『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。前回に続いて「令和の文化財級ボディ」と言われる俳優の七瀬なな(ななせ・なな)さんの後編。
七瀬さんは2022年にレースクイーンデビュー。レースクイーン大賞2022新人賞グランプリを受賞し、大きな注目を集めた。
『週刊プレイボーイ』2023年21号で初グラビアを披露し、その美貌と「令和の文化財級ボディ」と称賛される見事なスタイルが話題に。2024年以降はデジタル写真集をグラジャパ!でリリース度、マンスリーランキングで1位、2位を記録。グラビアの人気は高まるばかりだ。
2024年にレースクイーンを卒業し、現在は俳優としても活動中。今回は彼女に週プレのグラビアについて、またグラビアへの思いについてを聞きました。
『週刊プレイボーイ』2025年3・4号(撮影/熊谷貫)より
ーー『週刊プレイボーイ』2023年21号で初グラビアを披露してくれましたが、掲載誌は買いに行きましたか?
七瀬 もちろん。発売日の深夜にコンビニに行きました。朝まで待っていられなくて(笑)。ドキドキして表紙を見たら、ちゃんと名前が載っていました。めちゃくちゃ嬉しかったですね。といっても、買う時はさすがに恥ずかしくて、さっと出して逃げるように帰りましたけど。
ーーあははは。ファンの反応は?
七瀬 SNSのフォローも増えたし、大きかったです。それまではレースクイーンファンの方が9割だったんです。でもグラビアを見てファンになってくださった方が増えました。撮影会にも「週プレを見て来ました」って方が多かったですね。
一方で、ずっとファンでいてくださってる方もレース会場にわざわざ週プレを持ってきてくれて。一緒に喜んでくださる姿を見て、つくづく自分はグラビアに挑戦してよかったなと思いました。
ーー現在(2025年2月)までのところ、七瀬さんは『週刊プレイボーイ』に4度、登場しています。特にお気に入りのグラビアは?
七瀬 直近の撮影で、週プレプラス!の「+スペシャル」でもアザーカットが見られる「Adventure」です(2025年3・4合併号/1月6日発売)。宮古島でロケをしたんですけど、撮影でそんな風に遠出したのは初めて。決まった瞬間から、空港で解散するまでワクワクしっ放しでした。現地では海や自然がキレイなのはもちろん、撮影で使ったヴィラも素敵で開放的になりました。本当に楽しかったなー(しみじみ)。
ーー撮影のコンセプトは?
七瀬 その前に『パーフェクトな彼女』という、ナチュラルな姿にこだわったグラビアを撮ったんです(2024年43・44合併号/10月7日発売)。この時はそれをもう一歩進めた感じ。キメ顔などせず、とにかくリラックスして撮影に臨みました。
ーー確かに穏やかなグラビアですよね。では好きなカットは?
七瀬 全部です! でも特に気に入っているといえば......扉になったカットですかね。ナイトプールで撮ったんですけど、真っ暗だし肌寒いし、結構大変で。普段の撮影以上に全員で頑張りました。
『週刊プレイボーイ』2025年3・4号(撮影/熊谷貫)より
ーー大きな胸をがばっと見せるなど、大胆なカットですよね。
七瀬 あははは。そうですね。現場の熱い雰囲気にほだされたというか(笑)。ご覧になったファンの方々には「これまでで一番ワイルドだよね。本当にななちゃんなの?」って驚かれましたよ(笑)。
ーーでしょうね(笑)。
七瀬 あと本誌ではなく、これはデジタル写真集と+スペシャルで見ていただけるんですけど、バイクに乗ったシーンもお気に入りです。大型バイクの免許を持っているので、「いつかバイクと一緒にグラビアを撮りたいです」って前々からお話ししていたんです。それが実現しました。
現地でお借りした大型バイクとともに革ジャンを羽織ったり、水着だったり、たくさん撮ってもらいました。カッコいいシーンなので、撮影ではクールな表情を意識しましけど、内心すごく嬉しかったので自然と頬が緩みました(笑)。
『【週プレ プラス!】アザーカット集Adventure~Prologue~』(撮影/熊谷貫)より
ーーよほど嬉しかったんですね。ちなみに七瀬さんは「文化財級」とも言われるほど立派なスタイルの持ち主。この時ボディメイクはされたんですか?
