『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は、衝撃のマシュマロボディを披露し、グラビア界の新星としても注目される女優・福井梨莉華(ふくい・りりか)さんの前編。
福井さんは2022年12月、ドラマ『高校生日記~キミとつくる青春~』のオーディションに参加。翌年合格すると同ドラマの主役を演じ、芸能界デビュー。2024年には上京し、本格的に活動し、ドラマ『おいち不思議がたり』(NHK-BSほか)などに出演。
『週刊プレイボーイ』2024年42号で初グラビアを披露すると、その見事なスタイルを愛らしい笑顔で評判に。早速『週刊ヤングマガジン』ほかで表紙・巻頭を飾るようになる。現在は女優のみならず、グラビア界の新星として高い注目を集めている。
今回はそんな彼女にデビューまでの経緯や、初めての水着撮影に関するエピソードなどを聞いた。
ーー福井さんは、小さい頃から女優になりたかったとか。筋金入りの女優志望なんですね。
福井 いや、本当に一番最初の夢はケーキ屋さんです(笑)。パティシエールになりたかったです。女優に憧れてるようになったのは小学校5年生からですね。芦田愛菜さんが出演していた『明日、ママがいない』(2014年)を見たんですけど、それが自分の中で大きくて。
ーー大きい、というと?
福井 作品が面白いのはもちろんですけど、芦田さんってじつは私と同じ歳なんですよ。それを知って、こんなに演じられるってすごいな、私にもできるかなと、女優という仕事に興味を持ったんです。あまりに自分でやってみたくて、台本を1字一句書き出し、休み時間に、同級生の子と一緒に再現していました(笑)。
ーー芳根京子さんが出演したドラマ『表参道合唱部!』(2015年)もお好きだったそうですね。
福井 よくご存知で(笑)。もともと合唱が好きで、合唱が題材の学園ドラマってことですごく感動しました。こんな作品に出てみたい、自分も演じてみたいって、女優への夢がより膨らみました。
ーーその夢への扉となったのが2022年12月、高校3年生の時に受けた、NHK『高校生日記』の一般オーディション。福井さんは見事、合格されました。
福井 はい。芦田さんもそうですけど、小さい頃から活動を始めてる役者さんって多いじゃないですか。私は高校生3年生の夏頃、お芝居のレッスンを受けたんですけど、その時点で自分はめちゃくちゃ遅れているというか。この後も若いコはどんどん出てくるだろうし、これがラストチャンスかもと思って全力で受けました。そうしたらなんと合格をいただき、しかもいきなり主役! 驚きましたが、最高の結果となりました。本当に嬉しかったですね。
ーーその後、上京して、本格的に芸能活動をスタート。ドラマ『おいち不思議がたり』(2024年9月1日~10月20日/NHKーBSほか)などに出演します。それとあわせて福井さんは『週刊プレイボーイ』2024年42号(9月30日発売)で、初水着グラビアを披露しグラビア活動も始めます。そちらはどういう経緯だったんですか?
福井 事務所の社長さんに提案されました。週プレさんに顔見せをしに行って、撮影が決まった、という感じです。
ーー最初、"水着"と聞いた時、自分の中で抵抗はなかったですか?
福井 正直、ちょっと戸惑いました(笑)。そもそも自分の中で考えたことがなかったですから。あと「自分ができるのかな」「大丈夫なのかな」って、不安もありました。だけど、顔見せに行った時、ひとまずテストシュートをしてみようというお話になって。それならちょっとやってみようかなって思いました。
ーー福井さんに撮影や水着に慣れてもらうため、あと週プレ側も福井さんの魅力をチェックするため。そのふたつを意図したテストシュートですね。でも初めての水着撮影、緊張しませんでした?
福井 そのとき水着4体を撮影したんですけど、衣装を決めるため、先にフィッティングをしたんです。それは恥ずかしかったです。水着を着替える度、(フィッティングスペースの)カーテンを開けて、チェックしてもらうわけですけど、たくさんの方に自分の水着姿をジーッと見られるわけですから。
ーーそもそも水着を見た時の心境は?
