長渕剛写真集『骨 BONE』
長渕剛写真集『骨 BONE』
撮影/長濱治
仕組/B4判・ソフトカバー・112ページ
発売予定日/2025年4月17日(木)
価格/4200円+税
モノクロとカラーで刻まれる鋼の肉体と闘いの記録。写真家・長濱治との"共闘の軌跡"が大判写真で蘇る!
株式会社集英社は、希望のメッセージを放ち続ける不世出の唄い手・長渕剛の12年ぶりとなる写真集『骨 BONE』を2025年4月17日(木)に刊行します。
今なお伝説として語り継がれる2015年の富士山麓ALL NIGHT LIVEのドキュメント撮から、長年に渡って蓄積された傑作ポートレートの数々、時代の匂いが客席に漂うコロナ禍のLIVE風景まで。写真家・長濱治との約10年間に渡る"共闘の軌跡"が、B4判の大判写真で鮮やかに蘇ります。
加えて、長渕剛が気合いと願いを込めて今作用に詩画2点を書き下ろし。自身の詞を自らの言葉で振り返る3万字超の語り下ろし【そして「詞」は生まれた】も収録。
写真と詩、詞と言葉――。闘い続ける表現者、長渕剛の存在証明とも言うべき一冊がここに完成しました。
長渕剛写真集『骨 BONE』
【写真集の概要】
「剛さん、あなたの写真を残しておきたいんだ」
1960年代のアメリカで悪名を轟かせたモーターギャング・ヘルズエンジェルズのドキュメント撮で名を上げ、国内外、数々のミュージシャンを現役で撮り続ける"モノクロの巨匠"長濱治。今年84歳になる写真家の切なる想いから『骨 BONE』は始まった。
長渕剛と長濱治。長年に渡って写真で共闘を続けるふたりの男のけじめとして。今なお伝説として語り継がれる2015年の富士山麓オールナイトライブの記憶、仕事を重ねるなかで蓄積された傑作ポートレート、時代が浮かぶコロナ禍のLIVE風景など。約10年間の共闘の軌跡が圧巻の大判写真で蘇る。
また、長渕剛の気合いと願いが込められた詩画を今作用に書き下ろし。時代に対して、己に対して、そして、すべてのファンに対して。刃のように鋭くも優しさをたたえたメッセージがきっとあなたにも届くはずだ。
加えて、自身の詞を自らの言葉で振り返る3万字超の語り下ろし【そして「詞」は生まれた】も収録。全24曲とひとつのアルバムに対して、当時の制作秘話を振り返りつつ、名曲に込めた魂の言葉を吐露。
両親、家族、子供、孫、生き方、死に方、友情、青春、別れ、自己研鑽......その熱がこもった語りから、長渕剛の確固たる人生哲学が浮かび上がる。
写真と詩、詞と言葉。闘い続ける表現者、長渕剛の存在証明をその目に焼き付けろ。
長渕剛写真集『骨 BONE』
*収録曲*
『鶴になった父ちゃん』(2007年)、『長いのぼり坂』(1979年)、『素顔』(1979年)、『白と黒』(1980年)、『賞金めあての宝探し』(1981年)、『青春は手品師』(1982年)、『わがまま 気まま 流れるまま』(1983年)、『ファイティングポーズ』(1984年)、『勇次』(1985年)、『YOU CHANGED YOUR MIND』(1986年)、『何の矛盾もない』(1987年)、『明け方までにはケリがつく』(1989年)、『浦安の黒ちゃん』(1990年)、アルバム『JAPAN』(1991年)、『純情地獄の青春は』(1993年)、『何故』(1996年)、『しあわせの小さな庭』(1997年)、『ふるさと』(1998年)、『くしゃみじゃなくてよかったよ』(2001年)、『観覧車』(2007年)、『桜』(2009年)、『愛していると伝えて下さい』(2010年)、『明日をくだせえ』(2012年)、『嘆きのコーヒーサイフォン』(2017年)、『ZYZY』(2024年)
長渕剛写真集『骨 BONE』
【長渕剛 本人コメント】
長濱先生の写真家としての人生が80年以上を超えて、若い頃から先生を慕って、先生のカメラの前に立ってきた。「剛さん、あなたの写真を残しておきたいんだ」と電話で告げられたとき、率直に嬉しかった。答えは決まっている。先生、お願いしますと。
僕の人生は闘いそのものだと思う。「正しい」や「間違い」では割り切れない、矛盾の海を泳ぎ切ること。そこに本気で命を懸けられる人生なのかどうか。実に孤独な闘いではあるけど、共鳴、共振、共闘できる仲間。それが長濱先生。人生を共有した証をこうして残すことができ、表現者として非常に光栄に思う。
被写体である長渕剛と、撮ってくれる長濱先生との間に共通言語があるとするならば、それはきっと「死が隣接している」ということ。カメラの前に立つとき、僕は120%で命を燃やす。
長濱先生も命を懸けて向かってくる。魂が抜き取られるのに等しい行為であり、だから僕にとって写真は遺言のような質感を持つ。今作のタイトルを『骨 BONE』としたのは、そんな意識が常にあるからなのかもしれない。
長渕剛写真集『骨 BONE』
■長渕剛(Tsuyoshi Nagabuchi)
1956年9月7日生まれ、鹿児島県出身。1978年に『純恋歌』で本格デビュー。以後、『勇次』(1985年)、『乾杯』(1988年)などヒットを連発。1990年代に入り、『JAPAN』(1991年)、『Captain of the Ship』(1993年)など数々の革新的なアルバムをリリース。2003年リリースの『しあわせになろうよ』でシングルの総売り上げ1000万枚を突破。2011年の東日本大震災に際してはいち早く復興支援に尽力。2015年に富士山麓で開催されたオールナイトライブは今なお伝説として語り継がれる。昨年、7年ぶりのフルアルバム『BLOOD』をリリース。写真集『骨BONE』の発売予定日となる4月17日(木)から全国13箇所全16公演のホールツアー「HOPE」がスタートする。公式サイト【https://tsuyoshinagabuchi.com/】
■長濱治(Osamu Nagahama)
1941年4月24日生まれ、愛知県出身。写真家・立木義浩の下でアシスタントを務め、1966年に独立。1960年代のアメリカで悪名を轟かせたモーターギャング・ヘルズエンジェルに迫った写真集『地獄の天使』(1981年)で名を上げる。ブルースやジャズにも造詣が深く、国内外、様々なミュージシャンを現役で撮影し続けている。著書に『MY BLUES ROAD』(1992年)、『猛者の雁首』(2005年)、『THE TOKYO HUNDREDS 原宿の肖像』(2014年)などがある