から「超乳」のように呼ばれ、他と比較されることがなかったんです。
ーー他と比較できないほど大きかったですから。
やなパイ だから「あそこのポジションをとりたい」みたく、焦ることがなくやってこられた。だから、着たくない水着を身につけたり、めちゃくちゃ攻めた撮影をしたりとか、そういうことをしないですんだんです。ペースを崩さず活動し続けられたから、自分にとってベストな表現ができた。それが10年続けられた秘訣じゃないかなと思います。もちろん途中、人には言えないほど悔しい思いをしたことは相当ありますけど。
ーーでは、やなパイさんにとってグラビアとは何?
やなパイ よくグラビアって通過点のように言う人がいるじゃないですか。でも私はそんなつもりはなくて。デビュー時から常にベースとなるもの。いわば活動の軸ですね。
やなパイ 写真集何冊出したいとか、DVD何枚出したいとか、具体的にはないですね。強いて言えば、この先も週プレさんのような素敵な媒体に出られる自分でい続けることです。ありがたいことにこの4年間に写真集を4冊出せて、再来年までDVDのリリースも決まっているんです。今後もそんな自分でいたいです。
ーー最後に。これは皆さんに聞いていますが、昔のグラビアを見返すことはありますか?
やなパイ 見ます。撮り下ろしが決まったら大体見返して、その都度自分がどんな表現をしていたのかなを思い出すんです。やってきたことを積み重ねて、もっと素敵な自分を見せたいなと思っています。
●柳瀬さき(やなせ・さき)
1988年4月23日生まれ 千葉県出身
身長152㎝ B100 W62 H89
○『柳瀬さき Vol.3』トレーディングカードが8月10日(土)に発売予定。最新DVD『やなパイだらけ』が発売中。
公式X【@sakiyanase04】
公式Instagram【@yanapai04】