28日まで発売されている「新春運だめしくじ」。地域ごとに当せん確率が違うブロック宝くじだって知っていました? 28日まで発売されている「新春運だめしくじ」。地域ごとに当せん確率が違うブロック宝くじだって知っていました?

年末ジャンボ宝くじ、1等前後賞合わせて7億円!……の夢がはかなく散った人がほとんどだろう。冷静に考えると、1等5億円の当せん確率は1000万分の1。むしろ当たるほうが奇跡ともいえる。

でも、一度でいいから当せんの快感を味わいたい。はたして「当たりやすい」宝くじってないものだろうか。無理を承知で、宝くじ評論家の長利正弘さんに聞いた。

「ちょうどスケジュール的に『ブロック宝くじ』に勝負したいものがあります」

ブロック宝くじって何ですか?

「宝くじは大きく分けて2種類あります。年末ジャンボのように全国共通で販売される『全国自治宝くじ』と、東京都、関東・中部・東北、近畿、西日本の4つのブロックに分かれて開催される『ブロック宝くじ』。私が今狙っているのは、『ブロック宝くじ』のひとつで、1月15日から同月28日まで販売される『新春運だめしくじ』です」

あまり聞いたことがありませんが……。

「1等6000万円、前後賞1000万円で最高賞金8000万円とジャンボと比べると地味で、積極的に買う人は限られますが、1等の当せん確率は年末ジャンボの4倍! これだけでも十分魅力的ですし、2等以下は各ブロックごとに微妙に当せん確率が違うので、一番条件のいいブロックで購入すれば、さらに有利です」

ブロックごとに当せん確率が違う?

「ええ、違いについて特に宣伝もしないので、知らない人がほとんどだと思います。例えば2等を狙うなら西日本の当せん確率が一番高いので有利です。同じように、3等10万円を狙うなら東京都と近畿。4等3万円狙いなら西日本。やはり2等と4等の当せん確率が一番高い西日本ブロックで買うのがオススメですよ!」

調べてみると「東京都&近畿(販売数250万枚)」「関東・中部・東北(同750万枚)」「西日本(同300万枚)」の3つのブロックで、1等&1等前後賞以外の当せん確率に大きな差がつけられている。たぶん、期待値はいっしょだと思うが、なんだか戦略性があって楽しそうだ。

でも、やっぱりジャンボ宝くじを当てたい!という人へのオススメは?

「ジャンボに限っていえば、僕は5月から6月に販売されるドリームジャンボをオススメします。1等賞金1億円と低く設定され、売り上げもジャンボの中で最も少ない。しかし、当せん確率はほかのジャンボの7倍ですよ、7倍! ほかのジャンボはパスしてでもチャレンジすべき」

これまで何度も痛い目にあってきた宝くじファンのみなさん、今年はちょっと戦略を考えて買うと楽しいかも?

(取材/本誌宝くじ取材班)