乃木坂46の最新シングルで再び選抜復帰を果たした"なおなお"こと冨里奈央が3月31日(月)発売『週刊プレイボーイ15号』の表紙&巻頭グラビアに登場。

冬の北海道での撮影秘話や、初めて務めたアンダーライブのセンター期間を経て新たに芽生えた"自覚"など、彼女の高校生活を締めくくるインタビュー。

■自分が知らない自分を知れるお仕事

――4度目の表紙&巻頭グラビア。撮影地はなんと北海道でした。

冨里 これまでの撮影の中で、何回か「雪の中で撮ってみたい」と言ってたんです。それを実現していただいて......週プレさんからは毎回、たくさんの愛を感じます。いつも本当にありがとうございます!

――初めての雪の中での撮影。いかがでした?

冨里 曇り空になりがちだから暗い写真になったり、雪まみれになっちゃったりって、実際に撮ろうとすると大変なんだろうなって思ってたんです。

――被写体目線ではなくカメラマン目線なんですね。

冨里 (笑)。でも今回はかなり天気も良くて。まぶしい雪の中で理想の撮影をしてくださったなと思います!

――普段のトーク配信などで、「雪の中にいる女のコが一番かわいい」と言ってますよね。

冨里 初めて雪の中で撮影して、「やっぱり本当だ!」って思いました(笑)。......いや、「自分が」というより、雪に合わせるモフモフした衣装がすごくかわいいんです!

――なるほど(笑)。

冨里 衣装でいうと、私がセンターを務めた『それまでの猶予』の、MVで着たセーラー服に似たものも用意していただいて。高校生ラストの撮影で、またそんな制服を着られたのもうれしかったです。

――今回のグラビアは、「雪国で生まれ育った少女が、高校卒業とともにアイドルを目指して上京する」というストーリーでした。

冨里 学校の前で卒業式の日を撮影したり、上京前、上京後のふたつのお部屋で過ごすシーンがあったり。そんなスケジュールの最後に、北海道の電車に乗って撮影したとき、不思議な気持ちになりました。実際に住んでいたわけじゃないのに「この街から出て、ひとりで暮らしていくんだな」って。

――冨里さんの感受性の高さと表現力が、今まで以上に発揮されたロケでしたね。

冨里 ありがとうございます(笑)。でもやっぱり、アイドルの自分と重なる部分もあったんだと思います。例えば、学校の課題だったら「お願い、ちょっと見せて!」なんてこともできるけど、今のお仕事は全部自分でなんとかしないといけないし。高校卒業のタイミングもあって、「もっと自分で頑張るんだ」って思いもありました。

――撮影終盤、スタッフから過去4回の週プレのグラビアをまとめた、ミニフォトブックのプレゼントもありました。

冨里 びっくりしました! それで今までの撮影を振り返ったんですけど、私、実は初めて登場したときの表紙が一番好きなんです。「新しい自分を知れた」というか。

――新しい自分、ですか。

冨里 それまでは雑誌に出るとき、笑顔のカットをメインに使っていただくことが多かったんです。でも、その表紙は凜(りん)とした、寂しげな表情で。「私ってこんな表情ができるんだ」って思ったし、ファンの方もすごくホメてくださって。......撮影って、自分が知らない自分を知れる、すてきなお仕事だなって思います。

■今度は自分でつかみにいかなきゃ

――1月のアンダーライブでは、初めて座長を経験しました。

冨里 ひとりでのパフォーマンスやスピーチもあって、正直「ステージに立ちたくない」って思っちゃうくらい、年末からすごく不安だったんです。でも、同期の(岡本)姫奈(ひな)や(菅原)咲月(さつき)がずっと私を気にかけてくれました。スピーチの練習とかも「めっちゃいいよ!」ってホメてくれて。すごく頼りになりました。

――千秋楽のスピーチで、涙ながらに口にした「アイドルになって良かった」。全力を尽くした達成感があふれていました。

冨里 今回のアンダーライブで、表情やパフォーマンスの表現力みたいな、ライブで輝く力は見つけられた気がします。反省点はいっぱいあったけど、この期間を過ごした勢いでこれからも頑張ろうと思えました。

――完走後、先輩たちもすごく評価していました。

冨里 先日卒業を発表された佐藤楓(かえで)さん(三期生)も、私がソロで歌った『今、話したい誰かがいる』で、「自分が好きになった頃の乃木坂46を思い出した」ってホメてくださって。「奈央の成長が見られて、今までのライブの中で一番楽しかった」と言ってくださったんです。

――すごくうれしい言葉じゃないですか。

冨里 「うれしいけどすごく寂しい」って、知らない感情になりました。でも、私が気づいている以上に、みんなが私のことを支えてくれたんだなって。アンダーライブが終わってから、あらためて感じました。

――先週発売の最新シングルで選抜復帰を果たしました。この期間をどう過ごしたいですか?

冨里 「支え」の話が続くんですけど、この前、Wセンターのひとりになった(中西)アルノから、悩みを聞いたんです。そういう時間の中で......私はほかのメンバーみたいに、誰かを強く支える力はないけど、「そばにいて、どんなことでも話せる落ち着く存在」でありたいなって。どんな形でも、誰かに必要とされる期間にしたいなと思います。

――それもひとつの「支え方」だと思いますよ。ほかに伸ばしたいスキルはありますか?

冨里 最近すごく考えるんですけど、私はちゃんとしゃべれるようにならなきゃなって。

――ちゃんとしゃべれるように?

冨里 乃木坂46に入って丸3年たつんですけど、いまだにテレビのカメラの前だと、初期と変わらないくらい緊張するんです(苦笑)。「変なこと言わないように」とか「簡潔にまとめなきゃ」って、考えすぎちゃうからだと思うんですけど。トークができればもっと活動の幅も広がるはずだし、みんな平等に与えられているチャンスを、今度は自分でつかみにいかなきゃって。

――すごく頼もしさを感じる目標ですね。

冨里 本当ですか? でも、そういう自分の欠点をなくしていくのが今の目標ですね。

――今まで「ずっと高校生でいたい」と言っていた冨里さんも、今週ついに肩書が変わります。

冨里 ついにですね......(笑)。でも私、今までは、文化祭とか体育祭みたいに何かをみんなでつくり上げたり、時間を一緒に過ごしたりすることが「青春」だと思っていて。その要素が学生生活に詰まってるから高校生にこだわってたんです。でも、考えてみたら、アイドルの活動にも「仲間と一緒につくるもの」があるんですよね。

――それこそ、アンダーライブもそのひとつですね。

冨里 そう気づいたら、アイドルも「青春」で。高校を卒業しても、乃木坂46でいる限り青春は続くんだって。「大人になるんだなぁ......」って気持ちもありますけど、これからが楽しみなんです。

■冨里奈央(Nao TOMISATO)
2006年9月18日生まれ 千葉県出身
身長164㎝ 血液型=O型
趣味=写真
長所=自分が嫌だと思うことは人にしないところ
〇2022年2月、応募総数8万7000人超のオーディションを突破し、乃木坂46に五期生として加入。発売中の乃木坂46 38thシングル『ネーブルオレンジ』で自身3度目の選抜メンバーに選出。『GoodsPress』(徳間書店)で『NAOGRAPHIC』を連載中。この春、晴れて高校を卒業。
乃木坂46公式X【@nogizaka46】
乃木坂46公式Instagram【@nogizaka46_official】

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