『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回はNMB48を卒業し、現在アーティストとして活躍中の白間美瑠(しろま・みる)さんによる後編。
白間さんは2010年、『NMB48オープニングメンバーオーディション』に合格し、NMB48第一期生としてデビュー。NMB48、AKB48の各グループで、選抜メンバーやセンターとして大活躍した(AKB48は兼任)。2021年8月、グループの卒業以降はアーティストとして活動している。
『週刊プレイボーイ』には2014年6号に初登場し、通算14回のグラビアに登場。『LOVE RUSH』(2019年)、『Aventure』(2023年)など写真集も発売している。
今回はそんな白間さんにNMB48での活動から、週刊プレイボーイのグラビアやグラビアへの思いを語ってもらった。
ーー2014年に一気に注目を集めた白間さんですが、その後も存在感は増すばかり。2017年の選抜総選挙では12位となり選抜メンバーに初選出。同年、NMB48の17thシングル「ワロタピーポー」でついに単独センターに。以降、NMB48の絶対的エースとしてグループを牽引していきます。活動する中で、自分の中でギアが上がったと思う出来事はありますか?
白間 やはり2016年にみるきー(渡辺美優紀)が卒業したのは大きかったですね。その卒コンで宣言したんです。今後のNMB48を私が引っ張っていきたいですって。そこから気持ちの入れ方が大きく変わっていきました。あとは「PRODUCE 48」(2018年)に参加したこと。
ーー韓国のオーディション番組。白間さんは生き残りを賭け、毎回、歌やダンスに熱心に励む姿を見せてくれました。
白間 歌とダンスは相変わらず自信はなかったんですけど、この時は人生で一番といっていいほど打ち込んだんです。それこそろくに寝ずに3日間ぶっ通しやり続けるとか。苦しくて何度も逃げ出したくなったけど、おかげで両方に自信がつきました。自分に余裕が生まれ、NMB48卒業後のことすら考えられるようになりました。
ーー週プレではそんな白間さんの姿をずっと追い続けてきましたが印象に残っているグラビアはあります?
白間 やはり週プレさんの表紙に初めてなった時のとかかなぁ(2018年24号/5月28日発売)。
ーータイトルは「Tokyo Date」。東京で1日デートしているようなグラビアです。
白間 ピンクや黒のランジェリーや赤いドレスを着たり、すべてのカットがキマっていて、全体的に大人っぽい雰囲気が漂っているのが好きですね。あと初表紙ってことで、この号は新幹線のホームの売店で見つけたのを覚えています。もちろんラックの一番前に並べたました(笑)。
ーー嬉しそうに自分の表紙号を入れ替えてる姿が思い浮かびます。他にあります?
白間 「最後の女」も好きですね(2020年37号/8月31日発売)。
白間 そう。何よりタイトルがかっこいいですよね。内容的にも水に濡れたり、派手な柄の水着を着たりと、挑戦的なカットばかり。撮影しながら次はどの衣装着るのかとか、何をやるのかとかやたらドキドキした記憶があります。
ーーちなみに同期が次々卒業していく中で、最後の一人になるまで残った理由は何だったんですか?
白間 年下だったから、一期生のお姉ちゃんたちに可愛がってもらってきたじゃないですか。だから必ず全員を笑顔で送り出そうと決めたていたんです。最初の頃から考えていたんですけどね。
ーーそうでしたか。「最後の女」と前後しますけど、2019年にはファースト写真集『LOVE RUSH』を発売しました(6月19日発売)。
白間 あれは楽しかった記憶しかないですね。オーストラリアに行ったんですけど、一番覚えているのは、牧場のおじさんに「バギーに乗せてあげるよ」と言われて、めちゃ遠いところまで連れて行かれたこと。急にいなくなったからみんな心配したみたいで(笑)。あと野生のイルカに会ったり、サーフィンをやったり。最高のロケでした。そういえば、ロケ中に全裸のカットを撮ったんですよ。
ーーえっ! 全裸ですか?
白間 いやいや、サーフボードの後ろに隠れて、全裸みたいに見えるカットというか(笑)。とはいえ衣装は一切着ないで、アンダーだけの姿ではあったから、ほぼ全裸といえばそうですけど。
ーーおーっ! Amazon限定カバーで掲載されていますね。
白間 そう。最初は撮影の予定はなかったんですよ。でもやっちゃおうか!みたいな(笑)。それくらい現場はいい雰囲気でしたね。
ーーなんにせよ大胆です。この写真集は通常版のカバーも、素肌に白シャツを着て胸の谷間をしっかり見せてとじつにセクシーです。
白間 う~ん。正直、どちらも私からしたらまだいけるっしょ!って感じなんですけどね(笑)。前も言ったけど、プライベートでは全裸っコなので!
