みなさん、こんにちは。マリーシャです。コロンビア戦の行なわれるクイアバまでは遠くて行けなかったけど、宿のテレビで応援してました。
日本人旅人として「一緒に応援してくれるブラジル人にも良いところを見せたい!」と日本の得点を願って一生懸命応援したけど、グループリーグ敗退という結果はとても残念でした。
実は偶然というか、ギリシャ戦後の目的地として、ブラジルの北西部に隣接するコロンビアを目指そうと思ってたんです。でも、良いルートが見つからずナタールに足止め状態。
途方に暮れポンタ・ネグラビーチに行ってみると、なんとそこにはお尻がいっぱい! リオデジャネイロのコパカバーナにセクシーなブラジル美人を見つけたと思いきや、こちらにもいました。しかもわんさか。
女どうしでも思わず見とれちゃう、セクシーなお尻。日本人の体型では見られないプリっとあがったお尻。水を弾くようなハリのあるお尻。それらが惜しげもなくブラジリアンビキニからあふれてます。これぞイメージしていたブラジルのビーチ。まさか、ナタールにあったとは 笑。
ビーチ沿いで働くブラジリアンと話すと「レシフェ出身だけど、ナタールに住んでるよ!」と。そりゃ、サメの出るレシフェのビーチより、お尻のまぶしいこっちのビーチのほうが楽しいよね。納得。
ビーチ・リゾートだけあって、安いホステルは見当たらない。バックパッカー旅行者が来るような場所ではないのかな。しかたないから、キレイなホテルに泊まります。一応、W杯ピークは過ぎて3人部屋で1人3000円くらいまで下がっているけど、南米にしては高め。
ホテルには朝食ビュッフェもついてやっと栄養補給ができる。フルーツやパンのほかに、ブラジルのトラディショナルな朝食なのか、どこでも出てくるのが世界最小パスタのクスクスとサルシッチャ。レシフェでホームステイした家庭でも出てきたけど、日本人の旅人たちは口々に「クスクス苦手~」と。
好き嫌いのない私は食べれば食べるほどクスクスが癖になってきて、むしろ好きな食感に。それにしても、やっばり夕食の種類が乏しいブラジル。またしても屋台バーガー。おいしいけどさ……。
ウミガメちゃんと泳ぎたい放題!
ところでみなさん。世界のベストビーチってどこだと思いますか?
私もかなりのビーチ好きで、キレイなビーチを求め旅をしていると言っても過言ではないくらいなんですが、旅の途中にこんな情報を手にしてしまった!
「世界のベストビーチはブラジルにある!」
クゥー!! なんと世界のベストビーチランキング(旅行口コミサイト「TripAdvisor(R)」)で、ナタールから空路で2時間のフェルナンド・デ・ノローニャ島にあるサンショビーチが1番になったそう。これは行かなければ。
しかし! 案の定、高い! すべてが高い。まずナタールからの往復飛行機代、入島料、自然保護地区入場料、宿泊費、島内ツアー代、ごはんもアイスもビールも本土の倍くらい。けど、遠路はるばる地球の裏側まで来てるんだし、「今行かなきゃいつ行くの!」のパターンで、今行くことにしちゃったよ!
その島はなんと、1日450人しか入島できないとのウワサ。さぞかし人気なんだと思ったら、飛行機の搭乗人数は10人にも満たないほぼプライベート状態。本日あと440人も行けますが……? ベストビーチさてはガセネタ?
しかし! ウワサは本当だった! 島ごと世界遺産のここで見たサンショビーチは、確かに世界ナンバーワンの美しさ!
シュノーケルで潜っただけで、まるでダイビングをしてるくらいの満足感。カラフルな魚の大群が次々と現れ、透明度が高い海中で太陽の光を浴びた魚のウロコがキラキラ光る。
そして海のアイドル、ウミガメちゃん発見! 喜びのパニック状態で、必死に追いかけなくちゃと足をバタつかせていると、フワリと浮かぶもう1匹のカメが。なんと2匹セット! これはうれしい。さらに、ふり返ればカメがいる! まさかの3匹目、そして4匹目も登場!
これはもうウミガメちゃんと泳ぎたい放題の、まぎれもない世界のベストビーチでした!
サルバドールで起きたトホホな事件
ブラジルは5都市周ったけど、どこの街が1番良かったかって、私はブラジル最初の首都・サルバドールかな! ここは昔、労働力としてアフリカから奴隷が連れて来られた歴史があって、黒人も多く、独特の文化が形成されている。
到着時は外も薄暗く、治安を案じ緊張感が走ったけど、歴史ある世界遺産の街はキレイだし、便利な大型ショッピングセンターもあれば、W杯スタジアムは歩いていける距離。アクセスが良いのは旅人にとって本当ありがたいのだ! 安宿近くはおみやげ屋もいっぱいあってにぎやかで、ビールが1レアル(45円)から! ビールが安いのは旅人にとって……以下同文。
ちょうど聖ヨハネのお祭りも重なって街中のデコレーションは派手だったな。ブラジル格闘技・カポエイラの発祥地でもあり、それに使うビリンバウという楽器や、カポエイラの絵も売られている。
実は私も日本でカポエイラを習っていたけど、いくら練習しても逆立ちができず挫折。路上で憧れだった本場のカポエイラと出会い喜んだけど、「フォト! ドネーション!」とお金を求めるパフォーマンスだったのはちょっとショック。観光地だからしかたないけど。おみやげ屋も、リオの6倍の値段だったのにはビックリ!
開幕直前のサルバドールでは、いろんな国のサポーターが集まって、ホステルもにぎやかだった。ある夜、誰かが「皆それぞれの国のユニフォームを着ろ! 写真撮ろうぜ!」と言った。
まさかこんなことになるとは……。たまたま荷物を持ち合わせてなかった私。「おまえはコレだ!」と着させられた誰かの少し湿ったオレンジのユニフォーム。
「オランダかな~?」なんて撮影が終わってから、気付く。コートジボワールだ……。本当に申し訳ございません。これはみなさまに怒られるかもしれませんが、決してワザとでも悪ふざけでもなく、これは海外で起きた事件なのです! ああ、せめて対戦国のユニフォームくらい把握しとくべきだった~。トホホ。
怒涛のブラジルW杯月間。荒れる街中は事件も多く、ベストビーチではサメもいたけど(笑)、まだ生きてます。
【This week's Blue】 今週はやっぱりコチラ、ジャパンブルー。サルバドールのスタジアム前で、コロンビア人と「正々堂々戦おう!」と、今度こそ日本ユニフォームを掲げ約束! この時、実は水着姿で撮影中。なんとなんと旅人マリーシャ、30日発売の『週刊プレイボーイ』に登場します! みなさん、絶対チェックしてね☆
●旅人マリーシャ 平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、Sサイズモデルとしてテレビやwebなどで活動中。バックパックを背負う小さな世界旅行者。【http://ameblo.jp/marysha/】Twitter【marysha98】