『初グラビア物語～My First Gravure Story～』。前回に続いてHカップを引っ提げ、佐賀の鉄工所からグラビア界へデビューしたちとせよしのさんの後編。
ちとせさんは2018年デビュー。「Hカップの有村架純」として話題を呼び、マンガ誌、男性誌に登場するなど人気者に。YouTubeチャンネル「よしのんチャンネル」を手がけるほか、現在はアイドルグループ「あまいものつめあわせ」のメンバーとしても活躍。さらに地元・佐賀でラジオ番組を始めるなど、幅広い分野で高い人気を誇っている。
『週刊プレイボーイ』での初単独グラビアは2023年25・26号に掲載。現在までにソロ、集合あわせ合計5回ほどグラビアページに登場。今回は週プレのグラビアについてや、彼女が抱くグラビアへの想いを聞きました。
『週刊プレイボーイ』2025年5号（撮影／西條彰仁）より
ーーちとせさんは2018年10月、ファーストDVD『ピュアスマイル』でデビューを果たし、以降、活動の場を広げていきます。「Hカップの有村架純」と呼ばれ、話題を呼びましたね。
ちとせ もともとネットでそう書かれていたんですけど、『ものまねグランプリ特別編』（日本テレビ／2019年5月7日放送）に出て、そう紹介してもらったのが大きかったですね。ネットニュースにたくさん書かれましたから。ただ注目されて嬉しい反面、おこがましいとも思って。なにより有村さんあっての自分ですから。もっと私自身が努力して、上がっていかなきゃとすごく思いました。
ーーその言葉の通りグラビアだけでなく、大食いタレントとしても活躍。テレビにも出演するように。
ちとせ コロナ禍になり仕事が減ったのでYouTubeを始めたんですけど、大食いはその企画のひとつ。それを見た関係者から番組に呼んでいただきました。『デカ盛りハンター』（テレビ東京）、最近だと『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』（TBS）の新爆食三姉妹とか。体重を管理するのは大変ですけど（笑）、もともと食べることは大好きだし、大食い番組に出られるのは嬉しいです。
ーーそうやって自らYouTubeを立ち上げたりして、どんどん仕事に繋げていくのは、やはり前回、お話しされた好奇心からですか？
ちとせ そうです。とにかくいろんなことにチャレンジするのが好きなんですよ。YouTubeもそうですし、他にもアイドルグッズの広告やポスターなどもノウハウを覚えて作っています。自分でやりたいんです。あと当時の原動力としては、反骨心もありました。
ーー反骨心、ですか？
ちとせ はい。高校卒業当時、進学しなかった私を見て、小馬鹿にしていた人も一部いたみたいで。ふとした折に、ぽろっと「かわいそう」なんて言う人もいたし。ものすごく腹が立って、絶対見返してやるぞという思いがあったんです。いまはそんな気持ち、すっかり消えましたけど（笑）。
ーーそうだったんですね。さて週プレの単独でのグラビア初登場は2023年25・26号（6月5日発売）。「話が来るのが遅いよ」なんて思いませんでした？
ちとせ あははは。ちょっとだけ（笑）。でもこういうのってタイミングもありますから。
ーー『誘惑と魅惑』というタイトル通り、ずいぶんとセクシーなグラビアでした。
ちとせ ホテルの一室を舞台にした大人っぽい世界観でしたね。それまで割と可愛らしいグラビアが多かったので、新鮮でした。
ーー撮影で印象に残っていることは？
ちとせ 撮影時、セカンド写真集を撮影した直後で体が絞れていたんですよ。おかげで堂々と衣装を着れました（笑）。すごく自然に笑ってるカットもあったし、終始リラックスしていたかな。
ーー夜のシーンでは暗闇の中、ライトで下半身を照らす、なんてユニークなカットも。恥ずかしさは（笑）？
ちとせ なかったです（キッパリ）。それより撮影時が冬だったんですよ。なのでものすごく寒くて。クールな表情をしていますけど、内心はガクガクしていました（笑）。
『週刊プレイボーイ』2023年25・26号（撮影／小塚毅之）より
ーーそれから1年半後。2025年5号（1月20日発売）にもちとせさんは再登場しています。こちらのタイトルは「進化するＨカップ」。
