宮原華音

『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて『仮面ライダーガッチャード』に出演し、その敵役である"冥黒の三姉妹"のクロトー役を演じた女優・宮原華音(みやはら・かのん)さんによる後編。

宮原さんは、空手全国三連覇などのキャリアを経て、2011年、三愛水着イメージガールに就任。その後、女優、格闘家として活動し、『仮面ライダーガッチャード』(2024年)の2作ではキレのアクションシーンを堂々披露。大きな話題を呼んだ。

グラビア活動としては、2014年『週刊プレイボーイ』25号で初グラビアを披露。現在は複数の媒体で随時、その健康的な肢体を見せている。

今回はそんな彼女を直撃。ブレイクを果たすきっかけとなった『仮面ライダーガッチャード』について、また2年連続で披露した週刊プレイボーイの仮面ライダー特集号でのグラビアについてを語ってもらった。

『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/栗山秀作)より 『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/栗山秀作)より

ーー宮原さんは女優として活動する一方、2022年から2023年にはキックボクシング興行「RISE」のラウンドガール「R-1SE Force」の一員に。さらにプロ選手としても本興行に出場し、1回39秒KO勝ちという快挙も果たしました。

宮原 「R-1SE Force」はすごく刺激になりました。それまで部活や映画の現場など、どちらかというと男性に囲まれる機会ばかり。女性に囲まれるなんてあまりなかったので。しかもメンバーには高橋凛さん、大貫彩香さんなどグラビアで活躍されている方々ばかり。皆さん"見られる"ことに対する意識が高くて、メイクや体作りなど本当にすごい!

ーーじゃあいろいろなことを聞いたとか?

宮原 はい、たくさん(笑)。「ダイエットどうされています?」とか「写真撮られるときはどこを意識していますか?」とか。ただキレイになればいいわけでもなくて。いかに自分のカラーを打ち出していくかも考えさせられました。そこで選手にも挑戦しましたし、あと割れた腹筋が自分のセールスポイントだと思ったので、より印象付けようと、必死で鍛えたりしました。

ーー当時はリング上だけでなく、SNS上でバキバキの腹筋を披露して度々バズっていましたね。そして2023年9月『仮面ライダーガッチャード』へ出演! これはどんな経緯で出演することに?

宮原華音

宮原 2017年に配信限定の『仮面ライダーアマゾンズ』に出演したんですけど、そこでご一緒した田崎(竜太)監督からオファーをいただきました。もともと私は『仮面ライダー』シリーズの大ファンで、空手を辞めた直後の17歳の頃からずっとオーディションに応募していたんです。もちろん『ガッチャード』も出していて、そろそろ年齢的にラストチャンスかなと思っていた矢先にまさかのオファー。涙が出るほど嬉しかったですね。

ーー前回でも少し書きましたが、演じたのは悪役である"冥黒の三姉妹"の次女で好戦的なキャラクターのクロトー役。宮原さんは得意の空手を生かした、激しいアクションを披露し話題を呼びました。特に印象に残っているエピソードはありますか?

宮原 なんといっても32話(2024年4月21日放送/『現る大王! 人形たちのジレンマ』)ですね。

ーー主人公・宝太郎とともに迷宮に迷い込み脱出を図るため、襲撃してくる部隊を宝太郎と共に倒すエピソード。「使命も意味も関係ない! 私は私が思うがままに戦う!」と威勢よく"メンチ切って"10数名相手に大立ち回りを繰り広げます!

宮原 素面でのアクションがめちゃくちゃあって、本を読んだ瞬間からビックリしました。特にクライマックスではガッチャードが戦う際のBGMが! 私、悪役なのにこの曲でいいの!?って感激しちゃって。あの回ばかりは自分が主人公のつもりで演じましたね。

ーー一段落した後、クロトーは宝太郎の呼びかけを蹴り、敵として戦い続けることを宣言。それも信念を貫く感じでかっこよかったけど、宮原さん自身、内心ヒーロー側の一員として戦いたいなんて思ってませんでした?

宮原 全然(きっぱり)。悪役、最高です。暴れられるし、乱暴なセリフも堂々言えるし(笑)。

ーー宝太郎に「この、クソガキ!」なんて吐き捨てていましたね。

宮原 そう。そんなのヒーローは言えません(笑)。悪役が輝くことで、ヒーローも輝くわけで。だからすごくやり甲斐を感じます。

ーーそんな中『週刊プレイボーイ』の仮面ライダー特集号(2023年44号/10月16日発売)では、"冥黒の三姉妹"の三女・ラケシス役の坂巻有紗さんとともに表紙&センターページを飾ります。

『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/細野晋司)より 『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/細野晋司)より
宮原
 週プレさんに出られるとは思っていなかったのでビックリしました。しかも表紙だなんて、もっとビックリ! 嬉しい反面、やばっ! 体を仕上げなきゃ! と思いました(笑)。

ーーまたグラビアっぽく見られたくないから痩せよう、と(笑)。

宮原 いえ。またラウンドガールの時のように絶対「バキバキの腹筋」でバズりたいなと。あとクロトーの衣装でウエストが切れていて、お腹が出ているのもじつは「腹筋」でバズったからなんです。最初は隠れていたけど「宮原や演るならお腹だしましょう」って。だから腹筋を意識を向けていました。

『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/栗山秀作)より 『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/栗山秀作)より
ーーちなみに週プレの表紙とはいえ、宮原さん単独でなくペアですよね。それは気にならなかった?

