池田レイラ

『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて父娘芸人・完熟フレッシュ池田レイラさんの後編。

池田さんは2016年、実父・池田57CRAZYと完熟フレッシュを結成。2018年からはテレビにも進出。また個人としてもバラエティに出演するほか、現在は俳優としても活躍している。

初グラビアを『週刊プレイボーイ』2024年10号で披露。可憐な姿がたちまち大きな話題となり、デジタル写真集を含め大反響。2024年12月には「グラジャパ!アワード2024年」で最優秀新人賞を獲得した。今回はそんな彼女にグラビア撮影にまつわるエピソードや熱い想いを聞きました。

『週刊プレイボーイ』2024年18号(撮影/熊谷貫) 『週刊プレイボーイ』2024年18号(撮影/熊谷貫)

ーー『週刊プレイボーイ』に掲載された池田さんの初グラビアは大きな話題となりました(2024年10号/2月19日発売)。またデジタル写真集『完熟フレッシュな水着』も2024年2月のグラジャパ!マンスリーランキングで第一位を獲得。大ヒットとなりました。

池田 正直なところ出る前はすごく不安だったんです。誰も興味を持ってくれなかったらどうしようって。でもネットニュースでたくさん取り上げてもらえたし、仕事の先々でもみんなから「見たよ」と言われるし。さらにはSNSフォロワーもすごく増えて。自分が思っていたより遥かにすごい反響で信じられなかったです。

ーー何事も賛否両論あるものですが、この時も「カワイイ!」「キレイ!」と讃える一方、批判的な声もありました。特に「お父さん(完熟フレッシュの池田57CRAZY氏)は大丈夫なの?」的な声は多かった気がします。撮影前、お父さんにお話しされました?

池田 しました。そうしたら「お、いいじゃん! 何かできることあったら相談して」って。前回も言ったけど、父は「若いうちは何でも挑戦してみなさい」と背中を押してくれる人で。できあがった誌面も喜んでくれました。SNSの否定的な意見にも「素晴らしいことをやったんだ」と返していましたし、私も気にならなかったです。

ーーあっぱれです。大反響を受け、即2回目の撮影が決定。掲載は2ヶ月後の『週刊プレイボーイ』2024年28号(4月15日発売)です。

池田 宮古島ロケだったんですけど、まさかそんなにすぐお話がくるとは思ってなかったので驚きました。宮古島へ行けるのも嬉しかったですね。ただ2回目は最初に比べ、より内容が問われるものですから、プレッシャーがかかりましたね。

池田レイラ

ーー撮影前はお父さんに協力をあおいだとか。

池田 はい。父は元ジムトレーナーなんです。ロケまでの期間が短かったので運動面から食事まで、全面的にサポートしてもらいました。家にあるベンチプレスや自重でトレーニングしたり、有酸素運動をしたり。父がすべてのメニューを考えてくれました。また食事も管理してくれて、毎日タンパク質メインのヘルシーで美味しいものも作ってもらったり。そればかりかメンタルケアまでしてくれました。「おっ! 数字が変わってる。すごいな!」とか声をかけてくれて。ずっとモチベーションを持続させてくれましたね。

ーー一緒に取り組んだことでお父さんとの会話も増えたそうですね。

池田 そうなんです。それまで私が思春期ということもあって、会話が減っていたんですけど、また普通に会話するようになりました。ベンチをやりながら重さに「やばい!やばい!やばい!」とリアクションして、ふたりで笑い合ったり。グラビアのおかげで、私たちって仲が良いんだと実感しました。

ーー完成したグラビアを見ると体がしまり、メリハリのきいたスタイルに。頑張ったことが伝わってきます。また表情もバリエーション豊かになり1回目とは別人のようです。

『週刊プレイボーイ』2024年18号(撮影/熊谷貫) 『週刊プレイボーイ』2024年18号(撮影/熊谷貫)
池田 本当に父のおかげです。表情は2回目で少し慣れたのもあるけど、トレーニングを頑張ったことで自信に繋がったのかもしれないですね。

ーー撮影中に印象的だったことは?

池田 とにかく海と自然がキレイで。太陽の下、元気な姿を撮ってもらったんですけど、これがまさに私がやりたかったグラビアで。ずっと嬉しくて仕方なかったです。ただ滞在中は体型が気になってほぼ何も食べず、食べたのは帰りの空港でサーターアンダギーと焼肉を少しだけ。それが心残りですね(笑)。

ーーとにもかくにも"2回目の撮影"を成功させたかったと。

池田 それまで仕事でプレッシャーを感じたことはなかったですけど、この時のグラビアは自分にとって大きな仕事。最後まで気が抜けなかったです。そして全力で取り組んだことで、いち個人として自覚を持つようになり、仕事への向き合い方が変わりました。グラビアを通じ、自分の芸能生活の大きな転機になった気がします。

ーーこの時の反響は?

