『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は、Hカップを引っ提げ、佐賀の鉄工所からグラビア界へデビューしたちとせよしのさんの前編。
ちとせさんは2018年、DVD『ピュアスマイル』で芸能界デビュー。その後「Hカップの有村架純」として話題を呼び、マンガ誌、男性誌に登場するなどたちまち人気者に。現在に至るまで毎年DVDを3~4枚をコンスタントにリリース。またYouTubeチャンネル「よしのんチャンネル」を自ら企画から編集までを手がけるほか、現在はアイドルグループ「あまいものつめあわせ」のメンバーとしても活躍し、幅広い分野で高い人気を誇っている。
『週刊プレイボーイ』は、2019年3・4号の企画ページ「次世代グラドル恵体番付」で東の張出横綱として初登場。以降、ソロを含み合計5回ほどグラビアページに登場している。今回はそんな彼女にデビューまでの経緯や、初めての水着撮影に関するエピソードなどを聞きました。
『週刊プレイボーイ』2023年25・26合併号(撮影/小塚毅之)より
ーー初めてのグラビアや水着仕事の思い出をその前後とあわせて聞いています。ちとせさんは幼い頃、どんなお子さんでしたか?
ちとせ 父が自衛官で、転勤が多かったんです。4つ小学校を転々として控えめな性格でしたが、小学校5年生で佐賀県に落ち着いてから、活発になりました。また中学校の頃、文化祭で演劇をやって人前に出るのが楽しいと思うようになって。もともと目立ちたがりの性格だったんでしょうね。
ーー芸能界への憧れは?
ちとせ ありました。小5の頃、どうしてもAKB48さんに入りたくてオーディションを調べ、歌の練習もしました。ただその時、変な自信があって。受かったら上京しなきゃいけないじゃないですか。それは無理だと思ってやめちゃいました(笑)。
ーー受けてもいないのに、受けた後のことを考えてしまうって。でも自信があったってことは、学校ではモテモテの人気者タイプ?
ちとせ いやいや。ずっとバストが豊満だったので、それでみんなからよくからかわれていました。モテたって感じでもないですね。
ーー昔から胸が大きかったんですよね。
ちとせ でもコンプレックスでした。言われるのはイヤだし、水泳なんて一度も出ませんでした。
ーーとはいえ顔立ちはキレイだし、スタイルもいい。周囲から可愛い! 素敵! なんて憧れの眼差しで見られたんじゃないですか?
ちとせ どうですかね。高校の頃は廊下を歩いていると、よく目で追われたり。あと陸上部のマネージャーをやってたんですけど、大会に行くと他校の間で噂になってるなんて話を聞きました。......ちょっと可愛かったっぽいです(照笑)。
ーー照れなくても。中学・高校からはコスプレにはまったと。
ちとせ もともとオタクで中学の頃に興味を持つようになって。高校2年からグッズ買って毎週、福岡までわざわざ行ってポートレートモデルをやっていました。結構、行動力あるんですよね。
ーー高校卒業後は鉄工所へ就職。でもちとせさんの学校は進学校で就職組は5人だけだそうですね。なぜあえて就職を?
ちとせ 学びたいことがなかったんですよね。あと早く自立したくて。そうしたらちょうど母の同級生が経営している鉄工所で女性の欠員がでたので、入ることになりました。毎日、CADって設計ツールを使い、設計士さんが描く図面をPCで入力して、3Dで組み立てる作業をやっていました。鉄工所のお仕事ってまるで未知の世界。どんどん面白くなって。私、好奇心旺盛なんですよ。
ーー大学には行かず、カフェでバイトしてました......なんて言う人はたまにいるけど鉄工所は初めてですよ。それにしても鉄工所って男の人ばかりですよね。モテたのでは?
ちとせ いやいや。そんなことはなくて。皆さん、既婚のおじさまばかり。親戚の子みたく可愛がってもらってましたよ。「ほらほら、もっと食べな」みたいな。
ーーそこから芸能の世界にはどういう経緯で?