ちとせ 自分のスタイルにフォーカスして撮影していただきました。それもあって、撮影前に運動と食事とで10キロ落とし、体づくりに励んだんです。胸はサイズを落とさないように気をつけて。その結果、我ながらグラビアアイドルらしいメリハリのあるボディになったかなと思います。
ーー素晴らしい。仕上がりも満足？
ちとせ すべて気に入っています。中でも扉のカットは一番好きですね。表情といい、胸元の形とか最高です。（誌面を見ながら）いやー本当にいいですよね。デジタル写真集も含め、この時にグラビアでは自分の最高到達点を引き出していただいたと思います。
『週刊プレイボーイ』2025年5号（撮影／西條彰仁）より
ーーとにかく大満足だと！ それにしてもちとせさんはグラビアの何が楽しいですか？
ちとせ 自分を商品として見たとき、ファンの方が喜んでくれるようなキレイなボディラインとか、素敵な写真であるとか、それらが出来上がったときテンションがあがりますね。あとそれが完成したとき、ファンの方々に報告できるのも嬉しいです。
ーー自分を商品としてって、プロ意識が高いというか......。ではグラビアでこだわっているのは？
ちとせ 表情やポージングはもちろんですけど、それ以上に数字ですよね。どうすればアンケートをとれるか、デジタル写真集の売り上げが伸びるか、撮影の際、ものすごく考えます。結果を出していかないと、次がないですから。
ーーお話をうかがっていると、なんだかタレントさんというより、編集者やプロデューサーと話をしているみたい（笑）。自分の信条で大事にしていることなんてあるんですか？
ちとせ 人と比べないってことですね。グラビアの世界ってとかく誰と誰がみたいな話になりがちだと思うんですけど、自分とその誰かは別人なので、比べても意味ないし、それより自分が何をしたら納得がいくのかを考えたほうが時間が有効かなと思います。
ーーご自身のYouTubeで言っていましたけど、ちとせさんは「残りの人生で一番若い日は今日」って言葉を大事にしているとか。
ちとせ それはある方が言っていたんですよ。ですごく響いたんですよね。芸能界って若いほうが仕事のチャンスが多いし、女性としても若さって大事じゃないですか。だから一瞬でも時間をダラダラ過ごしたらすごく無駄な気がして。毎日SNSを更新するでもなんでもいいので、必ずひとつ仕事に関わる何かをしてから寝るようにしているんです。とはいえうまくいかないときもありますけど（笑）。
ーーものすごく立派です。今後の目標は？
ちとせ まだやったことなくてやってみたいお仕事といえば、声優さんです！ アニメが好きで、このお仕事をするようになってから声も褒めて頂けるようになったので、活かしていけたらいいなって思ってます。そして佐賀のPR大使も狙ってます！ 最近は地元のお仕事も増えてきて、「佐賀県のタレントといえば、ちとせよしのちゃん」って名前があがるようになって嬉しいですね。
ーー最後に昔のグラビアを見返すことなんてありますか？
ちとせ お仕事を始めた頃の気持ちと感謝を思い出すために、たまに見ます。
ーーご覧になってどう思われますか？
ちとせ すごく初々しいですよね。今はもう昔のような無邪気な感じは出せないと思います（笑）。でも、自分の好奇心をくすぐるものはまだまだたくさんあるはず。その都度、自分から飛び込んでいって、グラビアでもそれ以外でもまた一段と新しい、ちとせよしのを見せていきたいと思っています。
●ちとせよしの
2000年1月8日生まれ 佐賀県出身
身長158㎝ B95 W65 H98
○高校卒業後、地元の鉄工所に勤務。その後、スカウトされて2018年にグラビアデビュー。大食いタレントとしても活躍し、最近では『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』（TBS系）の新爆食三姉妹として話題に。アイドルグループ「あまいものつめあわせ」のメンバー。8代目「浜松オートレースヴィーナス」。FM佐賀『ちとせよしののよしのんうぇ～ぶ』に出演中！
公式X【@chitose_yoshino】
公式Instagram【@chitose_yoshino】