池田 1回目以上にファン層がより広くなって、"完熟フレッシュの小さい子"ではなく、ようやく"個人"として見てもらえるようになった気がします。あと、よりカワイイって言ってもらえることが増えて。グラビアを通じて"カワイイ枠"でも応援してもらえるようになってありがたいなって(笑)。芸人仲間にそう言われたら「本当に思ってる?」と疑っちゃいますけど。

ーーお父さんの反応は?

池田 1回目よりはいいけど、もう少し時間があればもっと絞れたなって言ってました。見ながら喜んでくれましたけど(笑)。

池田レイラ

ーー女性として魅力的な池田さんをみて、お父さんも内心ドキッとしたんじゃないですか。

池田 どうですかね。グラビアをやって唯一、反応が変わらないのが父なんです。昔から「レイラは誰よりもカワイイ」と言い続けてくれるので(笑)。今朝も「死ぬほど可愛いよ」と言ってくれました。父は常に私をポジティブな気持ちにさせてるんです。すごくいい父ですよね。

ーー昨年末は週プレが主催する「グラジャパ!アワード2024」で見事、最優秀新人賞を獲得しました。

池田 ものすごく嬉しかったです。個人で賞をいただいたのは人生で初めて。いろいろな方々に「おめでとう」と声をかけていただき、大きな自信になりました。週プレさんには本当に感謝しかないです。

ーーグラビアへの意識は最近変わりましたか?

池田 以前はどうしても照れちゃっていましたけど、いいものを撮るためには、恥ずかしがっていられない。しっかり振り切れるようになりました。あと、いまはモニターを見せてもらって表情などを確認しながら撮影しています。カメラマンさんとコミュニケーションも取れるようになってきましたね。

ーー最近は"池田さんに続け"とばかりに、女性芸人によるグラビアが増えました。

池田 そうですね。私がキッカケを作ったみたいに言われますけど、もしそうであれば、グラビアアイドルさんには勝てないまでも、お笑い界では一番でいたいです。もっともっと自分を磨いていきます!

ーーおーっ! 力強い! 池田さんが思うグラビアの楽しさは?

池田 周囲の反響をダイレクトにもらえることですね。自分を撮ってもらうので、自分がやらないと何も動かない。それだけ責任感もプレッシャーもありますけど、頑張ればその分、返ってくるのが嬉しいですし、楽しいです。自分の道も拓ける気がします。

ーー今後の目標は?

池田 お笑いの軸はありつつ、いろいろなことを挑戦していきたいです。バラエティでMCの横にいるタレントさんとかやりたいですし、最終的には女優さんとしてたくさん活動したい。それを一番の目標に挑戦を重ねていきたいです。

ーー先ほどから女性芸人のグラビアでは一番になりたいとか、タレントや女優に挑戦したいなど、イキイキとお話されているのを見ると、一時期、芸能の世界から遠ざかりたいと思っていたなんて想像できないですよね。

池田 自分でも変わったなって思います。そういう話を家ですると父も喜んでくれて、相変わらず「やりたいことはなんでも挑戦してみな」と言ってくれます。自分ももうすぐ20歳。もうなんでも親に負担をかけられないですし、完熟フレッシュの認知を広げるためにも頑張りたいです。それにしてもこんな風に考えられるようになったのもすべてグラビアのおかげ。本当にやってよかったです。

ーー最後に池田さんは初グラビアを見返したりしますか?

池田 初グラビアは見ないですね。2回目以降はありますけど。正直、ぎこちなくて、見るのが恥ずかしいんです(笑)。もっと年齢を重ねていけば、この初々しさがいいって思えるようになるのかもしれません。

池田レイラ

●池田レイラ(いけだ・れいら) 
2005年3月1日生まれ 東京都出身 
身長152㎝ 血液型=A型 
〇両親の離婚後、父子家庭で育つ。2016年に実の父である池田57CRAZYとコンビを組んで「完熟フレッシュ」としての活動を開始。現在は俳優としても活動中。
公式X【@kanjuku_layla】 
公式TikTok【@kanjuku_layla】 
公式Instagram【@kanjukufresh_leyla】 

撮影/熊谷貫 撮影/熊谷貫

★池田レイラのグラジャパ!プロフィール