宮原 まったく。この時は表紙とワンポーズがアリちゃん(坂巻有紗)と一緒。私自身、水着撮影は久しぶりだったので撮影前は不安もあって。むしろ一緒だったので心強かったです。

ーーちょっと話は逸れるけど、"冥黒の三姉妹"の中のふたりってことで、坂巻さんとは何かと比較されますよね。そういう比較って、正直、わずらわしいみたいな気持ちにはならない?

宮原 まったくないです。正直、負けず嫌いなので、誰にも負けたくないと思っているけど、アリちゃん(坂巻)は人柄もお芝居も大好き。"良きライバル"ですね。彼女がいい芝居をするなら自分はもっと上を目指そう、彼女が活躍するなら自分も負けられない!そんな感じです。アリちゃんとアトロポス("冥黒の三姉妹"の長女)を演じた沖田絃乃(おきた・いとの)ちゃんの二人は、私にとって本当に大切な存在。撮影時もプライベートでも「絶対に守りたい」「彼女たちの笑顔を見たい」とずっと思っていましたね。

ーーものすごい結束! 話を戻すと、グラビア撮影で覚えていることは?

宮原 千葉の九十九里のロケだったんですけど、なんだろう......。前にDVDに出た時はカラフルなもの、柄物などの水着ばかりでしたけど、この時は黒がベースのシックなものが多かったんです。自分は大人になったなってしみじみ感じました。あとポージングに関しては終わった後、もっとできたなって反省がちょっとありましたね。

ーー発売の際はコンビニなどで買いました?

宮原 もちろん。三冊並んでいたら、一冊を面出しして、残り二冊を買って。それを何軒も繰り返して。アリちゃんと一緒に買い占めたものを、二人でサインして撮影現場で配りました(笑)。誇らしい気持ちでしたよ。

宮原華音

ーー1年後のライダー特集号(2024年40・41号/9月17日発売)でも再度、グラビアを披露されました。

宮原 まさか二回も出られるなんて思ってなかったのでビックリしましたよ。このときは前年の経験があったので、いろいろなグラビアを見て臨みました。あと撮影現場でもカメラマンさんはいまはこういうショットを撮りたいんだろうなってことがなんとなくわかったので、その意図を汲んでポージングしたり。

ーーおーっ!それだけ成長したってことですかね。好きなカットは?

宮原 全部ですけど、ピンクの衣装のは嬉しかったかな。普段、縁のない色なので(笑)、着られて嬉しかったです。そういえばこの時、アクションのやりすぎでお尻の肉離れをしていたんですよ。だからどのカットも若干、お尻の形は変かも(笑)。

『週刊プレイボーイ』2024年40・41号(撮影/竹内裕二)より 『週刊プレイボーイ』2024年40・41号(撮影/竹内裕二)より
ーーでは宮原さんにとって、グラビアの面白さは?

宮原 もともと水着モデル出身ですし、いろいろな水着を着られるのは単純に嬉しいです。あとは体型にしても、ポージングなどの表現にしても、自分の努力が形になってはっきり現れること。明快ですよね。そういえば子供の頃、空手に夢中になったのも努力がわかりやすく結果に現れるからで。その点では子供の頃から変わらないのかもしれません(苦笑)。

ーーそれにしてもたとえセクシーな雰囲気でも、宮原さんのグラビラは美しくエネルギーがみなぎってる感じが魅力というか。

宮原 それ、すごく嬉しい褒め言葉です。私、まさにそういう女優さんになりたいと思っているので。

ーーというと?

宮原 それこそ海外の映画で、エレガントなドレスを着てセクシーなんだけど、バチバチのガンアクションをするようなカッコいい女性キャラっているじゃないですか。ああいう役を演じたいんです。パワフルで健康的な雰囲気、激しいアクションのできることが私の強みだと思うんです。セクシーさがあるかは自分ではわからないけど(笑)、理想に向かって突き進んでいきたいです。

ーー最後に、昔のグラビアやDVDって見返しますか?

宮原 まったくないですね。昔の自分といまの自分は全然違いますから。これからもいい意味でどんどん変化を遂げて、新しい自分を見せていきたいと思っています。

宮原華音 宮原華音

●宮原華音(みやはら・かのん) 
1996年4月8日生まれ 東京都出身 
身長170㎝ B82 W59 H86 血液型=A型 
○「2012年度三愛水着イメージガール」に当時最年少で就任。女優として活躍するかたわらキックボクシングのプロ選手として「RISE」でデビュー戦をKO勝利。特撮ドラマ『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日、2023~24年)に冥黒の三姉妹クロトー役で出演。
公式Instagram【@miyahara_kanon】 
公式X【@miyahara_kanon】 
公式TikTok【@kanon_miyahara】 

『そのギャップ反則です!』 宮原華音 撮影/竹内裕二 価格/1,100円(税込) 『仮面ライダーガッチャード』冥黒の三姉妹・クロトー役で話題の宮原華音、約1年ぶりとなる最新デジタル写真集。キレキレのアクションを披露する、美人俳優の美しすぎる生脚は圧巻! サバサバしていてカッコいい。それでいて、時たま見せる乙女っぷりな表情も必見です。『そのギャップ反則です!』 宮原華音 撮影/竹内裕二 価格/1,100円(税込) 『仮面ライダーガッチャード』冥黒の三姉妹・クロトー役で話題の宮原華音、約1年ぶりとなる最新デジタル写真集。キレキレのアクションを披露する、美人俳優の美しすぎる生脚は圧巻! サバサバしていてカッコいい。それでいて、時たま見せる乙女っぷりな表情も必見です。

★宮原華音のグラジャパ!プロフィール