七瀬なな

『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は「令和の文化財級ボディ」と言われる俳優の七瀬なな(ななせ・なな)さんの前編。

七瀬さんは2022年、レースクイーンチーム「Pacific Fairies(パシフィック・フェアリーズ)」の一員としてレースクイーンデビュー。同年、レースクイーン大賞2022新人賞グランプリを受賞し、大きな注目を集めた。

初グラビアは2023年、『週刊プレイボーイ』21号で披露。その美貌と後に「令和の文化財級ボディ」と称賛される見事なスタイルが話題に。2024年には、ヤングジャンプと週プレより発売されたデジタル写真集がグラジャパ!のマンスリーランキングで2ヶ月間にわたりそれぞれ1位、2位を記録することも。

2024年にレースクイーンを卒業し、現在は俳優としての活動を本格化。今回はそんな彼女にデビューのきっかけ、初グラビアにまつわるエピソードを聞きました。

『週刊プレイボーイ』2023年21号(撮影/佐藤裕之) 『週刊プレイボーイ』2023年21号(撮影/佐藤裕之)
ーー初グラビアの思い出をその前後のお話とあわせて皆さんに聞いています。今回ご登場していただくのは七瀬ななさん。幼い頃はどんな子供だったんですか?

七瀬 アニメ好きでインドアなタイプですね。小学生の時に体操をやっていて、運動神経は良かったと思います。特に短距離走は学校で一番。体操をやっていたから陸上部は入れなかったけど、夏だけ部員になって、大会に出ていました。

ーー将来、芸能の仕事をしてみたいと思ってました?

七瀬 全然なかったです。私は福井県の田舎育ちなんですよ。家の周辺にはキツネ、タヌキがいたし、ニホンカモシカを見かけたこともあります。そんなところに住んでいたから、自分とは無縁だと思っていましたね。それに学校の学芸会では木の役を選ぶようなタイプで(笑)、自分に自信なんてゼロ。高校時代はデザインを学び、卒業後はデザイン会社に就職しました。ものすごく普通です。

ーーその普通の女のコが、どうしてレースクイーンに?

七瀬 私には、兄と姉がいるんですけど、ふたりの影響もあって、バイクとクルマが好きだったんです。その後、モータースポーツに興味を持つようになり、レースクイーンに憧れました。衣装がものすごく可愛いいじゃないですか! 最初、自分には絶対に無理だろうなと思っていたんですけど、どんどん思いが膨らんで、思い切ってレースクイーンのオーディションを受けました。

ーー結果は見事に合格。2022年のことですね。

七瀬 はい。正直、受かるとは思っていなかったので、信じられなかったです。すぐに実感がわいて、ひたすらワクワクしていました。

ーー初めてサーキットの立った時の心境は?

七瀬 ひたすら感激しました。エンジンの爆音や、メカニックさんらの働きなどにめちゃ興奮しちゃって。レースクイーンになれたことが、本当に嬉しくて仕方なかったです。

ーー徐々に注目を集め出してなんと! その年のレースクイーン大賞2022で、新人部門のグランプリに選ばれました。

七瀬 プレッシャーもあったんですけど、だからこそ頑張れました。レースクイーンってタレント活動をしていて、新人ながらすでに何十万のフォロワーを持っている方も多いんですよ。でも私は本当にゼロからのスタート。投票を募るため、たくさんの撮影会に出たり、オフ会を開いたり、新橋で名刺を配ったり。先輩たちからアドバイスをもらいながら、やれることはすべてやりましたね。

七瀬なな

ーー受賞の瞬間は?

七瀬 どうしても獲りたかったので、もう夢のようでした。何かを全力でやって、しっかり成し遂げたのもその時が初めて。それも嬉しかったです。

ーーレースクイーンになれたときは自分に自信がなかったわけでしょ? それが「グランプリをどうしても獲りたい!」って。一体、何がそこまで火を着けたんですか?

七瀬 何がというより、徐々にですね。レースクイーンをやるまでは自分をアピールするとか、人前でしゃべるとか未経験で、すべてが苦手。でも自分を見て欲しいという気持ちが高まってきて。と同時に、そのためには自分が全力で動かなきゃダメだということがわかってきたんです。それは後の活動のすべてに繋がっていますね。

ーー七瀬さんの活動の源になったと。さて、初グラビアは『週刊プレイボーイ』2023年21号に掲載されました。タイトルは「ヒロインは突然に」。大型新人の登場を感じさせます。こちらはどんな経緯で?

