
(左から)19期研究生・伊藤百花、18期生・八木愛月、17期生・佐藤綺星
今年12月にグループ結成20周年を迎えるAKB48が、4月2日に65枚目のシングルとなる『まさかのConfession』を発売。かつて社会現象を巻き起こしたグループの現在地を探るべく、次世代エース3人に話を聞いてきた!
■最新シングルは次世代エース大集合!
――まずはそれぞれがどんなコか紹介してもらえますか? 最初は17期生の佐藤綺星さんについて教えてください!
八木愛月 綺星さんは四六時中〝アイドル〟! 早朝から笑顔全開でメンバーの前でも〝アイドル〟なんだなって。
伊藤百花 「スマイル天使」というキャッチフレーズどおりですよね! アイドルになるために生まれてきた人なんです! あとは、すごい人たらし(笑)。その魅力にみんなハマるんですよ。
佐藤綺星
――続いて、19期研究生の伊藤さんはどんなコですか?
佐藤綺星 メンバーの間では、会う前から「19期生でめっちゃかわいいコがいる」ってウワサになっていたよね?
八木 実際に会って、お顔が天才でびっくりしました! ガッツもすごくて、チャンスを絶対つかもうという熱さを感じます。
佐藤 スーパールーキーですし、努力家でもあるんです。
伊藤百花
――18期生の八木さんはどうですか?
佐藤 顔が小さくて、スタイル抜群。ダンスもパワフルなので、初めて見たとき、クールビューティ系だと思っていました。でも実際は違って、とにかく天然(笑)。
伊藤 話したら、独特の空気感、不思議な世界観があって、すごい面白いんです。ギャップにやられちゃいます。
八木愛月
――そんな八木さんは先日発売された65thシングル『まさかのConfession』で、20年近いグループの歴史上、初めて研究生(現在は昇格)でセンターに抜擢されました。
八木 最初はAKB48のセンターとして「大丈夫かな?」という不安がありましたが、先輩方が温かく見守ってくれたおかげで肩の力も抜けて、「AKB48のために何ができるか」と前向きになれました。選ばれたときはセンターになったからには「研究生」という言葉に甘えず活動しなきゃと思っていました。
佐藤 あづが「研究生という立場に甘えない」と言っていたのは、心強かったです!
――佐藤さんは64thシングル『恋 詰んじゃった』でセンターを務めました。八木さんに何かアドバイスはありますか?
佐藤 センターはカメラにたくさん写るので、このかわいい顔面を全世界に拡散していただければ(笑)。あづは表情が豊かだから、見てくれる方にはそこも楽しんでもらえるんじゃないかなって。
――八木さんは今回のシングルを通じて、どんなセンターになりたいですか?
八木 私は『ヘビーローテーション』を見て、AKB48を好きになったので、大島優子さんのように、見る人を自然と笑顔にさせるセンターになりたいです。
あとはセンターとして、20周年イヤー・第1弾シングルの今作が〝新しいAKB48〟を多くの方に知ってもらうきっかけになれるよう、頑張ります!
――そんな八木さんに、伊藤さんからは何かありますか?
伊藤 後輩の私が言うのもおこがましいですけど、ビジュアル・パフォーマンス・キャラクター、全部がAKB48のファンの方はもちろん、そうでない方にも響くと信じているので、堂々と自信を持ってくれたらうれしいです。
――伊藤さんは初選抜でしたが、現場の雰囲気はどうでした?
伊藤 最初はすごく緊張していました。MV撮影では心の中で「絶対に失敗できないぞ!」って。当然周りもピリピリしていると思っていましたが、皆さん優しく声をかけてくれました。ダンスの振り入れも困っていたらすぐに教えてくださって。
佐藤 今回のMV撮影では、ダンスの確認をちょくちょく全員で向かい合って、輪になってやったよね。実はこれって、今までのMV撮影ではやった記憶があまりなくて。
伊藤 そうだったんですね!
佐藤 前日までコンサートで、その次の日がMV撮影だったので、みんなまとまってMV撮影に挑めたのかもしれないです。〝新しいAKB48〟の良さを実感した現場になりました。
■令和のAKB48はここがスゴイ!
――〝新しいAKB48〟の良さって?
八木 団結力があるんです。昨年12月、20周年イヤーに入って、新しく『ここからだ』という公演がスタートしました。
――秋元康氏が約9年ぶりに書き下ろした、AKB48劇場の新公演ですね。
八木 その初日公演で、AKB48グループ総監督の倉野尾成美さんが「再び東京ドームを目指す」という目標を宣言してくださって。そこから、メンバー全員が東京ドームを目標に、ひとつになったのを感じました。
佐藤 今、みんな口をそろえて言うのが「一丸になっているよね」ということです。昔よりグループの人数は少なくなっていますが、その分、いろいろなメンバーと一緒に、いろいろな公演に出演するチャンスがあります。おかげで、先輩と後輩の仲も本当に良くて、壁は一切ありません。
伊藤 お二方がおっしゃっているように、私もひとつになっているなと思います! しかも、ひとりひとりにはしっかり個性もあるんです。〝新しいAKB48〟は知れば知るほど面白いと思います!
