じゃい（インスタントジョンソン）
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』（KADOKAWA）など著書も多数。
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第132回】馬券の買い方について質問です。予想の段階で「これが来るかも」という馬が1頭ひらめくことがあります。もちろん必ず来るとも限らないのですが、3着以内に入ることもあります。
なので、予想の仕方は悪くないのかなと思っています。ただ、絶対的に強い馬でしたら1着に固定して3連単で勝負にいけるのですが、そこまでの自信がない場合がほとんどなので、3連複やワイドにしたり、あるいは買い目が多くなって、そこまでの利益は出ません。
予算の制限があるので、多くの点数を賭けることもできません。大体メインレースで2～3千円くらいの予算で遊んでます。今のところ赤字です。なにかいい買い方はないでしょうか。（40代・男性・会社員）
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マイルチャンピオンシップは対抗のソウルラッシュが完勝で念願のGⅠ初制覇。本命のチャリンは出遅れが響いた感じでしたが、最後はさすがの脚で5着。2着は切ったエルトンバローズ。3着は調教良かったウインマーベル。ナミュールは残念な結果に。馬券は当たらず。
来週はジャパンカップ。今年は外国馬も強力で、ここら辺の取捨選択がまた鍵になりそうです。ドウドゥースの天皇賞秋からの連覇があるか。楽しみだな。
では質問へ。
そうなんですよね。実際こういう人はすごく多いです。予想と馬券は別物なんです。
予想が上手くなければ勝つことはできません。これは大前提です。しかし、いくら予想が上手くても馬券の買い方が上手じゃなければ勝てないんです。
それで言ったら、予想がそこそこでも、馬券の買い方が上手なら勝てる可能性があるんです。
まず、予想の上手さとは何か？
これは勘違いしている人も多いと思いますので解説いたします。「的中＝予想が上手い」と考えてる人が多いですが、これがそもそも間違いです。
極論を言えば、的中なんて誰でも出来ます。そもそも、馬券の種類が8種類あって、それぞれ難易度が変わります。さらに馬券を買う際に点数に制限はありません。複勝を1点で当てるのと、3連単を1点で当てるのとどちらが難しいでしょうか？ さすがに誰でも分かりますよね。
仮に16頭立てのレースで8頭が来ると予想した人が、「そのうち1頭が1着に来た！」というのと、同じレースで1頭だけを予想して、その1頭が来た、というのでは価値が違いますよね。
文章にすればこれは簡単に分かると思うのですが、実際はそういうところは見過ごしている場合が多いです。多くの人は「的中」の二文字を重んじる傾向にあります。ですが、的中の内容によってその価値が違うのです。
今週のギャンブル格言【絶対的に正しい馬券の買い方は存在しない。ただ、間違った買い方は存在する】
麻雀でもその傾向はあります。
あがることが正しい。放銃は悪。そんな傾向があります。
ただ、悪いあがりもあれば、良い放銃もあります。それを理解することが必要です。理解した上で、それが馬券の買い方に繋がって来ると思うのです。
馬券の上手な買い方については、さすがにここの文字数では収まらないので、「勝てる馬券の買い方」という本を是非ご覧いただければと思います。しれっと宣伝してしまいましたが、ここでは要点を話したいと思います。
まず、そのレースの頭数、本命の自信度、本命以外の馬の評価、切る馬の選択、本命馬の人気、出走馬の全体的なオッズ分布などで買い方や点数を確定させるのが良いかと思います。
つまり、この買い方が正しいというのは、レースによって変わるということです。
もちろん、絶対的に正しい買い方というもの自体が存在するわけではありません。ただ、間違った買い方はあると思っています。今回の場合はメインレースに2～3千円とのことですが、予算によっても買い方は変えなくてはいけません。最大でも20～30点しか買えないわけですから、そこはそれに見合う券種を選んでください。
単勝2000円、ワイド1000円2点、馬連500円4点、3連複20点、3連単20点などですが、そこはレースによって決めれば良いかと思います。
あくまでもこれが正しいという馬券の買い方はありません。
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じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』（KADOKAWA）など著書も多数。
