『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いてグラジャパ!アワード2024で見事グランプリに輝いた俳優・豊島心桜(とよしま・こころ)さんの後編。
豊島さんは2019年デビュー。2020年に情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)のイマドキガールに出演し、また俳優としても活動を行うように。
2023年、『週刊プレイボーイ』47・48合併号に初登場し、初グラビアを披露したちまち大人気となり、2024年12月には「グラジャパ!アワード2024年」でグランプリを獲得。現在はドラマに出演するなど俳優として意欲的に取り組んでいる。今回は3月発売のファースト写真集のエピソードも交えつつ、彼女にグラビアへの想いを語ってもらった。
ーー『週刊プレイボーイ』2023年47・48号(11月6日発売)で初グラビアが掲載されてから3週間後。同50号(11月26日発売)で初めての表紙を飾っています。この速さはかなりの快挙です。
豊島 じつはこれ、初グラビアが出る前に沖縄へ行って撮影したきたんです。初グラビアの撮影の直後、マネージャーさんから電話がかかってきて「後で話せる?」って。え!? 何か怒られることしたのかなってビクビクして行ったら、表紙の話がきていることを聞いて。びっくりしましたよ! まだ何も世に出ていないのに、そんなことってあるの?って(笑)。
ーー編集部の英断ですよね。このコはイケる!と。で、すぐ承諾を?
豊島 はい。もうグラビアを続けていきたいと思っていたので。ただ、その後、冷静になって、まだ初グラビアの反応もわからないから「やばい!大損害出しちゃうかも!」って不安になりましたけど。
ーー結果として、初グラビアは話題を呼び、初表紙&巻頭も大反響。表紙の号は買いに行きましたか?
豊島 行きました! コンビニの本棚を何度も見返して、写真にも撮りました。ただ恥ずかしいから表紙を裏返して、ササっと買ったらすぐにお店を出ました(笑)。
ーーこの時の表紙・巻頭グラビアの号は付録DVDも制作され、週プレのサブスクサービス・週プレプラス!の「+Special」で140超のアザーカットも同時公開。「豊島祭り」となりました(笑)。
豊島 いやー、ひたすら嬉しかったですね。
ーーこの頃は、グラビアを固辞する原因でもあった大きな胸とかスタイルについてはどうだったの?
豊島 ここまで肯定してくれる場があることに安心したというか。自分のスタイルもグラビアってジャンルであれば活かせるんだなと思いましたね。コンプレックスどころか、むしろ自信になりました。
ーーグラビアでの反響を実感することで、自分の中で新しい何かが始まったという感触になった?
豊島 はい。「豊島心桜、第二章がスタート!」って本当に思いました! もう毎日が楽しくなりましたね。
ーーこの表紙の時の撮影での思い出は?
豊島 沖縄に行ったのは初めて。海は最高にキレイだし、島全体を覆う穏やかな空気感も素晴らしいし、すべてが最高でしたね。あとなんといっても沖縄料理! 最高においしかったです(笑)。ちょうどこのとき20歳になった直後のロケで、オリオンビールに挑戦しました。そこまで苦さを感じなくて、これならちゃんと飲めるかなって思ったんですけど、すぐに酔っちゃって......。ホテルに戻った後、倒れ込むように寝ちゃいました。
ーー好きなカットは?
豊島 ビリヤード場で撮影したカットですね。水色のランジェリーを着てすました表情を見せているんですけど、自分が思っていた以上に大人っぽい雰囲気のカットになって。ページを見て「私、こういうクールなのもいけるんじゃん!」ってちょっぴり自信になりましたね。
ーーその後、俳優としても活動をするようになりましたが、こうしたいろんな表情を見せることは、現在のお芝居の仕事にも役立っています?
