本誌が25歳~39歳の男性600人に「ここ最近のセックス頻度」を調査したところ、年単位で“ごぶさた”な男性が50%を超えているという事実が発覚した。
[回答] ●1年以内にした……297人(49.5%) ●1年以上、5年未満していない……91人(15.2%) ●5年以上していない……53人(8.8%) ●未経験(童貞)……159人(26.5%)
未経験を含めれば、この1年以内にセックスをしていない男性は50.5%。そのうち童貞が半数を占めるが、童貞ではないものの、「5年以上していない」と答えた“セカンド童貞”も1割近くいた。
もはや、セックスを忘れてしまったのでは?と心配になってしまうほどだが、いったいなぜ、セカンド童貞はこんなに増えたのだろうか。
20代、30代の恋愛事情に詳しい婚活アナリスト、古田ラジオ氏に話を伺った。
「理由のひとつとして『セカンド童貞』という言葉が普及し、その立ち位置がブランド化してしまっていることが考えられます。2000年代初期に生まれた、セカンド童貞という言葉は、2008年に連載が始まったマンガ『モテキ』により広められました。自意識をこじらせていることがひとつのアイデンティティとなり、セカンド童貞でいることに対する焦りを感じづらくなったのでしょう」
自意識をこじらせている、とはどういこうとか?
「そもそもセカンド童貞の方は、過去にセックス経験があるがゆえに『できないのでなく、していないだけ』と考えがち。そういった精神面を考慮すると、セカンド童貞は童貞以上に捨てづらいと言っても過言ではありません」(古田氏)
セカンド童貞の捨てづらさは童貞以上……。思い当たるフシのある人、こじらせる前に“解脱”しよう。
(取材/黄孟志)
■週刊プレイボーイ5号「セカンド童貞を捨てる10の方法」より