七瀬 レースクイーン大賞の新人賞を獲った後、週プレさんを紹介していただいたんです。早速、顔見せにいきました。

ーー週プレはレースクイーン大賞で、「週プレ賞」があって関わりも深いですからね。その時の印象は?

七瀬 手汗がすごかったです(笑)。緊張してほとんど何もしゃべれなくて。にも関わらず、正式にオファーをいただいけて夢のようでした。初グラビアは有名な週プレさんでと心で決めていたので。

『週刊プレイボーイ』2023年21号(撮影/佐藤裕之) 『週刊プレイボーイ』2023年21号(撮影/佐藤裕之)
ーーグラビアを見たことはあったんですか?

七瀬 はい。篠崎愛さん、馬場ふみかさんが好きでした。他に当時、レースクイーンだった雪平莉左さんもよく出ていて、そちらも見ていましたね。

ーーグラビアの現場は千葉のスタジオ。撮影時は緊張しました?

七瀬 めちゃしました。前日は緊張で眠れなかったですし。もうガチガチで、カメラマンさんの指示に従うだけで、精一杯でした。

ーー一方で水着になる恥ずかしさは?

七瀬 やっぱりありましたね。でも、レースクイーンの衣装はほぼ水着みたいな露出度だし、どの衣装も可愛かったので、そこまでではなかったです。

ーーレースクイーンはスレンダーなイメージがありますけど、七瀬さんはバストが豊かですよね。

七瀬 じつは大きなバストはずっとイヤでした。学生の頃からよく言われてたし、洋服が似合わないし。あとレースクイーンは皆さん本当に細くて。よく集合で撮影するんですけど、衣装によっては私だけサイズが合ってないように見えることもあるんです。レースクイーンで胸が大きいのってなんの得もないなって思っていました。

ーーでもグラビアでは生かされる。

七瀬 はじめて胸が大きくてよかったと思いました(笑)。

ーーグラビアは撮影中「いいね」「可愛い」って声が飛び交います。

七瀬 嬉しいですよね。ニコニコしちゃいました(笑)。カメラマンさんからが「骨格がいいね」と褒めていただいたんですけど、じつはいかつく見える感じがして、骨格は好きじゃなかったんですよ。それをそんなふうに言っていただけて、それも嬉しかったです。

ーーファーストショットを見たときは?

七瀬 たしかピンクの衣装だったと思いますけど、写真を見た瞬間「え? これは誰だ?」と思いました(笑)。ものすごくキレイだし、スタイルもよく見えるし。もう本当に感動しました。

ーーレースクイーンのメイクって、濃いじゃないですか? グラビアのメイクは大丈夫でした?

七瀬 じつは最初はすごく抵抗があったんですよ。「すっぴんじゃない? 大丈夫なの?」って。本当はもう少し盛ってもらいたいと思ったんですけど、なかなか言えませんよね。ずっと悶々としていました。でも写真を見たらめっちゃいい! ただただびっくりしましたね。

七瀬なな

●七瀬なな(ななせ・なな) 
2000年1月27日生まれ 福井県出身 
身長166㎝ B90 W58 H88 
○「日本レースクイーン大賞2022」新人部門グランプリ受賞。2025年はレースクイーンを卒業し、女優業に挑戦。舞台『HAMGET』(2月5~9日/中野ザ・ポケット)で初のヒロインを演じる。RISEラウンドガール「R-1SE Force」メンバー。
公式X【@nna_nanase】 
公式Instagram【@nn.nanase】 

『ヒロインは突然に』 七瀬なな 撮影/佐藤裕之 価格/1,100円(税込) 俳優・七瀬ななの初グラビアを収めた一冊。日本レースクイーン大賞2022新人賞グランプリを受賞後の撮影でフレッシュな魅力いっぱい。上から、下から、斜めから、どの方向から見ても美しい。後に「令和の文化財級ボディ」と称賛される完璧な姿の原点がここに。 『ヒロインは突然に』 七瀬なな 撮影/佐藤裕之 価格/1,100円(税込) 俳優・七瀬ななの初グラビアを収めた一冊。日本レースクイーン大賞2022新人賞グランプリを受賞後の撮影でフレッシュな魅力いっぱい。上から、下から、斜めから、どの方向から見ても美しい。後に「令和の文化財級ボディ」と称賛される完璧な姿の原点がここに。

★七瀬ななのグラジャパ!プロフィール