ちとせ インスタにあげていたコスプレの写真を見た事務所の社長からDMがきたんです。高校の卒業旅行で、東京に行った時に面談して入所を決めました。もともと芸能界には憧れていたし、やっぱり好奇心旺盛なので(笑)。
ーー事務所に入って、しばらくは鉄工所にいたんですか。
ちとせ 私、2018年10月19日にDVD『ピュアスマイル』でデビューしたんですけど、12月くらいまで働いていました。お仕事の度に有給を使い、東京に通っていたんですけど、ありがたいことに仕事が順調に決まって、新入社員なのに早々に有給を使い果たしちゃったんです(笑)。
そうする中で芸能一本でやることを決め、鉄工所の社長にお話をしたら理解してくださって。しかも辞めると決まって、求人を出したら、CAD経験のある女性から応募があったんです。これは神様が「早く東京へ行け!」と背中を押してくれていると思いましたね。
ーーなるほど。そのDVDのお仕事の話ですけど、さきほど体型がコンプレックスだったとお話されてましたけど、水着のお仕事は大丈夫だったんですか?
ちとせ その前に引越し資金にしようと思い、少しだけ撮影会のお仕事をしていたんですよ。バニーガールみたいな衣装で、ガッツリ水着ではなかったけど、結構たくさんの方に撮っていただいて、自信がついたというか、少しだけ慣れました。でも、DVDの撮影では初日、3回も泣いちゃいましたね(苦笑)。
ーーえ! 泣いた? しかも3回も!?
ちとせ 2泊3日の沖縄ロケだったんですけど、現場で見たことないくらい小さなサイズの水着が並んでいてびっくりしちゃって。それと、なによりここまで頑張って売れなかったらどうしようって心配が大きくて。緊張もあったし、撮影を何度も中断させちゃいましたね。
ーー初めての本格的な撮影ですもんね。でもしっかりがんばったと。
ちとせ はい。切り替えて、2日目はニコニコでやりました。そして、撮ったからにはたくさん売ろう!とSNSでたくさんオフショットをあげて、リプもめちゃめちゃ返して、リリースイベントにお客さんを呼びました。「何にもならなかったらどうしよう」を「なんとかなった」にしようと必死でした。
『週刊プレイボーイ』2019年3・4号より
ーーすごい前向き思考です!その後、ちとせさんは『ヤングアニマル』のオーディション「YAグラ姫2019」で編集部特別賞を受賞するなど、徐々に頭角を表していきます。さて『週刊プレイボーイ』には2019年3・4号(1月4日発売)の「次世代グラドル恵体番付」で東の張出横綱として取材を受けたのが最初ですよね。
ちとせ 週プレさんは有名だし、嬉しかったですね。しかも1ページ使って、胸とお尻をほめていただいて。今見るとめちゃくちゃ初々しいですよね(笑)。
ーー制服がサスペンダー付きで胸が邪魔して横に弾いちゃう、なんてエピソードも書いてあります。大々的に「100cm Hカップ」ってあるけど、じつはこれが......。
ちとせ そうなんです。100cmじゃないんですよ(笑)。 サバを読んでいました。Hカップは正しいんですけどね。
ーーこれは一体、どういうことなんですか!?
ちとせ 当時、97cmくらいだったと思うんですけど、正確に測ってはいなかったんです。でも「100cmと書けば絶対にインパクトあるから!」と社長に言われて。私も「そんなものかな」って納得しちゃいました(笑)。この件は後に『有吉反省会』(2019年8月3日放送/日本テレビ)で公に反省した上で、サイズ表記も改めました(現在は95cmと表記)。本当にすみませんでした!
ーーでも結果的に話題になってよかったですね。
ちとせ 番組出演後はSNSのフォロワーが1万人増えました。自分ではこんなものすごい反響があるなんて思ってなかったので、ただただびっくりしましたね。
●ちとせよしの
2000年1月8日生まれ 佐賀県出身
身長158㎝ B95 W65 H98
○高校卒業後、地元の鉄工所に勤務。その後、スカウトされて2018年にグラビアデビュー。大食いタレントとしても活躍し、最近では『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)の新爆食三姉妹として話題に。アイドルグループ「あまいものつめあわせ」のメンバー。8代目「浜松オートレースヴィーナス」。FM佐賀『ちとせよしののよしのんうぇ~ぶ』に出演中!
公式X【@chitose_yoshino】
公式Instagram【@chitose_yoshino】