福井 「え? 小っちゃくない?」「これ、ちゃんと着られます? 大丈夫ですか?」って(笑)。
ーーまぁ普通はそう思いますよね(苦笑)。
福井 水着は小学生のときの競泳水着で終わっていましたし、グラビア用の水着を見るのも初めてでしたからね。でも実際に着てみたら、みんなが褒めてくださって。途中からすっかりノリノリになりました(笑)。
ーーみんなから「可愛い!」「いいね!」とか言われると、やっぱりうれしいですよね。
福井 そうですね。でもそれまでそんな風に言われた経験がなかったので、恥ずかしくて。ずっと手に汗をかいていました(笑)。
ーー週プレのインタビューにありましたけど、福井さんは胸が大きいものの、それまであまり大きなコンプレックスは抱かなかったとか。
福井 そもそも自分ではそこまで(胸が)大きいとは思ってなかったんです(笑)。高校生のとき、友達にいじられ始めたので、ちょっとずつ気にするようになったって感じ。そこまでイヤな想いをした記憶もないです。私服もゆるいスタイルのものが多いので気づかれなかったし。ただ胸に限らず、自分の体型はあまり好きじゃなかったですね。もっと華奢なスタイルがいいなと思ってて。
ーーモデルさん体型みたいな。
福井 そうそう。だからそういう意味ではコンプレックスはありました。水着になって「可愛い」と言われると、やっぱり肯定された気になって嬉しかったです。
ーーそうだったんですね。さて、本番のグラビア撮影ですが、テストシュートをやっていましたし、緊張はしなかったですか?
福井 いやいや、最初はやっぱり、緊張しましたよ。恥ずかしさもありました。一方で、撮影場所の千葉まで、ロケバスで行ったんですけど、乗るのは初めてだし、それはと嬉しかったです。天気もよかったし、なんだか遠足に行くような気分でした(笑)。
ーー撮影の思い出は?
福井 スタジオのそばにある海へ行こうとなったんですね。だけど、撮ろうと思っていた場所が「撮影禁止」。しかも監視員さんに「そこに入ってはダメですよ!」なんてアナウンスもされちゃって、移動したんです。で、歩いてる途中に赤い柱があって、そこで何気なく、シャッターを切ってもらったんですけど、それがものすごくよくって! デジタル写真集の表紙になったカットなんですけど......。
デジタル写真集『衝撃のマシュマロボディ』(撮影/市川秀明)より
ーー確かにキレイですね。インパクトもあるし。最初からこの場所と狙って撮ったわけじゃないんですね。
福井 そうなんです。写真を見ながら「あー、あの時、注意されてよかった!」って改めて思いましたね(笑)。他にも盛れているカットがいっぱいあって、どれも好きですね。
ーー掲載誌は買いに行きました?
福井 もちろん。発売日の夜中にコンビニに行って、雑誌が並ぶのを待ち構えました(笑)。本当に発売日が待ち遠しかったです。
ーーやはり載るって嬉しいですよね。
福井 それもあるけど、発売日の2日前くらい、朝に自分のSNSを見たらすごいことになってたんですよ。フォロワーがめちゃくちゃ増えているんです。「怖い怖い怖い!私、何かした?」って思ったらその前の日、週プレさんのYouTubeチャンネルで最新号の予告動画が流れたらしく、それを見た方々が私のアカウントをフォローしてくれたみたいで。
ーー福井さんのグラビアも一瞬ですけど、載ってましたよね。
福井 そう。みんな楽しみにしてくれてるんだって思ったら、嬉しくなっちゃって(笑)。1秒でも早く自分の載ってる週プレを手にしたくなったんです。
『週刊プレイボーイ』2024年42号(撮影/市川秀明)より
ーーコンビニで本誌を手にしての感想は?
福井 「お! いるいる!」って(笑)。嬉しかったですよ。だけどよく見たら、タイトルが『衝撃のマシュマロボディ』。......え? マシュマロ? それにはびっくりしました(笑)。
ーーかなりキャッチーなタイトルですよね。
福井 このタイトル、私の地元でも話題になったみたいで。わりといじられました。めちゃ仲のいい友達に「うん、マシュマロボディやもんな」みたいな(笑)。それはちょっと照れましたね。
●福井梨莉華(ふくい・りか)
2005年1月12日生まれ 岐阜県出身
身長158㎝ B90 W59 H86?血液型=O型
○ドラマ『高校生日記~キミとつくる青春~』(NHK)の主要キャストに選ばれ一般人から女優デビューを果たす。BS時代劇『おいち不思議がたり』(NHK BS)に出演。
ドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」(NHK)第4話(4/22)放送に出演予定
また「ミュージックブレイク」(テレビ東京)4/15~25に出演予定
公式X【@fukuiririka】
公式Instagram【@fukuiririka】