和地つかさ

『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載シリーズ、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は圧巻のIカップボディを持つグラビアアイドル・和地つかさ(わち・つかさ)さんの前編。

和地さんは2011年アイドルグループ「メグリアイ」のメンバーとしてデビュー。2013年、第4回ミスヤングチャンピオン2013のサバイバルメンバー(セミファイナリスト)となり、グラビア活動を開始することに。それ以降は『週刊プレイボーイ』2015年17号に初登場するなど、各雑誌の誌面を華やかに飾り、テレビでも活躍。人気タレントとして活動している。

昨年はグラビア活動10年を記念し、初写真集『WATCH ME』を発売。グラビア活動は変わらず精力的なままだ。今回はそんな和地さんにデビューに至った経緯、新人時代のエピソードなどを聞きました。

『週刊プレイボーイ』2016年8号(撮影/田中亘)より 『週刊プレイボーイ』2016年8号(撮影/田中亘)より  
ーー皆さんに初グラビアの思い出をその前後とあわせて語っていただいています。和地つかささんのお名前は、お母さんが往年の人気アイドル・伊藤つかささんからつけたとか。だからというわけではないですが、ご自身も幼い頃からアイドル志望だったとか。

和地 はい。薬師丸ひろ子さんに憧れていました。気づいたら同じアイドルでも、グラビアアイドルになりましたが(笑)。

ーー学生時代は人気者タイプでした?

和地 いえ。どちらかといえば、地味でしたね。個々の友達とは仲がいいんですけど、みんなでとなるとなんか萎縮しちゃうみたいな。ちょっと内気なコだったかも。

ーー2011年にアイドルグループ「メグリアイ」に加入。これが和地さんの芸能活動のスタート地点ですか?

和地 実は、その前に事務所に所属したことがあって。大手芸能事務所の公開オーディションを受けたところ、ある社長さんに声をかけてもらって入ったんです。しかも私、当時から胸が大きかったので、すぐ写真集の話を決めてくれて。

和地つかさ
ーーデビュー即写真集! すごい!

和地 いや、それがウチの親は元警察官で厳しくて。写真集=水着なので激オコ(笑)。写真集はもちろん、事務所の話もふりだしに。その後、親と話し合って私の芸能界への強い思いは理解してくれましたけど、めちゃがっかりしましたね。

ーーそれだけに「メグリアイ」はやる気がみなぎっていたと。オーディションは何が決め手だったんですか?

和地 履歴書の写真を50枚付けました(笑)。量があればいろんな角度から自分を見てもらえるし、あと何より目立つし。もう絶対にアイドルになりたかったんですよね。ただ私、ものすごい音痴の上、ダンスも苦手。ステージだと悪目立ちしちゃうから、ソロパートでしか歌わせてもらえなくて。念願のアイドルにはなれたけど、自分の実力のなさを実感して結局、4ヵ月で卒業することになりました。

ーーそれは残念です。先ほど写真集のお話がされましたけど、和地さん自身、「水着」は大丈夫だったんですか?

和地 う~ん......正直、抵抗はありました。小さい頃から胸が大きかったんですけど、すごいコンプレックスで。高校の頃なんて通学中、駅で「いつもの胸の大きいコが来たぞ」って、みんなにジロジロ見られたり、学校でも名前を「わち」でなく、「ちち」って呼ばれたり(笑)。とにかく胸で変な目立ち方をするのがいやでしたね。

ーー2013年に「第4回ミスヤングチャンピオン」を受けますよね。言うまでもなくこれは水着グラビアの仕事。和地さんの中で何か心境の変化があったんですか?

和地 アイドルを辞めた後、声優さんを目指して、学校に通っていたんですけど、それもなかなか難しくて。自分が表に立つ姿が想像できない。改めて考えたところ、自分の取柄はやはり胸なのかもと思ったんです。20歳でしたし、もう一度だけ挑戦してみようと思い応募しました。でもそうしたら割とスムースにいって。

和地つかさ

ーーセミファイナルでの審査の際、ネットなどで水着カットが掲載されました。撮影時の感想は?

和地 選考に残っているコたちとスタジオに集まって、白水着の1ポーズ撮ったんですけど、人前で水着になるなんて初めてだったので、すごく恥ずかしかったです(笑)。でも周りのみんなは堂々としていたんですよね。自分だけ別世界の住人みたいな気がして、びっくりしました。

ーーネット投票やライブ配信、撮影会などを通じ健闘したものの、和地さんはセミファイナルで終了しましたね。

和地 グランプリに選ばれたコを見たら、ものすごくキラキラしてるんです。ただ自分ももう少しで、もしかしたらあんな風になれたかもしれない。そう思ったら、急にすごく悔しくなって。そこで事務所に入って、グラビアの仕事をやるようになりました。撮影会をやったり、DVDを出したり。

ーー水着への抵抗はすぐになくなったんですか?

