じゃい(インスタントジョンソン)
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。
【今週のお悩み・第135回】年末、GⅠが目白押しで、競馬ファンもそれ以外も浮き足立つ季節ですが、こんな時こそ心がけたい買い方のコツがあれば教えてください。(60代・男性)
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阪神ジュベナイルフィリーズは本命の8番人気ビップデイジーが2着。相手に選んでいたショウナンザナドゥが惜しくも4着。差したかと思ったんだけど力及ばす。いやぁ、惜しすぎたぁ。
アルマヴェローチェは完勝で来年どんなレースをするか楽しみ。というか今年の2歳牝馬は混戦模様で面白い。さて、来週は2歳牡馬。こちらも楽しみだ。
では質問へ。
年末、特に有馬記念は毎年例外なく盛り上がります。まあ、1年で1番売り上げがあるレースだし、ボーナスが出たり時期的なものもそれを後押ししているのだろう。街もイルミネーションなどクリスマスムードだし、人々が浮き足立つのも納得。
さて、こんな時こそ心がけたい買い方のコツとのことですが、難問ですねぇ。
まあ人によって浮き足立つの浮き方が違うだろうし、そもそも浮き足立っている状態は危険といえば危険と言えなくはない。
宵越しの金は持たない!と言って年末の有馬記念や競輪グランプリなどで有り金全部使うなんて人も身近にいたりします。
気持ちが大きくなったり、やたらと開放的な気分になっていたりすると、賭け金も大きくなって散財する危険もある。
そういった観点で見ると、後で「やっちまった!」とならないように、1度冷静になる必要もあるでしょう。
そして、有馬記念に限定すると、僕はチャンスだと思っている。
なぜか? それは売り上げがいいから。
競馬は上手じゃない人が馬券を買えば買うほど儲かる可能性が高くなる。
競馬は買っている人達が集めたお金を奪い合うギャンブル。有馬記念は普段馬券を買わない人が買ったりする。有馬記念だけやるという人も少なくないと思う。
誕生日馬券、自分のラッキーナンバー、自分や恋人子供などの名前の語呂合わせ、世相馬券のように今年話題になったことに関連した馬名などで買う人も多い。そういう人は出走馬のことをよく分からず買っています。
もちろんそんな馬券でも当たることはあります。
一生懸命予想している人、データをくまなく調べたような予想家がハズレることもあります。
それが競馬だ! しかし、長くやってていれば流石に予想の精度の差は出てきます。
そういったことを踏まえた場合、有馬記念はオッズの旨みが大きいと言えます。もちろん当たる保証は一切ないけど、開放的だから、浮き足立っているからとか、そういう理由ではなく、大きく張る価値はあるとは思います。
キャリーオーバーと同じような感覚で、期待値は高い。
まとめると、まず開放的、浮き足立っている状態の場合は後悔しないように考えて賭け金を決めること。有馬記念は参加者がいつもより多い分、大きく勝つチャンスでもあるので、リスクはあるものの、いつもより勝負する額を増やすのもありだということ。
出走馬のことをあまりよく分からないで買う人が多い分、しっかり予想をすることの価値も高くなるということ。一か八かで全財産賭けて、0になるか、大金を手に入れるかのヒリヒリ感やアドレナリン大放出を楽しむ人はそれはそれで良いと思います。
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【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで!
じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。