2月7日出荷分からの『0.02EX』シリーズに、薄さ0.01ミリの『オカモトゼロワン』が1個ついてくるキャンペーンが始まる

『003』や『002』などの極薄コンドームで知られるオカモトから、創業80周年を記念した新商品が発表された。それが0.01ミリという薄さの限界に挑んだコンドーム『オカモトゼロワン』だ。

1934年創業の同社は、国内シェアナンバー1、世界第3位のシェアを誇る日本を代表するコンドームメーカー。今回、独自の製造技術によりコンドーム全体の薄さを均一にすることに実現。厚みにムラがないことで破れやすい箇所を作らず、さらに性感の良さも損なわない0.01ミリの商品を完成させた。

さらっと説明したが、実はこの製法にはかなり高い技術力が要求される。オカモト株式会社の岡本良幸社長が語る。

「ムラのない均一な厚さの実現は技術的に非常に困難でした。世間一般ではコンドームの厚さはすべて均一だと思われるかもしれませんが、製造過程で天然ゴムの樹液が先端部分にたまってしまうため、実際は周囲よりも厚くなってしまう。これを解決するためには、開発技術そのものを見直さなければならない。それでも、『オカモトゼロワン』のコンセプトに掲げた『使用感のないコンドーム』を完成させるためには、薄さと均一さを両立させることが欠かせなかったのです」

同社が、薄さと均一さを両立させることにこだわった理由は2つ。ひとつは、使用するうえで、もっとも性感を感じる部分が先端であること。そこまで0.01ミリにしないと、本当の意味での“使用感のなさ”を達成できない。

もうひとつは、そもそも均一にしないと、0.01ミリという厚さでは耐久性が保てないという問題。前述したように、厚みが不均一だと薄い箇所に圧力が集中するため、そこからゴムが破れてしまうのだ。

そのため同社では、天然ゴムからポリウレタンに素材を変更。先端部分まで0.01ミリを確保することで、破れにくいうえに、温もりをより自然に伝えてくれるコンドームを開発できたという。

この日の記者会見では中国への製造工場の進出も発表された。「品質ナンバー1から、世界シェアナンバー1へ」という目標を掲げる同社にとって、この『オカモトゼロワン』を世界展開の起爆剤にしたい構えだ。

本格的な販売は今年秋を予定。それに先立ち、2月7日出荷分からの同社の一部製品(『うすさ均一0.02EX』シリーズ)に『オカモトゼロワン』1個を無料で添付する。

そして、その使用感をキャンペーンサイトのアンケートで回答すると、抽選で1,111名に1万円分のJCBギフトカードがプレゼントされる。

日本のものづくり技術の結晶ともいえる『オカモトゼロワン』、この機会にいち早く体験してみてはいかが?

(取材・撮影/小山田裕哉)