あきらめていたウユニ塩湖の“鏡張り”も見られてラッキーでした! あきらめていたウユニ塩湖の“鏡張り”も見られてラッキーでした!

3日間の過酷な国境越えツアーで、ついにたどりついたボリビアはウユニ湖畔の村。塩のホテルでぐっすり眠った翌朝は、いよいよ“南米で行きたい場所1位”を誇る絶景スポット、ウユニ塩湖へ!

……といいつつ、前夜に現地人からもらったボリビアワインを飲んで踊ったせいか、ちょっぴり寝坊。まだ星空のきれいな中、あわてて車に飛び乗る。

湖畔に着いてしばらく待っていると、太陽の光とともに塩の地面がうっすらと浮かび上がってきた。

「私、ウユニ塩湖にいるんだー!」

目の前に広がる、果てしなく真っ白な“塩の大地”。ザリザリした塩の結晶を足裏に感じながら、ウユニの日の出をじっくりと味わう。

この湖ははるか昔にアンデス山脈が隆起したとき、山の上に残った海水が干上がって残った塩が固まってできたんだそうだ。

雨季と乾季でふたつの顔を持つウユニ塩湖。今回は日本人に人気の雨期の「鏡張り」には間に合わなかったけど、乾季の果てしなく続く、真っ白い塩の大地も言葉にならない美しさ。しかと見届け、そして舐めた! 塩分強い! カラーイ!

 アンデス山脈に広がるウユニ塩湖。標高3600m、面積11000平方km! アンデス山脈に広がるウユニ塩湖。標高3600m、面積11000平方km!

それから、ウユニ塩湖にある32の島のひとつ「インカワシ島」へ。私の身長を優に超える背の高いサボテンに囲まれた島は、またもロールプレイングゲームの世界に入り込んだみたい!

麓ではボリビアーノがサッカーを楽しんでて、これもまた南米って感じ。それにしてもよくこんな息苦しい所で走ったりできるなー。彼らが標高の低い所に来たら超人だろうなー。

 サボテンのトゲトゲは、つまようじになるくらい太い サボテンのトゲトゲは、つまようじになるくらい太い

お昼に差しかかるにつれ、ウユニ塩湖の白がより目立つようになって、みんなトリックアート撮影に夢中になる。この見渡す限り真っ白で平らな場所では、近くと遠くの識別がつかなくなり、遠近法を使った不思議な写真が撮影できるのだ。なんか目新しいものをやってやろうと思ってたけど、結局、私も王道パターン。

 いつもチビの私が巨人に。逆襲だー! エイッエイッ! いつもチビの私が巨人に。逆襲だー! エイッエイッ!

鏡張りがまだ残っているというウワサが!

■まさかの鏡張りが残っていた!

3月末までがシーズンと言われ、あきらめていたウユニ塩湖の鏡張り。ところが、旅人の間で「まだ水が張っている」との噂が浮上した。

私は貴重なそのチャンスに期待し、サンセットとサンライズを見るべく、車をチャーターするメンバーを募集した。

鏡張りは、雨期に湖に張った水が鏡のように空を反射する不思議な景色。実はこれが好きなのは主に日本人と韓国人で、ツアーを募集しているのもその2ヵ国だけ。

ところが、ちょうどウユニの街でストライキが起こり、バス道が閉鎖されたため、各国の旅人が街に閉じ込められることとなった。「やることナッシング」と、暇を持て余した旅人が私の募集に参加し、まさかのインターナショナルチーム完成。カナダ人、フランス人、韓国人、日本人がそろった。

 紙に書いて募集のアナログスタイル。意外とすぐに集まる 紙に書いて募集のアナログスタイル。意外とすぐに集まる

サンライズ班は夜中3時に街を出て、極寒の星空の下、日の出を待つ。

噂どおり、湖には足首くらいの深さの水が張っている。車から降り、そこに長靴で入るとヒンヤリ冷たく、数分で足の感覚はなくなった。

それでも奇跡の美しさを見ようとカメラを構えて待っていると、目の前に太陽の光と人影が湖に反射する不思議な景色が浮かび上がった!