豊島 はい、ものすごく。グラビアもお芝居も表現活動ですから。どんなシチュエーションでどんなことをイメージして、どう見せるかを毎回、学んでいますね。
ーー立派です。そして3月19日にはいよいよファースト写真集が発売されるとか。週プレ2025年1・2号(2024年12月23日発売)では先行してアザーカットが掲載されていました。
豊島 はい。今回はベトナムで撮ってきました。ちょうど行った時、現地は雨季と台風が重なって連日豪雨。いい写真が撮れるのか少しだけ不安にもなったけど、しっとりした異国情緒を感じられる素晴らしい撮影になりました。衣装も水着、ランジェリーからドレス、アオザイまでいろいろと着られて楽しかったし。写真集ってことで、普段より露出度の高いカットあります(笑)。まぁ、気づいたらセクシーになったって感じですけどね。
ーーおーっ!セクシーに!(笑)
豊島 あははは。もう21歳ですし。カメラマンさんが「ファースト写真集にしてはやりすぎでは......」と撮影を中断してくれたりしたこともありました(笑)。
豊島 私、お尻のボリュームが割とないんです。なのでピラティスに通うなどして、お尻を重点的に鍛えました。今回、頑張ったなって手応えがあります。やっぱり写真集って残るものですから。もちろん普段の雑誌の撮影でもしっかりやってますけど、写真集は自分しか載っていないですし、その分、気合いが入りました。
ーーこの一年間であっという間に、グラビア界のスターへと上り詰めましたけど、ファンの過熱ぶりに不安になったりはしませんか?
豊島 う~ん、特には。むしろ嬉しいです。
ーー本来の自分とは違うイメージがひとり歩きしているみたいな。心配はありません?
豊島 心配はないけど、確かにそういうのはありますね。私、物静かで、ピュアな女のコみたく見られることが多いんです(笑)。でも実際はそんなことはなく、活発だし、強気だし。そこは気にせず、自分らしくあろうと思っています。じゃないと今後が辛くなっちゃう。普段の自分を好きになってくれたらいいなと思います。
ーーグラビアを通じて、自分は変わったなって思います?
豊島 すごく思います。ずいぶんと丸くなった気がします(笑)。友達からも指摘されるし。いろんなものを素直に受け入れるようになりました。グラビアのおかげで自分に自信がついたからなのかも。もちろん、年齢などもあると思うけど。
ーー豊島さんはグラビアの何が楽しいですか?
豊島 やっぱり自分にフォーカスしてくれるところですよね。そんな仕事、他にないですよ。ファッションモデルは洋服を見せる仕事だし、女優は物語の中の一部分を演じるのが仕事。自分を見せるなんてグラビアだけ。それがすごく楽しいし、やりがいを感じます。......と言いつつ、グラビアはいろいろなところへ行けたり、おいしい物を食べさせてもらえたりするのが、単純に楽しいってのがあるんですけど(笑)。
ーーお話をお伺いしていると幼い頃の夢は叶いつつあるんじゃないですか? ほら、昔は世界を飛び回るかっこいい女性になるってことが夢だったんですよね。
豊島 言われてみればたしかに。撮影でベトナムや台湾に行ったし、海外ではないけど、沖縄にも行ったし。どんどんかっこいい女性に近づいていってるのかも(笑)。
ーーそれこそ今後の目標なんてあるんですか?
豊島 大きな目標はないですけど、ドラマとバラエティ、両方頑張って、随時新たな自分を見せられればいいなと思います。あとは引き続きグラビアは続けていきたいですね。いろんな雑誌に出たり、写真集がまた作れたら幸せだなと思います。
ーー本当にグラビアを大事にしているというか。
豊島 いや本当にそう。こんなふうに思うならもっと早くやっておけばよかった(笑)。やはり何でも挑戦してみないとわからないものですね。
ーー皆さんに聞いていますが、昔のグラビアを見返したりしますか?
豊島 雑誌はないですけど、デジタル写真集は見返しますね。特にお酒を飲むと見ちゃう(笑)。自分の世界に浸りたいんですかね(笑)。
ーー見返して、撮影中にスタッフが「かわいい!」って言ってくれたことはやはり本心だったんだなって、実感することもあるのでは。
豊島 う~ん、どうだろう。そこまで「かわいい」って言ってもらえるほどでもないかな。それが納得できるまでもっと頑張らなきゃ(笑)。
豊島心桜(とよしま・こころ)
2003年9月25日生まれ
新潟県出身 身長167㎝
特技=クラシックバレエ
○情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)のイマドキガールを卒業後、ドラマ『君が獣になる前に』(テレビ東京)、『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』(MBS/TBS)などに出演し、俳優業にも意欲的に取り組む。
公式X【@CocoroToyoshima】
公式Instagram【@cocorotoyoshima_official】