佐藤 今の私たちも東京ドームに立てるよう、全力で頑張って、AKB48をもっと大きな存在にしていきます!
――AKB48が東京ドームでライブをしたのは、2014年が最後です。当時と同じステージに立つべく、全員で上を目指す姿勢が〝新しいAKB48〟の良さにつながっていると。当時と比較されることも多いとは思いますが、それはいかがですか?
佐藤 「神7」時代に応援していた方々が、今の私たちを見てくださって、SNSのコメント欄で「違うグループみたい」と反応してくださることとかはあります。でも私的にはマイナスにとらえていないんです。
――それはどうしてですか?
佐藤 〝新しいAKB48〟を見せていく上で、中途半端に似ているよりは、違うグループに見えたほうが、むしろいいのかなって。ファンの方も「今のAKB48も面白いんだよ!」と前向きにSNSで広めてくださるし、それはすごい励みになっています。バズっているコも多くて、ももちゃんもこの間、SNSでバズっていたよね?
伊藤 はい! そのおかげで、ありがたいことに私のことを見つけてくれて、「初めてアイドルの握手会に来た」という女のコがいました。全然アイドルを知らなかった方にも届いているのはうれしいです。
メンバー全員が魅力的なので、一回でもライブやイベントに来てくだされば、絶対誰かの沼にはハマっていただけると思うんです。今はSNSとか、自分たちからの発信でも攻めていけるので、もっとAKB48の活動を広げていきたいです。
――昔からAKB48が好きだった八木さんは、今のAKB48に入ってみて思うことはありますか?
八木 私はAKB48のことがもっと好きになりました! 全員が一生懸命頑張っているのを見て、「アイドルってすごい!」って。しかも、今は自分がそのグループのセンターに立てていることが不思議です。
そんな大好きなグループを、ここまで築いてくださった先輩方に恩返しをするためにも、今回のシングルはバズらせて、たくさんの方に知ってもらいたいですし、歴代の先輩方の耳にも届くような楽曲にしたいです。
あと、昨年12月8日にリニューアルされたAKB48劇場には、昔のシングルで先輩方が受賞した盾やトロフィーがたくさん並んでいるんです。それを見て、自分たちの力で新しいトロフィーを並べられるように頑張りたいとも思いました。
――〝あの頃〟に並べるように頑張ると。ただ、今はライバルとなる、数多くのアイドルグループが活動しています。〝新しいAKB48〟が持つ、周りのグループに負けない魅力はなんだと思いますか?
伊藤 AKB48がずっと続けてきた劇場公演は、ほかのアイドルさんにはない魅力だと思います。劇場公演に来ていただけたら、好きになってもらう自信はあります。
近い距離で、全員ががむしゃらに頑張って、成長している姿をじっくり見られるのが、劇場の一番の良さだと思うので、初めての方にも来ていただきたいです。
佐藤 〝新しいAKB48〟ではありますが、歌い継がれてきた楽曲も、やっぱり魅力的だなって。2月にあったコンサートのラストで『少女たちよ』という楽曲を披露したのですが、横を見ると歌っているメンバーもみんな泣いていました。
「もうすぐ夜明けが来る、あきらめるな」という内容で、東京ドームの目標を掲げているけれど、まだ先は見えないし、手が届く距離にない自覚もある。10年以上前の曲なのに、時代を超えて、今の私たちにも刺さるものがありました。
――そういった素晴らしい楽曲を歌い継げることも、皆さんにしかできないことです。最後に、3人がこれから挑戦してみたいことはありますか?
八木 一度3人で撮影するお仕事があったんですけど、私が体調を崩して参加できなくなっちゃったんですよ。後日、ふたりが楽しそうにしている写真を見て「いいなー」って思いました。
佐藤 でも、あづのことは忘れていなかったよ! 一緒にいるみたいな感じで撮ってもらったし。
八木 なので、3人での撮影を週プレさんでお願いしたいです(笑)。
●佐藤綺星(Airi SATO)
2004年6月24日生まれ 千葉県出身
身長=156㎝ 血液型=B型
ニックネーム=あいちゃん
特技は10年間やっていたチアダンス。
姉は元AKB48・15期生の佐藤妃星
●八木愛月(Azuki YAGI)
2005年3月22日生まれ 東京都出身
身長=159㎝ 血液型=不明
ニックネーム=あづ
今作には「野菜引っこ抜きポーズ」という八木が名づけたダンスがある
●伊藤百花(Momoka ITO)
2003年12月6日生まれ 埼玉県出身
身長=157㎝ 血液型=A型
ニックネーム=いともも
趣味は落語で、春風亭小朝から「春風コココ」の高座名を与えられる
■65thシングル『まさかのConfession』
AKB48の65枚目シングルで、20周年イヤーの第1弾シングルでもある今作は、爽やかな王道青春ソングとなっている