「動くな!!」

少しでも動くと水面に波紋ができて、きれいな反射が撮れない。みんなピタッと止まって撮影会。けど、水の波紋もこれまた神秘的だ。

 世界一の景色を前に、寒さにたえながら写真撮影 世界一の景色を前に、寒さにたえながら写真撮影

あまりの寒さに太陽が昇りきると同時に撤収。午後のサンセットに備える。そして午後3時のポカポカ太陽の下、再びウユニ塩湖へ!

「着いたよー。ここでいいよね?」と、車が止まったのはまばらな水たまりのような場所。「全然ダメ! ちゃんと水のある所に行ってちょーだい!」とドライバー(前回のセパとは違う人)にリクエストし、朝とは違うこれまた美しい鏡張りを堪能。夕陽が落ちるまでウットリと世界一の絶景を楽しんだ。

 オススメはサンセットツアー。あったかいし、日が長いし、良い画が撮れるし オススメはサンセットツアー。あったかいし、日が長いし、良い画が撮れるし

ボリビアの屋台飯を食べまくる

■ボリビアの屋台飯を食べまくる

ボリビアはほかの南米諸国と違い、内陸にある。そのせいか、観光業以外のボリビア人は内向的でシャイな人が多い。そして写真を嫌う傾向があるので、「写真を撮ってもよろしいでしょうか?」と丁重に、さらに屋台などで何か購入してからお願いしても「ノー!」と言われること多数。特に女性。

街中でカメラを構えているところに、自分から見切れてきたくせに、「ノ! サカールフォト!」と怒るおばちゃんもいるから困ったもの。そして眉間にシワを寄せている人も多かったり、なかなか大変だった。

 写真を嫌がるので後ろ姿ばっかりになってしまう 写真を嫌がるので後ろ姿ばっかりになってしまう

また、近年はウユニ塩湖人気で日本人観光客も増え、その中にはマナーを守らない人がいたそうで、日本人出禁の宿もあるとか。

旅中にも何度か「日本人はなんでひとりだと静かなのに、集まると大騒ぎするの?」と言われているのを聞いたことがある。「旅人は一歩ほかの国に出たら日本代表」と思わなきゃね。

そんなウユニもローカルな街は活気にあふれ、マーケットは屋台や生活用品の販売でにぎわう。

 なんせイモの種類が多い。イモが主食なんだろうな なんせイモの種類が多い。イモが主食なんだろうな

「ボリビアでは屋台行っちゃダメだよ」と散々言われてたけど、これも旅の一貫です。火が通って大丈夫そうな所に照準を絞って、ローカルフードにトライ!

まずはリャマ飯(ラマ飯)。グツグツ濃いタレで煮込んであっておいしそうなんだ。

 角煮ご飯的な肉飯 角煮ご飯的な肉飯

そしてフリカッセ。暖房もなく寒くて凍えながらの睡眠から、体を温めてくれるのはコレ。

 スープにお肉とイモのようにモサモサしたコーンと、黒いイモが入ってる スープにお肉とイモのようにモサモサしたコーンと、黒いイモが入ってる

リャマ肉ハンバーガーは、フライドポテトがはさんであるのが定番。安い。あとは、やっぱり地元民が集まってる所はおいしいね! マーケットでは焼魚トルーチャが日本の焼き魚みたいでおいしかった。手で食べたよ!

これだけローカルフードに手を出しても、私の胃腸はバッチリ元気でした。バケツから汲むモコチンチと呼ばれる液体だけは怖くて試せませんでしたが。

飲まなかったおかげで、まだ生きてます。

 モコチンチ。名前も怪しいが、バケツから汲まれる様子は見ただけで腹痛を感じる モコチンチ。名前も怪しいが、バケツから汲まれる様子は見ただけで腹痛を感じる

【This week's Blue】 ウユニ塩湖になびく世界の国旗。ウユニ塩湖が愛されてるのがわかる。ちなみに日本の旗はふたつあったけど、ひとつは倒れていた。

●旅人マリーシャ 平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、Sサイズモデルとしてテレビやwebなどで活動中。バックパックを背負う小さな世界旅行者。【http://ameblo.jp/marysha/】Twitter【marysha98】