ーーさすがです。さてそんな白間さんも2021年卒業。週プレでは卒業記念として、グラビア丸ごとプロデュースしていただきました。(2021年27号/6月21日発売)
白間 上西怜ちゃんと一緒にヒョウ柄の水着を着て表紙を飾ったり、中川美音ちゃんみたいな逸材を抜擢したり。あと本郷柚巴ちゃんと安田桃寧ちゃんの二人によるグラビアを撮ったり。柚巴ちゃんはめちゃおっぱい大きくてビビったな(笑)。あとまだ研究生だった隅野(和奏)ちゃんの初グラビアを撮ったり! 私、人選いいし、いいプロデュースしてるやんね! うん、いい!(しみじみ)
白間 最後の一期生になったし、センターもやったし、ソロコンサートもやったし、やりたいことはすべてやった。後輩も成長してきているので自分はもう次の段階にいこうと思ったんです。すごく自然な流れですよ。
ーーとはいえキャプテンはやってなかったですよね。
白間 そういうのは無理。人に何かを言ったら自分もやらなあかんというのがあるじゃないですか(笑)。そういうのは性に合わないです。やりたい時にやるし、必要だと思えばとことんやる。お堅いのが嫌いなんですよね。
ーー自分のペースを貫きたいと。卒業後、2023年に写真集『Aventure』を発表しました(6月7日発売)。
白間 これは「冒険」と「挑戦」がテーマで、それまでと違った白間美瑠を見せたいと思って臨みました。岩場のめちゃくちゃ奥で撮影するなど冒険したり、過去最大の露出感に挑戦したり。あとこのとき生まれて初めてショートカットにしたんですよ。NMB48の頃からロングはトレードマークだったし、自分の魅力でもあると思っていたので踏み出せなかったけど、思い切りました。鏡を見て、新しい自分に出会えたと思いましたね。自分の中で大満足の一冊です。
ーー駆け足で過去のグラビアを振り返りましたが、白間さんはグラビアの何が楽しいですか?
白間 何より初対面のスタッフさんとお仕事して、最後に笑顔で「ありがとうございました」と言ってもらう瞬間ですね。あー、ちゃんと心がマッチしたんやな、と感激します。あと妄想するのも楽しいです。例えばベッドのシーンだと「あ、ここに連れ込まれて、いまから襲われるんやな」ってエッチな物語を思い浮かべたりとか(笑)。
ーーグラビアって撮影中、「いいね」とか「可愛い」とか言うじゃないですか。それはどうです?
白間 言われすぎると「ほんまかいな」と思いますけど、やっぱり嬉しいですよ。アガるので何度でも言って欲しいです(笑)。
ーーでは、白間さんにとってグラビアとは?
白間 なにより自信をくれるものですね。あとスタイルとかメイクとか自分の意識を高められるし、表現の勉強にもなる。グラビアは自分が成長するために必要な教科書だと思いますね。きっとグラビアと出会わなかったら、私はNMB48でもまったくさえないまま早々に卒業していただろうし、まったく別の人生を送っていたと思いますね。
ーー12歳から始まった芸能人生も15年目を迎えましたが、これからもグラビアを?
白間 できる限り続けたいですね。自分はまだまだ挑戦し続けたいんです。グラビアを通じて、その都度、成長する姿をみんなに見てもらえたらいいなって。とはいいつつも、そもそも見たいと思ってくれるのかははなはだ疑問ですけど。SNSでは「また面積小さい水着を着てください」みたいなコメントはよく届きますけど(笑)、本当のところはどうなんですかね。
ーーいやいや、みんな見たいと思いますよ。今後にも期待です! 最後に白間さんは初グラビアを含め、昔のグラビアを見返すことはありますか?
白間 モノとして手元にないので、見返すことはないです。でも最初の撮影を含め、ひとつひとつのグラビアの経験がいまの白間美瑠自身。身体中の記憶にちゃんとあるので、自分は見なくても大丈夫なんです。
●白間美瑠(しろま・みる)
1997年10月14日生まれ 大阪府出身
〇NMB48の1期生オーディションに合格し、選抜メンバーやセンターとして活躍する。2021年8月、グループを卒業し、ソロのアーティストに。
公式HP「白間ん家」【https://shiromamiru.jp/】
公式X【@shiromiru36】
公式Instagram【shiro36run】