和地 いや......、それがそうでもなくて。もともと男性への苦手意識もあったし。自分でやると決めたものの、撮影会とかいざ現場へ行くと怖じ気づいちゃって。すぐにお客さんの前には出られませんでした。

ーー大勢の水着の女のコがいて、大勢のお客さんが並ぶ現場はやはり独特の雰囲気がありますもんね。

和地 そうそう。圧倒されちゃって。それでも徐々にお客さんとコミュニケーションをとるうち慣れていきましたけど。

ーーファーストDVD「初恋Watch」(ギルド/2014年10月23日発売)の撮影はどこで?

和地 バリ島です。

ーーおーっ。いきなり海外ロケとなると、やはりテンションはあがったんじゃないですか?

和地 いやいや。現地に着いて早々、衣装を見せてもらったら、すべての水着の小ささにびっくりしちゃって。正直、スタッフ全員が敵に見えました(笑)。動画って、全身をうまく見せないといけないじゃないですか。恥ずかしさに加え、ちゃんとできているかどうかの不安で頭がいっぱいでした。

ーーアイドルDVDって運動シーンがあるじゃないですか。先ほどアイドル時代、ダンスが苦手だとお話されていましたが、ということは運動神経も......?

和地 はい、悪いです(笑)。バドミントンのシーンがあったんですけど、どうすれば可愛く見せるか考える以前に、シャトルに当たらない。みんな呆れていたんじゃないですかね。

ーーファーストDVDの発売後約半年。『週刊プレイボーイ』2015年17号(4月13日発売)に「新乳生いらっしゃ~い」というグラビアで初登場します。
  『週刊プレイボーイ』2015年17号(撮影/佐藤佑一)より 『週刊プレイボーイ』2015年17号(撮影/佐藤佑一)より
和地 週プレのスタッフさんからご連絡いただいたんですけど、すごくびっくりしました。ファーストDVDのセールスはイマイチ。活動は撮影会の仕事だけだったんです。そんな無名の新人である自分に声をかけてくれるなんて、それも有名な週プレさんが! もう信じられなかったです。撮影当日はもうウキウキしながら現場に行きましたね。

ーー「新乳生~」は橋本梨菜さん、長澤茉里奈さんなど胸の大きな新人グラドル5名による企画グラビアでしたね。

和地 長澤茉里奈さんはアイドルをやっていて、すでに有名だったので「おっ! 本物だ!」と思った気がします。橋本梨菜さんは「グラドル甲子園2014」ってグラビアコンテストで一緒だったことがあったんですけど、彼女は準グランプリと審査員特別賞を同時受賞して自分には眩しかったんです。そんなコと一緒のグラビアに出られるなんてすごい!って。それもまた嬉しかったですね。

ーー掲載号はご自身で買いに?

和地 もちろん。発売日にコンビニへ行きましたね。早速週プレを見つけて、ページを開き、「あ、私だ!」って声を出しちゃいました(笑)。

ーーご両親は? 怒られませんでしたか?(笑)

和地 いえいえ(笑)。買ってくれて、ものすごく喜んでくれました。グラビアアイドルってみんなメディアに出たがってますけど、そう簡単にはうまくいかないじゃないですか。今後のことを考えるともちろん不安にもなりますけど、この時、週プレを見て「よし、まだまだいける。もっと頑張ろう!」って、すごく前向きな気持ちになりました。

和地つかさ

●和地つかさ(わち・つかさ) 
1993年5月13日生まれ 栃木県出身 
身長148㎝ B90 W62 H86 
○2013年にグラビアデビューし、現在はグラドルとしての活動のほか、競輪番組を中心に多方面で活躍中! 昨年6月にファースト写真集『WATCH ME』(徳間書店)を発売。最新DVD『ふわふわラヴァーズ』も発売中。
公式X【@tsutam_】 
Instagram【@tsutam_】 

『新乳生いらっしゃ~い』 中井優希、芹沢潤、長澤茉里奈、和地つかさ、橋本梨菜 撮影/佐藤佑一 価格/1320円(税込) 2015年6月刊行。大きなバストが魅力的な新進グラビアアイドルたちを収めた一冊。フレッシュで迫力満点な姿が画面いっぱいにあふれる。 『新乳生いらっしゃ~い』 中井優希、芹沢潤、長澤茉里奈、和地つかさ、橋本梨菜 撮影/佐藤佑一 価格/1320円(税込) 2015年6月刊行。大きなバストが魅力的な新進グラビアアイドルたちを収めた一冊。フレッシュで迫力満点な姿が画面いっぱいにあふれる。

『噂の 『噂の

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