じゃい

あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第151回】じゃいさんは大きな馬券を当ててすごいと思う反面、資金がなければできない買い方だとも思います。

60点や90点など買えないので、30点以内で予想するとしたらどんな買い方をしますか。今週末のG1などを例に、教えていただけたらうれしいです。(40代・男性・会社員)

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今週は高松宮記念とマーチステークス! 何と両レースともに本命が勝利! パチパチパチパチ! 対抗以降については触れません。

そして何と中山12Rに関しては推奨馬に挙げた4頭が1着から4着! しかも高め決着! 最高の締めくくりとなりました。来週の大阪杯も楽しみですね!

それでは質問へ!

点数をいくら買おうが当たりは1通りしかありません。ということは、60点なら無条件でハズレを59点、90点なら89点のハズレを買うということになります(同着は除く)。

その考えでいくと1点買いなら、当たるか外れるかだけです。当たれば無駄な投資はありません。そういうところから点数を絞るという人もいます。その考えはそれはそれで正しいと思います。

ではなぜ僕はそんな無駄な買い方をするのか?という疑問が生まれます。

ここで考え方を変えてみましょう。例えば100通りあるものを50人の人が1点ずつ賭けるとします。50人の人が1点で賭けた場合、最大で50通り、50人の人が同じところに賭けた場合は1通り、つまり、誰も賭けてないのが、50~99通りあるということです。

その場合、僕なら全通りに賭けます。もしくは誰も賭けてないところ全部に賭けます。

なぜか? この場合は50人の人が全員はずれた場合に総取り出来ます。

今週のギャンブル格言【絞るのも良し、広げるのも良し、状況に応じた買い方を】 今週のギャンブル格言【絞るのも良し、広げるのも良し、状況に応じた買い方を】

もう一つ例を出します。

地方競馬の8頭立てのレースに、とある大金持ちの人が馬連の①-②に100億円を賭けました。あなたはどうしますか?

そんなレースがあったら、3連単なんか買いませんよね。①-②以外の馬連を全て買いますよね。

そんなレースではもはや絞る意味も、何なら予想する意味すら無くなります。

現実的な話ではありませんが、要は何が言いたいかというと、「絞る」「広く買う」どっちが正しいというのは状況によって変わるということです。

これを踏まえて本題に。

30点以内で予想をするとしたらどんな買い方?とのことですが、これも状況、予想によって変わります。

例えば高松宮記念ならサトノレーヴの頭固定。実際僕は54点買いましたが、サトノレーヴを1着に固定したら27点でした。一応買ってる馬での決着でしたが、配当期待できないのでナムラクレアはヒモにしたので外れてますが。

本命対抗が決まっていて相手が絞れないなら◎◯-◎◯-15頭なんて買い方もありますね。本命だけ自信あるなら頭固定で◎-6頭-6頭の30点もいいかもしれません。中山12Rなら3連単4頭ボックス24点で大的中してます。

どっちにしても、やはり切る馬から予想するというのが予想する上でも絞る意味でも大切なことだと思っています。

来週以降もGIが続きますが、点数絞ってドカーン!と当てちゃってくださいまし。

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じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。

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