七瀬 ナチュラルがテーマということもあり、そこまではしなかったです。グラビアはしぼり過ぎるとあまり"映え"ないんですよ。昨年からアクロバット(バク転などのマット系運動)をたまにやっていたので、それで自然な形で絞った感じ。あと肌がむくまないようにすることはずっと気遣っていました。
ーーコンセプトを考慮して、体づくりをしたと。プラスを見ていて、思いましたけど、以前よりも笑顔のカットが増えましたよね。
七瀬 確かに。昔は自分の笑顔が好きじゃなくて、いつも表情をキメて見せていたんです。それが......自然と笑顔が増えたというか(笑)。ちなみに表情で意識したといえば、バリエーションを増やすことは常に心がけています。
「表情がいつも同じだね」とは言われたくなくて。表情をどう見せるかだけでなく、あえて正面を向いたり、体とは逆の向きを見せたりとか。何も考えずにいると"利き顔"ばかりになっちゃいますから。
ーーいろんな自分を見せられるというのは、自信がついてきたんですかね。実際『パーフェクトな彼女』もそうですけど、七瀬さんのデジタル写真集はグラジャパ!の月間売り上げランキングで1位、2位の常連となっていましたし、読者からの反応も大きいし。
七瀬 グラビアを通じて、自分のことを知ってくださる方がどんどん増えているのが実感できるので、自信という意味ではそうかも。そして自信がつけばその分、表現の幅も広がって、さらにまた自信につながっていく。なんというか......すごく幸せですよね。
ーーその幸せだと思う思いが七瀬さんのグラビアにたくさん表れているのかもしれないです。
七瀬 あー確かに。自分ではあまり意識しないけど、そうだといいですね(笑)。
ーーグラビアの楽しさってなんだと思います?
七瀬 やはり自分を表現できることですよね。ファッションを見せるモデルでもないし、企業PRするレースクイーンでもない。グラビアは自分をいかにみせるか。それが一番大事で、大変で難しいけど、だからこそすごくやりがいを感じます。
ーー今後、やってみたいグラビアはあります?
七瀬 バイクのグラビアはもっとやってみたいですね。シチュエーションやバイクの種類にもこだわりたいですし。
ーーそれこそ、日本ではできないけど、水着姿で走ったり。
七瀬 本当は一番それをやりたいんです。洋服とかヘルメットとか何も身につけず、それこそ裸で走りたいくらい。絶対に気持ちいいはず。裸は無理だから、せめてそれに近い水着で走ってグラビア撮影を、ね。海外はともかく、日本だとヘルメットはもちろん、ちゃんとした格好でバイクに乗らないといけないんで、実際には難しいですけど。
ーー昨年末レースクイーンを卒業し、現在は女優として活動中です。
七瀬 まだまだ始まったばかりですけどね。でも甘いシチュエーションでの表現は「目の使い方が上手だね」って言われます。グラビアでひたすらカメラを見つめていたからですかね(笑)。今後もグラビアで学んだことがどんどん表現に表れていくかも。
七瀬 えー、なんだろう。自分の居場所、かな(笑)。今、自分がお仕事していられるのはやはりグラビアのおかげ。グラビアという居場所があるから、安心して女優業に挑戦できているのはありますね。これからもグラビアは続けていきたいです。
ーーこの取材を受けてくださった全員に聞いていますが、七瀬さんは初グラビアを見返したりします?
七瀬 しますね。新たに撮影する前後に大体、見返します。見て、いまよりも痩せているなとか、あどけないなとか、あるいはこの時、カメラマンさんはいかに脚長に撮るよう考えてくださってたんだ、ありがたいなとか。そう考えると身が引きるまる思いです。どんなときもこの原点を忘れず、感謝の気持ちを大事にもっと飛躍してきたいと思っていますね。
●七瀬なな(ななせ・なな)
2000年1月27日生まれ 福井県出身
身長166㎝ B90 W58 H88
○「日本レースクイーン大賞2022」新人部門グランプリ受賞。2025年はレースクイーンを卒業し、女優業に挑戦。舞台『HAMGET』(2月5~9日/中野ザ・ポケット)で初のヒロインを演じる。RISEラウンドガール「R-1SE Force」メンバー。
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